Joaquín Rodrigoの人気曲ランキング【2025】
悪性ジフテリアが原因で幼少期に視力を失いながらも芸術家として成功を収めた作曲家、ホアキン・ロドリーゴさん。
作品を通じてクラシックギターの普及やスペイン近代音楽に影響を与えたことで知られています。
また、マドリード総合大学の哲学科・文学科の教授としての活動など、教育者としてもその功績が認められています。
今回は、そんなホアキン・ロドリーゴさんの人気曲ランキングをご紹介しますので、スペイン国家賞が授与されるほどの音楽を、ぜひ楽しんでみてくださいね!
Joaquín Rodrigoの人気曲ランキング【2025】(11〜20)
朱色の塔のかげにJoaquín Rodrigo15位

スペインを代表する20世紀の作曲家、ホアキン・ロドリーゴさん。
幼少期に失明という試練に見舞われながらも、類稀なる音楽の才能を開花させました。
パリで出会ったマヌエル・デ・ファリャさんに師事し、故郷スペインの伝統音楽をベースに独自の世界を築き上げていきます。
1945年に作曲されたピアノ独奏曲『朱色の塔のかげに』は、ロドリーゴさんが深い敬意を寄せていたピアニスト、リカルド・ビニェスさんへの追悼の思いを込めて書かれた1曲。
スペインの風景や空気感を感じさせるメロディとリズム、鮮やかな色彩感が印象的な、情熱あふれる名曲です。
次官たちの大行進曲Joaquín Rodrigo16位

スペインを代表する偉大な作曲家、ホアキン・ロドリーゴさん。
3歳で失明したにもかかわらず、音楽への情熱を燃やし続け、クラシックギターの名曲『アランフェス協奏曲』など数々の名作を生み出しました。
そんな彼のピアノ曲のなかでも、4手連弾のための『次官たちの大行進曲』は注目に値する作品。
ユーモアあふれるメロディとリズムが印象的で、官僚社会を風刺しつつも祝祭的な雰囲気を醸し出しています。
妻のヴィクトリア・カミさんとの共同制作という点も興味深いですね。
秋の子守歌Joaquín Rodrigo17位

20世紀スペインを代表する作曲家、ホアキン・ロドリーゴさん。
幼少期に失明しながらも才能を開花させた彼のピアノ曲『秋の子守歌』は、『2つの子守歌』の1曲で、ロドリーゴ特有の叙情的なスタイルと美しい旋律が織りなす秋の静けさが印象的な作品です。
ピアノの音色から秋の夕暮れや柔らかな光が感じられ、季節の移ろいを感じられます。
繊細なタッチと感情豊かな表現力が光る本曲は、ロマンティックなひとときにぴったり。
ぜひその魅力を堪能してみてください。
組曲Joaquín Rodrigo18位

スペインを代表する20世紀の作曲家、ホアキン・ロドリーゴさん。
3歳でほぼ完全に失明したにもかかわらず、若くして音楽の才能を開花させ、のちにパリへ渡ってポール・デュカスさんに師事しました。
ロドリーゴさんの作品には、スペインの民族音楽やバロック音楽の影響が色濃く反映されており、彼が手掛けた作品の一つである『組曲』からも、先人が遺した畏敬の念が感じられます。
本作はさまざまな楽器編成で演奏されており、フラメンコのリズムやスペイン特有の旋律が巧みに取り入れられた美しい音楽として、幅広く親しまれています。
英雄協奏曲Joaquín Rodrigo19位

盲目の作曲家ホアキン・ロドリーゴさんは、スペインの伝統音楽の影響を受けながら、独自の感性で『英雄協奏曲』を作曲しました。
第1楽章の軍隊的なリズムやファンファーレは、戦時下のスペインの状況を反映しつつも、ロドリーゴさんならではの情熱的なメロディにより、聴く人の心を打ちます。
難民生活を送りながらも音楽への情熱を失わなかった彼の姿勢は、本作の随所から感じられます。
クラシック音楽ファンのみならず、スペイン音楽やピアノ協奏曲に興味がある方にぜひ聴いていただきたい名曲です。