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文豪の名言。魅力的な作品をつづる文豪からのメッセージ

読む人の心をトリコにする数々の作品を生み出してきた文豪たち。

言葉をたくみに操る彼らは、作品以外にも多くの言葉を残しています。

そこでこの記事では、文豪たちが発言した名言を紹介します。

人々に大きな影響を及ぼすような作品を生み出した方、教科書にも作品が掲載されるような方、マンガのキャラクターとしても描かれている方など、さまざまな文豪が発言した言葉をピックアップしました。

作品とはまた違った、文豪たちがつむぎだす言葉の世界をぜひ堪能してみてくださいね。

文豪の名言。魅力的な作品をつづる文豪からのメッセージ(11〜20)

闇があるから光がある。そして闇から出てきた人こそ、一番本当に光のありがたさが分かるんだ小林多喜二

『蟹工船』を代表作とする小林多喜二の名言を紹介します。

「闇があるから光がある。

そして闇から出てきた人こそ、1番ほんとうに光のありがたさがわかる」のように言葉は続きます。

今はつらくても、それを知っているからこそ明るい未来を感じることができるのではないでしょうか。

小説を読むとつらいものを感じる方もいるかもしれませんが、作者の小林多喜二はとても明るい方で有名です。

言葉が気になった方は作者にも興味をもって、ぜひ小説も読んでみてくださいね。

自然は公平で冷酷な敵である。社会は不正で人情のある敵である。夏目漱石

自然は公平で冷酷な敵である。社会は不正で人情のある敵である。夏目漱石

夏目漱石さんの言葉「自然は公平で冷酷な敵である。

社会は不正で人情のある敵である。」という名言をご紹介します。

夏目漱石さんは、日本の小説家であり英文学者です。

代表作には『吾輩は猫である』『坊っちゃん』『三四郎』『それから』『こゝろ』『明暗』などがあげられます。

そんな夏目漱石さんが発した「自然は公平で冷酷な敵である。

社会は不正で人情のある敵である。」という言葉は『思い出す事など』の作中で登場する一文なのだそう。

自然を甘く見ずに天災に備えようと思える名言ですよね。

誰だって、本当に良い事をしたら、いちばん幸せなんだねぇ宮沢賢治

誰だって、本当に良い事をしたら、いちばん幸せなんだねぇ宮沢賢治

岩手県出身の詩人であり童話作家である宮沢賢治は『銀河鉄道の夜』や『雨ニモマケズ』などの作品で知られています。

他者のために善いおこないをすることが、結果的に自分を幸福にするという言葉を残しました。

人間の優しさや自己犠牲の美しさを描き、読者に心の豊かさや人間関係を見つめ直すきっかけを与える彼の作品からも魅力が伝わるでしょう。

善意がもたらす幸福というテーマは、どの時代においても共感を呼び、日常生活に活用できる言葉です。

天災は忘れた頃にやってくる寺田寅彦

天災は忘れた頃にやってくる寺田寅彦

寺田寅彦さんが発した大切な言葉「天災は忘れた頃にやってくる」という名言をご紹介します。

寺田寅彦さんは、日本の物理学者であり随筆家、俳人です。

研究者として火災や地震などの災害に関心を持っていたそうですが、1923年の関東大震災発生後は、これまで以上により深い関心を示すようになったといわれています。

毎日が平和に何事もなく過ぎていくのは当たり前ではないということを、改めて感じさせてくれる名言ですよね。

心に刻んでおきたい言葉のひとつです。

どんな人間でも、大概一生に一度はその人間に相応した華々しい時期と云うものがある。谷崎潤一郎

どんな人間でも、大概一生に一度はその人間に相応した華々しい時期と云うものがある。谷崎潤一郎

何をやってもうまくいかないと悩む方に、希望を持たせてくれるのがこの言葉。

こちらは『痴人の愛』や『細雪』など、独特な作風で人気を集めた小説家、谷崎潤一郎さんの言葉です。

どんな人にも、人生に一度は輝ける瞬間がやってくるとしたこの言葉には、生きる力をもらえますね。

いつかくるその輝かしいときのために今頑張っているんだと思えれば、少しは日々の励みになるのではないでしょうか。

どんな自分が待っているのか想像すれば、より楽しい気持ちが湧いてくるはず!

信ずる理由があるから信じているのではなくて、信じたいから信じているのだ。二葉亭四迷

信ずる理由があるから信じているのではなくて、信じたいから信じているのだ。二葉亭四迷

小説家としてだけでなく翻訳家としても活躍した二葉亭四迷は、『浮雲』などの代表作のほか、翻訳や評論を書いたことでも知られていますよね。

そんな外国の文学にも精通した偉大な文豪による、信じるという心がどのようなものなのかを語った名言です。

信じるという気持ちは理由を立てておこなうものではなく、信じたいという感情からくるものだと力強く伝えています。

まずは自分の気持ちにしたがって信じることが重要、理由から考えてしまうと信じるのも難しくなってしまうと思わせてくれますね。

文豪の名言。魅力的な作品をつづる文豪からのメッセージ(21〜30)

人の幸福の第一は家内の平和だ。家内の平和は何か。夫婦が互いに深く愛するというほかはない。尾崎紅葉

人の幸福の第一は家内の平和だ。家内の平和は何か。夫婦が互いに深く愛するというほかはない。尾崎紅葉

尾崎紅葉は小説家として『二人比丘尼色懺悔』や『伽羅枕』などの作品を残したほか、俳人としても活躍しました。

そんな明治の偉大な文豪が残した、人の幸福の中でもいちばん重要なものは何かという考え方を示した言葉です。

とにかく家内が平和なことが何よりも大切、夫婦のあいだに深い愛情があれば、人生を幸福に歩んでいけるのだと語っています。

このような言葉が出てくるところからも、家内が平和で幸せだとポジティブな気持ちになれるということも伝わってきますよね。