コクリコ坂からの歌。主題歌・挿入歌
宮崎駿の息子、宮崎吾朗監督によって作られたのが2011年公開の「コクリコ坂から」。
昭和の日本を舞台にした、ロマン、レトロが感じられる青春ストーリーです。
時代背景には考えさせられるものがありますが、しかし肩肘の張ってない雰囲気で、その頃の日本を目で耳で味わえます。
今回この記事では「コクリコ坂から」の主題歌、挿入歌をまとめてみました。
ぜひとも、曲だけじゃなく、映画自体も観てみてください。
その方がこの記事、音楽をより楽しめますよ。
コクリコ坂からの歌。主題歌・挿入歌(1〜20)
ようこそカルチェラタンへ武部聡志
男子文化部施設「カルチェラタン」へ立ち入ったときに、歓迎してくれるようなサウンドトラックがこちら。
ミドルテンポながら弾むようなシャッフルリズムは、とてもジャジーでおしゃれさ抜群。
サックスやトランペットといった楽器が出てくるので、スカバンドのようです!
カルチェラタンの趣にぴったりのおしゃれソングは必聴!
夜明け~朝ごはんの歌 (映画バージョン)武部聡志

主人公の海は毎朝、通学路から見える場所に旗をかかげています。
そのときのサウンドトラックがこちら。
アコーディオンの陽気なメロディと音色が耳に残る1曲。
メロディがとてもキャッチーなので、1度聞いたら耳に残ります。
曲が始まる前に日常生活の音が入っていたり、不思議なパーカッションの音がしたりと、遊び心たっぷり。
ぜひこの曲を通学路のお供にしてみてくださいね。
紺色のうねりが (合唱) (映画バージョン)武部聡志

本作の挿入歌の一つ、手嶌も参加している合唱曲「紺色のうねりが」。
こちらは宮沢賢治の詩「生徒諸君に寄せる」に触発を受けて1番の歌詞を宮崎駿、2番の歌詞を宮崎吾朗が作詞したものです。
楽曲を聴いて、どこか校歌を思い出させるメロディーだと感じませんでしたか?
劇中でも、徳丸氏がカルチェの魅力に触れている中、生徒達が学校の校歌のように歌っていたのが印象的でした。
カルチェラタン武部聡志

映画の中でとても重要な建物なのが男子文化部施設「カルチェラタン」。
すでに老朽化が進んでおり、取り壊しをするかしないかの論争が巻き起こります。
そんな歴史のつまった建物のテーマソングがこちら。
古い建物ということもあり、とてもノスタルジックな雰囲気がただよっています。
テンポが途中で変わる不思議な1曲。
ぜひ映画の中でのカルチェランタンの風貌ともあわせて聴いてみては?
赤い水底手嶌 葵
「コクリコ坂から歌集」に収録されている楽曲の一つ、手嶌葵の「赤い水底」です。
この曲は、乗った船が遭難し行方不明となった、船乗りである海の父親のことを歌った曲ですね。
大切な人がもう帰らない悲しみ、その事実を引き起こした戦争に対する怒りなど、さまざまな複雑な思いが絡み合っているように感じます。
父親との最後の記憶を描写した歌詞には、涙が止まりませんね……。