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コクリコ坂からの歌。主題歌・挿入歌

宮崎駿の息子、宮崎吾朗監督によって作られたのが2011年公開の「コクリコ坂から」。

昭和の日本を舞台にした、ロマン、レトロが感じられる青春ストーリーです。

時代背景には考えさせられるものがありますが、しかし肩肘の張ってない雰囲気で、その頃の日本を目で耳で味わえます。

今回この記事では「コクリコ坂から」の主題歌、挿入歌をまとめてみました。

ぜひとも、曲だけじゃなく、映画自体も観てみてください。

その方がこの記事、音楽をより楽しめますよ。

コクリコ坂からの歌。主題歌・挿入歌(21〜30)

手嶌 葵

「コクリコ坂から歌集」に収録されている楽曲「旗」です。

旗といえば、朝鮮戦争で機雷に触れて亡くなった船乗りの父を偲んで、毎朝海が庭に上げていましたよね。

物語を見た上でこの曲の歌詞を読んでみると、実際に旗をあげる少女の詩を書いた風間の気持ちを描いた歌のように感じます。

お父さんがやさしく見守っているようにも思えますが、それは深読みしすぎでしょうか……。

とても心に深くしみる、やさしい曲です。

春の風手嶌 葵

「コクリコ坂から歌集」より、手嶌葵の「春の風」です。

作品の中で海と俊が恋心を芽生えさせたころ、二人が兄妹ではないかというエピソードがありました。

俊は海と友達でいようとし、海もそれに従う形となりましたね。

結局俊の出生を知ることで誤解と気づいた海ですが、この曲はその際の彼女の決意を歌った曲なのかもしれません。

とても静かで、物悲しいメロディーが印象的なバラードソングですが、歌詞からはとても強い決意を感じます。

赤い水底手嶌 葵

「コクリコ坂から歌集」に収録されている楽曲の一つ、手嶌葵の「赤い水底」です。

この曲は、乗った船が遭難し行方不明となった、船乗りである海の父親のことを歌った曲ですね。

大切な人がもう帰らない悲しみ、その事実を引き起こした戦争に対する怒りなど、さまざまな複雑な思いが絡み合っているように感じます。

父親との最後の記憶を描写した歌詞には、涙が止まりませんね……。

手嶌 葵

「コクリコ坂から歌集」に収録されている楽曲の一つ、手嶌葵の「雨」です。

歌詞もメロディーも、とても深い悲しみを感じさせる曲ですね……。

劇中で、実の兄妹だと知って呆然としている海と風間の姿が思い出されます。

「雨」は、どうにもならない事実に打ちのめされた海の叫びのような、願いのような1曲ではないでしょうか。

聴いているとかなり切ないです。

赤い河の谷間 (合唱)武部聡志

劇中で北斗さんを送り出すためにみんなが歌っている曲がこちら、「赤い河の谷間」です。

この曲はもともとはアメリカ民謡ですが、日本の唱歌の一つとして愛されています。

この曲を、宮崎駿は高校の頃合唱で歌ったことがあるそうですよ。

唱歌には小林幹治、阪田寛夫などの詩がありますが、劇中で使われた「赤い河の谷間」の訳詞は吾朗監督が新たにあてています。

旅立つ人への思いがこめられた1曲です。

お天気むすめ武部聡志

お天気むすめ(ピアノ) ~ 映画「コクリコ坂から」より ~
お天気むすめ武部聡志

映画の中で、とても重要なキーなのが「信号旗」。

主人公の海は、行方不明になった父に向けて毎朝この信号旗をかかげます。

そのときの切なさがぎゅっとつまった1曲。

比較的高めのキーで鳴るピアノの旋律がとっても奇麗。

スローテンポなので、より切なさも繊細さも倍増。

父を思いながら、信号旗をかかげ続ける海の気持ちがこめられた1曲です。

回想武部聡志

【Piano】回想 / 武部聡志(『コクリコ坂から』サウンドトラックより)
回想武部聡志

ゆったりとしていて癒してくれるような曲が聴きたい、という人にオススメなのがこちら。

流れるような落ち着いたメロディは、聴けば聴くほど穏やかな気持ちになります。

スローテンポのバラードなのですが、メロディはわりと音がつまっているところがあるので退屈せずに最後まで聴くことができます。

単調なバラードではないところもイチオシポイント!