フランス近代音楽界の宝石とも呼べるジャック・イベール。
パリ音楽院で学び、ローマ賞に輝いた彼の音楽は、古典的な優美さと洗練された技巧を兼ね備えています。
オペラから映画音楽まで幅広い分野で才能を発揮し、交響組曲「寄港地」やフルート協奏曲など、色彩豊かな作品は今なお音楽家たちに愛され続けています。
皆様からお寄せいただいた声をもとに、珠玉の名曲をご紹介します。
Jacques Ibertの人気曲ランキング【2025】
15のイマージュによる小組曲 第10曲「水上のセレナード」Jacques Ibert1位

20世紀フランスを代表する作曲家、ジャック・イベールさんの音楽は、古典的な伝統を守りつつも、お祭り気分の楽しい曲や叙情的で霊感を感じさせる曲など実に多彩です。
『15のイマージュによる小組曲』のなかの1曲『水上のセレナード』は、その軽快でリリカルな要素が特徴的。
聴く者を水の上に漂うボートに乗せるかのような、静かで詩的な時間を提供してくれます。
イベールさんの音楽は、戦時中の重苦しい時期に作曲されたにもかかわらず、平和で幻想的な世界へと誘います。
クラシック音楽をあまり聴き慣れていない人にもオススメしたい、心地よい印象を与える作品です。
15のイマージュによる小組曲 第15曲「御者のダンス」Jacques Ibert2位

フランスを代表する20世紀の作曲家ジャック・イベールさんは、ユーモアとセンスあふれる作風で高く評価されています。
一連のピアノ作品集『15のイマージュによる小組曲』は、彼らしい色彩豊かな音の世界を満喫できる佳作。
なかでも第15曲『御者のダンス』は、短いながらもテンポの良いリズムが躍動感を生み、軽やかな雰囲気にあふれています。
クラシック音楽を気軽に楽しみたい方や、ピアノの発表会でインパクトを残したい方にピッタリの1曲です。
イベールの音楽の魅力を存分に味わってみてはいかがでしょうか。
15のイマージュによる小組曲 第8曲「ロマンス」Jacques Ibert3位

20世紀フランスを代表する作曲家ジャック・イベールさん。
彼の音楽はカラフルで洗練され、ときにウィットに富んだ表現が特徴です。
1943年に作曲されたピアノ組曲『15のイマージュによる小組曲』の第8曲『ロマンス』は、イベールさんの叙情的で優美な一面を感じさせてくれる名曲。
穏やかなメロディが印象的ですが、戦時下に生まれたこの曲からは、作曲家の内なる感情や社会状況も感じられます。
イベールの多彩な音楽性を堪能できる1曲は、クラシック音楽ファンはもちろん、ピアノ愛好家の方にもぜひ聴いていただきたい逸品です。
6つの小品 第5曲「水上の朝」Jacques Ibert4位

20世紀を代表するフランスの作曲家、ジャック・イベールさん。
『6つの小品』の第5曲『水上の朝』は、穏やかな水面に朝日が差し込む情景が目に浮かぶような、描写的で感情豊かなスタイルを得意とする彼らしい作品。
優といえるでしょう。
優雅で上品なタッチは、まるで朝の静けさのなかで目覚める自然の息吹のよう!
水彩画のような柔らかい曲調と美しい旋律が癒やしを与えてくれる、ピアノを愛するすべての方にオススメしたい名曲です。
6つの小品 第8曲「水晶の籠」Jacques Ibert5位

20世紀を代表するフランスの作曲家、ジャック・イベールが作曲した『6つの小品』の第8曲『水晶の籠』は、光を反射してきらめく水晶のイメージを見事に音で表現した作品。
透明感のあるピアノの音色が生み出す美しいハーモニーが、聴く者の心をやさしく包み込みます。
イベールさんはパリ音楽院で学び、ローマ賞を受賞するなど輝かしい功績を残しました。
彼の音楽はクラシカルな伝統に根ざしつつ、インプレッショニスティックで詩的な世界観を織り成します。
本作はまさにイベール作品の特徴を体現した1曲であり、初心者から上級者まで、イベールの音楽の魅力に浸りたい方にピッタリの1曲といえるでしょう。