さまざまな物語を放送してきた『まんが日本昔ばなし』は、ほのぼのとしたエピソードを思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、ふとした瞬間によみがえるのは、思わず震えてしまうようなぞっとするエピソードだったりしませんか?
実はこのアニメには、大人の方が見ても背筋が凍るような怖い話が数多く存在します。
薄暗い雰囲気や不気味な間の取り方、救いのない結末……。
そのどれもが視聴者の記憶に深く刻まれています。
この記事では『まんが日本昔ばなし』から怖い話を厳選して紹介します。
懐かしさと恐怖が入り混じる独特の世界観を、ぜひ味わってみてくださいね!
【トラウマ級】日本昔ばなしの怖い話。背筋が凍るエピソード集(1〜10)
三本枝のかみそり狐

怖いお話や逸話って信じますか?
このお話の主人公は、そのような話を全く信じていませんでした。
ある日、竹やぶの中でこの主人公は赤ん坊をおんぶした娘が、おばあさんが住む家に入っていくのを見ました。
娘たちの様子を怪しんだ主人公は、娘たちは偽物だと決めつけなんと赤ん坊を手にかけてしまいます。
ですが彼女たちは偽物ではなく、おばあさんは激怒。
主人公は寺に逃げ込みますが、その夜大変なことが起こってしまいます。
信じがたい話とはいえ、周りの話に一切耳を傾けず、強がり生きていくことのデメリットを考えさせられます。
亡者道

山の奥にある「亡者が通る道」で起こるお話です。
昔、平十郎という男が、やってはいけないと言われていたその道で鳥を捕まえるために網を仕掛けてしまいます。
すると鳥に目を傷つけられ、不安なまま山小屋で夜を過ごすことに……。
その夜、火の玉のようなものが現れ、それを追っていくと、自分の網にかかった無数の亡者が苦しみながら現れます。
やがて骸骨となって追いかけてきて、必死に逃げた平十郎は沼に落ち、なんとか助かるものの心に深い恐怖を残してしまいました。
してはいけないことを軽く考えた怖さが伝わるお話です。
とうせん坊

とうせん坊という大きな男の子は、両親を失い寺でいじめられながら育ちました。
観音堂で祈り、特別な力をもらいましたが、力をうまく使えず人を傷つけてしまい村を追われます。
村人に仕返しされ怒ったとうせん坊は村を荒らしました。
その後、越前の東尋坊に移り、親切な人たちに出会い安心しますが、捕まえられて崖から落とされてしまいます。
それ以来、東尋坊の強い風は「とうせん坊」と呼ばれ、今も吹き続けていると伝えられています。
佐吉舟
親友同士が同じ女性を好きになってしまった!
そんな少女マンガにもよくありそうな事件から、物語は始まります。
女性の父親が「稼ぎのいい方に娘を渡す」と言ったことから、2人の仲はどんどん悪化。
ある日、2人で別の舟に乗って魚釣りに出かけたときに事件は起こります。
一方の舟が魚でいっぱいになり、沈みそうに。
それを一方は助けずに、むしろ痛めつけてしまいます。
そして、また別の日に残った1人が舟釣りをしていると……。
恋は人を変えてしまうと言いますが、ライバルが仲のいい親友であってもこれほど恐ろしいことをしてしまうとは、人とは恐ろしいですね。
十六人谷

柳の精が、切り倒した木こりたちに報復するお話です。
木こりの1人である弥助は、見知らぬ女性に谷の柳を切らないでほしいと頼まれます。
しかし、仲間の15人の木こりたちは弥助が止めるのも聞かず、柳を切り倒してしまいます。
その日の夜、眠っている男たちの前に女性が現れ、1人ずつその舌をすすって命を奪いました。
弥助は命からがら逃げ延びますが、おじいさんになった際、出会った若い女性にその話をきかせたところ、後日舌を抜かれて死んでしまうのです。
昔話の中でも全員が惨殺されるという救いがない話として、特に恐れられていますよ。
亡者の通る道

飛騨の山奥で、ある男が山道で倒れているのを百姓の金衛門が見つけました。
その男は多くの罪を犯した逃亡者でしたが、金衛門が水を飲ませると礼を言って息を引き取りました。
金衛門は丁寧に葬ります。
その翌年、金衛門の家では夜ごとに人魂や怪しい物音が現れ、水や米が勝手に動くなどの不思議な現象が起こりました。
ある夜、亡者の幽霊が現れ「ここは亡者の通る道だ。
早く移れ」と告げます。
金衛門は家を移し、橋のたもとに経塚を立て、亡者たちを丁寧に弔いました。
金衛門の行動は、亡者への思いやりと人々の暮らしを守る知恵を教えてくれますよ。
吉作落とし

昔、岩茸を採って暮らす吉作という若者がいました。
ある日、傾山の岸壁で岩茸を採り、途中の小さな岩棚で休んでいると、手を放した綱が上に上がってしまい、崖の途中に1人だけ取り残されます。
吉作は助けを呼び続けましたが、飢えと寒さで意識もおぼろげになり、やがて錯覚によって崖から身を投げます。
美しい紅葉の谷に消えた吉作の話を聞いた村人たちは、その岩場を「吉作落とし」と呼び、山に登る者への戒めとしたそう。
山の危険さや油断の恐ろしさを伝える昔話です。
自然の中で生きる勇気と注意の大切さを教えてくれていますよ。







