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文豪の名言。魅力的な作品をつづる文豪からのメッセージ

読む人の心をトリコにする数々の作品を生み出してきた文豪たち。

言葉をたくみに操る彼らは、作品以外にも多くの言葉を残しています。

そこでこの記事では、文豪たちが発言した名言を紹介します。

人々に大きな影響を及ぼすような作品を生み出した方、教科書にも作品が掲載されるような方、マンガのキャラクターとしても描かれている方など、さまざまな文豪が発言した言葉をピックアップしました。

作品とはまた違った、文豪たちがつむぎだす言葉の世界をぜひ堪能してみてくださいね。

文豪の名言。魅力的な作品をつづる文豪からのメッセージ(1〜10)

精神的に向上心がないものは馬鹿だ夏目漱石

精神的に向上心がないものは馬鹿だ・・・夏目漱石の名言
精神的に向上心がないものは馬鹿だ夏目漱石

小説『こころ』の中に登場する先生の友人のKが言ったセリフで、のちに先生がKに向かって言うセリフでもあります。

精神的な向上心とは学び続ける姿勢を持つことであり、そうでない者は馬鹿だと言うほどにKは勤勉な男だったんですね。

しかし、ある女性に恋をしてしまったことに悩み、それを先生に打ち明けたことでKと先生の関係性が変わり、物語が思わぬ方向へ転んでいくのでした。

多くの読者が深く印象に残っているであろう、字面以上にインパクトと深い意味を持った、まさに名言と呼ぶにふさわしい言葉ですね。

人生はつくるものだ。 必然の姿などというものはない坂口安吾

『堕落論』や『桜の森の満開の下』などの評論や小説で知られる坂口安吾。

戦後の日本における近代文学に名を残した彼は、するどい批評精神と自由な思想で多くの作品を世に送り出しました。

この言葉は、人生を受動的に生きるのではなく自分の手で創り上げる意志の力を伝えています。

伝統や固定観念を打破し、自由な選択が人間の本質を形作るというテーマを繰り返し描く彼の作家性がうかがえるでしょうこれまでのやり方にとらわれず自らの価値観を大切にすることの重要性を伝える名言です。

この世にあるもので一つとして過ぎ去らないものは無い。せめてその中で誠を残したい。島崎藤村

島崎藤村は明治から昭和にかけて活躍した文豪で、『若菜集』や『春』などが代表的な作品として知られています。

そんな詩人であり小説家であった島崎藤村が残した、世の中の移り変わりやそこでの理想の生き方を描いたような言葉です。

人生とは今の積み重ねであっというまに過ぎていくもの、その流れていく時間の中で、自分の信じる道を進んでいきたいと語っています。

本当に今を全力で生きられているのか、もう少し頑張れるのではないかと、今後を考えるきっかけにもなりそうな言葉ですね。

文豪の名言。魅力的な作品をつづる文豪からのメッセージ(11〜20)

人生は一箱のマッチに似ている。重大に扱うのはばかばかしい。しかし重大に扱わなければ危険である芥川龍之介

社会の本質や人間の心理をするどく描き出した芥川龍之介は、『羅生門』などの短編小説で日本文学に名を残した人物です。

人生において深く考えたり、とらえすぎる必要はないことを教えながら、ときには慎重に挑むことの大切さを伝えています。

彼の作品には、人生の小さなできごとがいかに重大な影響を持ち得るかを描いたものが多く、その洞察は読者に自分の行動や選択を見つめ直す視点を与えているのでしょう。

現代でもその教訓は変わらず人びとの心に響くメッセージです。

自分を熱愛し、自分を大切にせよ志賀直哉

【名言×音楽】自分を大切に(作家 志賀直哉)#名言 #偉人 #志賀直哉 #作家 #自分 #熱愛 #大切
自分を熱愛し、自分を大切にせよ志賀直哉

「小説の神様」と呼ばれる志賀直哉は『暗夜行路』や『和解』などの代表作で知られており、多くの日本人作家に影響を与えた人物です。

彼の言葉は自分を大切にして愛することが、人生の充実につながることを伝えています。

シンプルかつ美しい写実的な文体が魅力的な作品を残した彼のメッセージが伝わるでしょう。

社会や他者と関わる上で自分をいたわることがいかに重要かを考えさせるこの言葉は、現代においても多くの人に響く普遍的なテーマです。

創造は過去と現在とを材料としながら新しい未来を発明する能力です与謝野晶子

与謝野晶子の言葉に学ぶ!未来を創る力とは #創造力 #与謝野晶子 #未来を切り拓く #雑学 #心理テクニック #名言
創造は過去と現在とを材料としながら新しい未来を発明する能力です与謝野晶子

日本文学のおける女性の先駆者であり、『みだれ髪』で人気を集めた与謝野晶子。

彼女は詩歌や評論を通じて自由と創造の重要性を説いた人物です。

この言葉は過去と現在の知識や経験を土台にしながら、新しい未来を切り開く創造力の価値を意味しています。

伝統的な枠組みを打ちやぶり、情熱的で自由な表現を追求する姿勢が伝わるでしょう。

このメッセージは創造性が他者との比較ではなく、自分の可能性を広げる行為であることを伝えています。

現代においても学業や仕事、考え方に活かせるヒントが詰まった名言です。

愛するということにかけては、女性こそ専門家で、男性は永遠の素人である三島由紀夫

人間の美と情熱を独自の視点で描いた作家の三島由紀夫。

『金閣寺』や『仮面の告白』などの代表作で知られる彼の残した言葉が意味しているのは、愛における男女の役割や視点の違いです。

愛や情熱のなかで葛藤し、もがく人間模様が多く登場する彼の作品や当時上人物の言葉からも言葉の意味が伝わるでしょう。

男性の不器用さや女性の愛情深さを対比することで、人間関係の本質を描き出しています。

男女の愛情表現のアプローチや恋愛の複雑さを伝える名言です。