1934年に生まれ87年に52歳で亡くなった石原裕次郎さんは1956年に映画「太陽の季節」でデビューにいっきにスターダムにのしあがり、戦後を代表するというよりも戦後の豊かさを象徴する大スターとなりました。
レコードを出せば、ミリオンセラーの連続。
昭和の芸能界を彩った“別格”の存在のひとりでした。
石原裕次郎の人気曲ランキング【2025】(1〜5)
恋の町札幌石原裕次郎1位

札幌の象徴的な時計台から始まる恋物語を描いた珠玉のラブソングは、石原裕次郎さんの代表曲として多くの方々に愛されています。
1972年5月のシングルは、女性視点で描かれた新境地の作品として注目を集め、累計65万枚のセールスを記録。
その年に開催された札幌オリンピックとも相まって、本作は札幌の魅力を全国に伝える役割も果たしました。
優しい空の下で恋を知った女性の心情を、裕次郎さんの深い歌声で優しく包み込むように歌い上げ、季節の移ろいとともに恋の思い出が深まっていく情景が印象的です。
後に川中美幸さんとのデュエットバージョンも制作され、本作は札幌の風景と恋の記憶を美しく結びつけた名曲として、思い出とともに心に残る一曲です。
ブランデーグラス石原裕次郎2位

山口洋子さんの恋心あふれる詞に、小谷充さんの美しい旋律が彩りを添えた恋愛の名曲。
繊細な女心と恋の行方を描いた歌詞は、石原裕次郎さんの力強く味わい深い歌声によって、よりいっそうの深みを増しています。
1977年にリリースされたこの曲は、石原さんの歌手人生において欠かせない1曲と言えるでしょう。
恋に酔いしれながらも、別れを予感する切なさ。
そんな複雑な心情を味わいたい大人の方にぜひ聴いていただきたい作品です。
北の旅人石原裕次郎3位
北国を舞台にした失われた愛を描いた哀愁漂う楽曲を、石原裕次郎さんの独特な低音ボイスで歌い上げています。
釧路、函館、小樽といった北海道の街を巡りながら、愛する人を探し求める男性の切ない心情が表現されていますね。
ドラマ『西部警察』の挿入歌としても使用され、1987年8月に公開された作品です。
石原裕次郎さんにとって最初で最後のオリコン1位獲得シングルとなり、オリコン週間シングルチャートでも1位を記録しています。
昔の出来事を思い出しながら、しっとりと歌い上げてみてください。
夜霧よ今夜も有難う石原裕次郎4位

甘く切ない歌声と、情緒豊かな歌詞が心に染み入る石原裕次郎さんの名曲。
昭和の大人の恋愛を象徴するかのような、しっとりとした雰囲気が魅力的です。
1967年2月にテイチクレコードからリリースされたこの楽曲は、同名の映画の主題歌としても使用され、大ヒットを記録しました。
映画では石原さん演じる主人公の切ない恋愛模様が描かれており、楽曲の世界観とピッタリとマッチしています。
秘めた恋心や別れの辛さを抱える方に、そっと寄り添ってくれる一曲。
大切な人との思い出を振り返りたい夜に聴くのもおすすめです。
赤いハンカチ石原裕次郎5位

北の港町を舞台に、切ない恋心を歌い上げた名曲として、石原裕次郎さんの渋い歌声が心に響きます。
北国の春を背景に、アカシアの花が咲く情景と、恋人たちの切ない別れを情感豊かに描き出したこの曲は、1962年10月に発売された作品です。
萩原四朗さんの作詞と上原賢六さんの作曲によって生まれた本作は、テイチク創業30周年記念シングルとして発売され、大きな反響を呼びました。
大切な人との思い出や別れの場面を、優しく包み込むような歌声で表現したこの曲は、懐かしい思い出に浸りたい時にピッタリの1曲です。
石原裕次郎の人気曲ランキング【2025】(6〜10)
夕陽の丘石原裕次郎 & 浅丘ルリ子6位
石原裕次郎さんと浅丘ルリ子さんが歌うこの曲は、1963年9月にテイチクから発売された名曲です。
夕陽の美しさと切なさを表現した歌詞が印象的で、2人の歌声が心に響きます。
翌年の1964年4月29日には、同名の映画も公開され、石原裕次郎さんが主演を務めました。
映画は函館を舞台に、愛と裏切りが交錯するドラマを展開しています。
本作は、夕陽を眺めながら過ぎ去った時を振り返るのにぴったりな曲。
高齢者の方々と一緒に、青春時代の思い出を語り合いながら聴くのはいかがでしょうか。
夜霧よ今夜もありがとう石原裕次郎7位

『夜霧よ今夜もありがとう』は、1967年に公開された石原裕次郎さん主演のムードアクション映画の主題歌で、アメリカ映画の『カサブランカ』をイメージして作られたそうです。
むせび泣くサックスの前奏でも有名で、石原裕次郎さんの代表曲のひとつといえます。
公明正大に会える日まで、夜霧に2人で会っているところを隠してほしいという、不倫ソングです。