文豪の名言。魅力的な作品をつづる文豪からのメッセージ
読む人の心をトリコにする数々の作品を生み出してきた文豪たち。
言葉をたくみに操る彼らは、作品以外にも多くの言葉を残しています。
そこでこの記事では、文豪たちが発言した名言を紹介します。
人々に大きな影響を及ぼすような作品を生み出した方、教科書にも作品が掲載されるような方、マンガのキャラクターとしても描かれている方など、さまざまな文豪が発言した言葉をピックアップしました。
作品とはまた違った、文豪たちがつむぎだす言葉の世界をぜひ堪能してみてくださいね。
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文豪の名言。魅力的な作品をつづる文豪からのメッセージ(1〜20)
この世にあるもので一つとして過ぎ去らないものは無い。せめてその中で誠を残したい。島崎藤村

島崎藤村は明治から昭和にかけて活躍した文豪で、『若菜集』や『春』などが代表的な作品として知られています。
そんな詩人であり小説家であった島崎藤村が残した、世の中の移り変わりやそこでの理想の生き方を描いたような言葉です。
人生とは今の積み重ねであっというまに過ぎていくもの、その流れていく時間の中で、自分の信じる道を進んでいきたいと語っています。
本当に今を全力で生きられているのか、もう少し頑張れるのではないかと、今後を考えるきっかけにもなりそうな言葉ですね。
闇があるから光がある。そして闇から出てきた人こそ、一番本当に光のありがたさが分かるんだ小林多喜二

『蟹工船』を代表作とする小林多喜二の名言を紹介します。
「闇があるから光がある。
そして闇から出てきた人こそ、1番ほんとうに光のありがたさがわかる」のように言葉は続きます。
今はつらくても、それを知っているからこそ明るい未来を感じることができるのではないでしょうか。
小説を読むとつらいものを感じる方もいるかもしれませんが、作者の小林多喜二はとても明るい方で有名です。
言葉が気になった方は作者にも興味をもって、ぜひ小説も読んでみてくださいね。
創造は過去と現在とを材料としながら新しい未来を発明する能力です与謝野晶子

日本文学のおける女性の先駆者であり、『みだれ髪』で人気を集めた与謝野晶子。
彼女は詩歌や評論を通じて自由と創造の重要性を説いた人物です。
この言葉は過去と現在の知識や経験を土台にしながら、新しい未来を切り開く創造力の価値を意味しています。
伝統的な枠組みを打ちやぶり、情熱的で自由な表現を追求する姿勢が伝わるでしょう。
このメッセージは創造性が他者との比較ではなく、自分の可能性を広げる行為であることを伝えています。
現代においても学業や仕事、考え方に活かせるヒントが詰まった名言です。
誰だって、本当に良い事をしたら、いちばん幸せなんだねぇ宮沢賢治

岩手県出身の詩人であり童話作家である宮沢賢治は『銀河鉄道の夜』や『雨ニモマケズ』などの作品で知られています。
他者のために善いおこないをすることが、結果的に自分を幸福にするという言葉を残しました。
人間の優しさや自己犠牲の美しさを描き、読者に心の豊かさや人間関係を見つめ直すきっかけを与える彼の作品からも魅力が伝わるでしょう。
善意がもたらす幸福というテーマは、どの時代においても共感を呼び、日常生活に活用できる言葉です。
人生と言うものは、思わぬ時に道がひらけたり、閉じたりするものだ武者小路実篤

志賀直哉らとともに『白樺』を創刊し、小説だけでなく伝記や美術論を書き記した武者小路実篤。
人間愛をテーマにした多くの作品を残した彼は、日常の中にひそむ幸せを見つめ続けた作家です。
この言葉は人生が予測不能であることを受け入れ、変化に柔軟に対応する重要性を教えています。
困難の中にも希望を見出し、日常を前向きに生きる姿勢が感じられるでしょう。
人生の不確実性を楽しむことで、未来への道が開けるというメッセージは、現代の読者にも深い共感と勇気を与えるものです。
信ずる理由があるから信じているのではなくて、信じたいから信じているのだ。二葉亭四迷

小説家としてだけでなく翻訳家としても活躍した二葉亭四迷は、『浮雲』などの代表作のほか、翻訳や評論を書いたことでも知られていますよね。
そんな外国の文学にも精通した偉大な文豪による、信じるという心がどのようなものなのかを語った名言です。
信じるという気持ちは理由を立てておこなうものではなく、信じたいという感情からくるものだと力強く伝えています。
まずは自分の気持ちにしたがって信じることが重要、理由から考えてしまうと信じるのも難しくなってしまうと思わせてくれますね。