もともとは浪曲師として活動し、14歳で「酒井雲坊一座」の座長になるなど、幼少期からその芸能センスを発揮していた演歌歌手、村田英雄さん。
浪曲により磨かれた歌声と世界観は、戦後の歌謡界を代表する演歌歌手の一人として語り継がれています。
1980年代からはテレビ番組などに出演する機会も増え、大御所でありながらも若い世代からも人気を獲得しました。
今回は、そんなレジェンド演歌歌手の村田英雄さんの人気曲ランキングをご紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
戦後の歌謡界をリードした演歌歌手!村田英雄の人気曲ランキング
王将村田英雄1位

男の意地と哀愁を力強く歌い上げた、昭和を代表する名曲です。
将棋の名人を題材にしながら、貧しい生活の中でも夢を諦めない男の生き様や愛する妻への感謝の気持ちが胸を打ちますね。
1961年11月にリリースされ、同年のNHK紅白歌合戦で村田英雄さんが歌唱したことで一躍大ヒット。
翌年には同名の映画の主題歌としても採用され、300万枚を超える大ヒットを記録しました。
3拍子のリズムが特徴的で、サビの部分は力強く歌いあげるのがポイントです。
将棋ファンはもちろん、夢に向かって頑張る人や、大切な人への感謝の気持ちを込めて歌いたい人にぴったりの一曲ですよ。
夫婦春秋村田英雄2位

貧しいながらも愛を育み、苦楽をともにしてきた夫婦に生きる活力と憂いを与えるようなこの歌は、顔には出さない妻への思いを抱く亭主関白な夫と、そんな夫を支えることに生き甲斐を感じる妻の支え合う姿を描き出し、理想的な夫婦の形を描いています。
嫁ぐ日よ村田英雄3位

娘の晴れの日を祝福する父親の複雑な感情が込められた、心に染みる名曲です。
村田英雄さんの温かく渋い歌声が、娘への愛情と別れの寂しさを見事に表現しています。
1987年12月にリリースされた本作は、オリコンチャートで43位を記録し、11週連続でランクインするヒットとなりました。
結婚式の二次会で、新郎新婦のご両親が歌うのにぴったりの曲ですね。
娘を持つ父親の気持ちが痛いほど伝わってきますから、会場が感動で包まれること間違いなしです。
親子の絆を再確認したい方にもおすすめの1曲ですよ。
無法松の一生村田英雄4位

大ヒットした『王将』の他、数々の楽曲を残して2002年に他界された演歌歌手の村田英雄さん。
この曲『無法松の一生』は1958年にリリースされた村田英雄さんのデビューシングルです。
1975年にはこの曲をNHK紅白歌合戦で歌われています。
元は浪曲であったこの曲を歌謡曲としてアレンジされてリリースされました。
歌詞の中には九州の小倉、玄界灘など博多を代表するものがたくさん出てきます。
男らしい、力強い楽曲です。
無法松の一生 (度胸千両入り)村田英雄5位

浪曲で鍛え上げた圧巻の歌声で、九州男児の心意気を高らかに歌い上げた村田英雄さんによる一曲ですね。
己の信念と「度胸千両」を胸に、不器用ながらも真っ直ぐに生きる主人公の姿は、まさに任侠映画のワンシーンといった趣。
本作は1958年7月に発売されたシングルで、同名の映画のイメージと重なり、多くの方の心を捉えました。
叶わぬ恋の切なさを玄界灘の荒波に捨て、祭り太鼓とともに前を向く姿には、力強さの中にほろ苦い人間味も感じられます。
激動の時代を乗り越えてこられた皆様の心に、深く響くものがあるのではないでしょうか。
皆の衆村田英雄6位

村田英雄さんの『皆の衆』は、人生の喜怒哀楽を素直に表現することの大切さを歌い上げています。
怒りを感じたら水を飲んで落ち着くなど、日常生活の中での対処法を具体的に示しているのが印象的ですね。
2009年にリリースされたこの曲は、村田英雄さんの豊かな経験が詰まった珠玉の1曲。
高齢者の方々がカラオケで歌えば、きっと共感の輪が広がることでしょう。
みんなで声を合わせて歌えば、世代を超えて人生を語り合える、そんなすてきな時間を過ごせそうです。
平成5・5音頭村田英雄、坂本冬美7位

村田英雄さんと坂本冬美さんによる『平成5・5音頭』は、1989年6月にリリースされた楽曲で、平成の幕開けを祝う作品です。
明るい雰囲気の曲調も相まって、聴いていると元気が出てきますよね。
この曲の歌詞では富士山や桜といった日本を象徴するモチーフが歌われています。
村田英雄さんの力強い歌声と坂本冬美さんの清澄なボーカルが見事に融合し、唯一無二の魅力を放っています。