読む人の心をトリコにする数々の作品を生み出してきた文豪たち。
言葉をたくみに操る彼らは、作品以外にも多くの言葉を残しています。
そこでこの記事では、文豪たちが発言した名言を紹介します。
人々に大きな影響を及ぼすような作品を生み出した方、教科書にも作品が掲載されるような方、マンガのキャラクターとしても描かれている方など、さまざまな文豪が発言した言葉をピックアップしました。
作品とはまた違った、文豪たちがつむぎだす言葉の世界をぜひ堪能してみてくださいね。
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文豪の名言。魅力的な作品をつづる文豪からのメッセージ(1〜10)
人生は何事もなさぬにはあまりに長いが、何事かをなすにはあまりに短い中島敦

何もせずダラダラと過ごす1日と好きなことを目一杯楽しむ1日、同じ24時間なのに体感する時の流れの速さが異なると実感したことがある方は多いのではないでしょうか?
そんなことを言葉にしたのが『山月記』の著者として知られる作家の中島敦さんです。
彼は、何も成し遂げなければ人生は長すぎるし、何かを成し遂げるには短すぎると言い表しました。
やりたいことや達成したい目標を立てて取り組めば、あれもこれもと次々とやらなければいけないことが出てくるはず。
そんな風にあっという間に過ぎてしまうような充実した人生を送りたいですね。
人の光を借りて我が光を増さんと欲する勿れ森鴎外

「虎の威を借る狐」ということわざがありますが、そんな風になってはいけないとあらためて教えてくれるのがこの言葉。
発言の主は『舞姫』の作者として知られる小説家の森鴎外さんです。
「人の光」、つまり他人の権力や能力を借りて、「我が光を増す」、自分をよく見せようとしてはいけないということなんですね。
自分をアピールするためには自分の力だけでアピールしないといけない、当たり前のことですが、忘れてはいけない大切なことですね。
笑われて、笑われて、つよくなる太宰治

人間の弱さや孤独、葛藤を描いた作品で知られる日本文学を代表する作家、太宰治。
『人間失格』や『斜陽』など数多くの著作を残した彼は、失敗や批判を恐れずそれらを受け入れることで成長していくことの大切さを伝えています。
誰かに批判されたり、つらい経験をするたびに自分と向き合って強くなることを教えてくれるでしょう。
彼の作品の登場人物や作家性からもメッセージの深みが伝わります。
挫折や挑戦に直面している人々に、自分を変えるきっかけを与えてくれる名言です。
恋は多く人生の苦痛を包むオブラートなり。国木田独歩

小説家としてだけでなくジャーナリストとしても活躍した国木田独歩は、雑誌『婦人画報』を創刊した経歴でも知られています。
そんな文字で伝えるということに尽力した人物が残した、恋がどれほどやさしいものなのかを表現した言葉です。
恋があれば人生における苦しみも軽減される、恋心こそが困難を乗りこえるための力になるのだということを伝えています。
痛みを包み込むやさしさを伝えつつ、痛みを感じなくなることへのリスクも描いているような印象ですね。
精神的に向上心がないものは馬鹿だ夏目漱石

小説『こころ』の中に登場する先生の友人のKが言ったセリフで、のちに先生がKに向かって言うセリフでもあります。
精神的な向上心とは学び続ける姿勢を持つことであり、そうでない者は馬鹿だと言うほどにKは勤勉な男だったんですね。
しかし、ある女性に恋をしてしまったことに悩み、それを先生に打ち明けたことでKと先生の関係性が変わり、物語が思わぬ方向へ転んでいくのでした。
多くの読者が深く印象に残っているであろう、字面以上にインパクトと深い意味を持った、まさに名言と呼ぶにふさわしい言葉ですね。
人生のどんな隅にも、どんなつまらなそうな境遇にも、やっぱり望みはあるのだ。菊池寛

小説家や劇作家、ジャーナリストとしても活躍した菊池寛さんは、文藝春秋社の創設したほか、芥川賞や直木賞などの文学賞の創設にもかかわった経歴で知られています。
そんな文学の世界に大きな影響を残した人物による、人生のチャンスについての考え方を示したような言葉です。
周りから見たら大したことのない環境や状況であっても、チャンスを勝ち取るための道はあり、それをよく見極めることが成果につながるのだと語りかけています。
自分の境遇に絶望して足を止めるのではなく、その中でできることを考えていくべきなのだと思わせてくれますね。
自分を熱愛し、自分を大切にせよ志賀直哉

「小説の神様」と呼ばれる志賀直哉は『暗夜行路』や『和解』などの代表作で知られており、多くの日本人作家に影響を与えた人物です。
彼の言葉は自分を大切にして愛することが、人生の充実につながることを伝えています。
シンプルかつ美しい写実的な文体が魅力的な作品を残した彼のメッセージが伝わるでしょう。
社会や他者と関わる上で自分をいたわることがいかに重要かを考えさせるこの言葉は、現代においても多くの人に響く普遍的なテーマです。



