【トラウマ級】日本昔ばなしの怖い話。背筋が凍るエピソード集
さまざまな物語を放送してきた『まんが日本昔ばなし』は、ほのぼのとしたエピソードを思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、ふとした瞬間によみがえるのは、思わず震えてしまうようなぞっとするエピソードだったりしませんか?
実はこのアニメには、大人の方が見ても背筋が凍るような怖い話が数多く存在します。
薄暗い雰囲気や不気味な間の取り方、救いのない結末……。
そのどれもが視聴者の記憶に深く刻まれています。
この記事では『まんが日本昔ばなし』から怖い話を厳選して紹介します。
懐かしさと恐怖が入り混じる独特の世界観を、ぜひ味わってみてくださいね!
【トラウマ級】日本昔ばなしの怖い話。背筋が凍るエピソード集(1〜10)
吉作落とし

昔、岩茸を採って暮らす吉作という若者がいました。
ある日、傾山の岸壁で岩茸を採り、途中の小さな岩棚で休んでいると、手を放した綱が上に上がってしまい、崖の途中に1人だけ取り残されます。
吉作は助けを呼び続けましたが、飢えと寒さで意識もおぼろげになり、やがて錯覚によって崖から身を投げます。
美しい紅葉の谷に消えた吉作の話を聞いた村人たちは、その岩場を「吉作落とし」と呼び、山に登る者への戒めとしたそう。
山の危険さや油断の恐ろしさを伝える昔話です。
自然の中で生きる勇気と注意の大切さを教えてくれていますよ。
猫岳の猫

阿蘇山の麓で旅をしていた男が、深い草むらで迷い、一晩の宿を求めて立派な屋敷に入りました。
屋敷には不気味な女たちがいて、長い廊下を歩いていると、昔三毛猫だった女が「ここで食事や風呂に入ると猫になる」と忠告します。
旅人は慌てて逃げ出しましたが、女たちは道具を持って追いかけ、岩場から湯をかけてきました。
旅人は何とか逃げ帰りましたが、耳の下には猫の毛が生えてしまったと言われています。
人間と動物の境界や不思議な力への注意が描かれたお話ですね。
旅人の体験は、好奇心と警戒心の大切さを教えてくれます。
飯降山

お寺のおしょうさんや尼さんが食べられる食事といえば植物性の物ばかりで、肉食に慣れている現代人にとっては少し物足りなく感じるかもしれません。
このお話に登場する3人の尼さんは山に修行をしに行っているため、お寺の食事以上に食に飢えていました。
そんなときに空から降ってきたおにぎりが、3人の運命を変えてしまいます。
1人1個ずつ降ってくるおにぎりを独り占めしたい!
そんな欲望が、尼さんに尼さんらしからぬ行動を起こさせてしまうのです。
ですが、欲望に狂うと最後は悲惨なことに……。
欲に目がくらむとどうなるかを教えてくれる作品です。
【トラウマ級】日本昔ばなしの怖い話。背筋が凍るエピソード集(11〜20)
百物語
昔、百物語をおもしろがっていた庄屋の息子、刀屋の息子、坊主の3人のお話。
深夜、3人は村人を集めて怪談会を開き、99本目までは自作のお化けで楽しんでいました。
しかし、100本目のろうそくが消えると、口が裂けて高笑いする本物の幽霊が現れ、3人は大混乱。
小坊主は気がふれ、刀屋の息子は病気になり、庄屋の息子だけが何とか逃げられました。
その後、庄屋の息子は神社に通い真面目にしていましたが、ある日出会った少女の顔が幽霊の顔に変わり、驚きのあまりに気がふれ、一生をそうして過ごしたとか……。
好奇心や油断が思わぬ恐怖につながることを教えてくれるお話ですね。
牛鬼淵

頭が牛で体が鬼の生き物って、想像するだけで恐ろしいですよね。
この物語は、そんな恐ろしい生き物の存在を暗示するもの。
木こりの2人のもとに、ある日怪しい男が現れます。
しかし、1人の木こりが鬼刃があることを伝えると去っていきました。
その後、木こりの作業中に鬼刃が折れてしまい、男に鬼刃があると伝えた木こりは修理のために1人で山を下ります。
すると、残った木こりのもとにまた怪しい男が現れ、鬼刃がないことを知ると……。
もしかすると、鬼刃の修理に山を下りた木こりは、恐ろしい生き物のことを知っていたのかもしれませんね。
猫と南瓜
不気味さがじわじわと広がるお話です。
子供に恵まれなかった夫婦が、迷い込んできた子猫を我が子のように大切に育てていました。
猫はすくすくと大きくなり、夫婦にとってかけがえのない存在に。
そんなある日、旅の六部が家に泊まり、猫を見るなり不吉なことを言い出します。
なんと猫は、女房がいなくなればもっと魚が食べられると考えているというのです。
最初は信じなかった夫婦も、その言葉の不思議さに不安を覚えます。
やがて六部は突然猫に襲いかかり、激しく打ち据えて追い払ってしまいます。
大切なはずの存在に潜む恐ろしさと、人の知らないところで何かが変わっているかもしれないという不安が、静かに心に残るお話です。
さかな売りときつね

人をよくたぶらかす一匹の狐が住んでいたお話です。
近くで魚を売る二人の若者のうち、気の強い方は、干し魚を狐にだまし取られることにいつも腹を立てていました。
ある日、その若者が草むらで昼寝する狐を見つけ、思い切って尻尾を踏んでしまいます。
すると空が急に曇り、大雨が降り出しました。
雨宿りに立ち寄った家では、死んだはずの女房の幽霊が現れ、若者は棒で必死に立ち向かいます。
しかし、村の百姓たちが水をかけると正気に戻り、すべては狐が仕返しのために見せた幻覚だと分かります。
狐にかまれた腕の痛みだけは本物でした。
昔の人々の間では、こうした不思議な出来事がよく語られていたそうですよ。


