戦後の歌謡界をリードした演歌歌手!村田英雄の人気曲ランキング
「王将」で戦後初のミリオンセラーを記録した村田英雄さん。
14歳で浪曲一座の座長を務めた異才の持ち主は、力強い歌声で男の生き様や夫婦の絆を歌い上げ、演歌界の重鎮として大きな足跡を残しました。
任侠映画での渋い演技でも魅了した二つの顔を持つ至芸は、今なお多くの人々の心に深く刻まれています。
皆様の思い出とともに、珠玉の名曲の数々をご紹介します。
もくじ
戦後の歌謡界をリードした演歌歌手!村田英雄の人気曲ランキング
王将村田英雄1位

男の意地と哀愁を力強く歌い上げた、昭和を代表する名曲です。
将棋の名人を題材にしながら、貧しい生活の中でも夢を諦めない男の生き様や愛する妻への感謝の気持ちが胸を打ちますね。
1961年11月にリリースされ、同年のNHK紅白歌合戦で村田英雄さんが歌唱したことで一躍大ヒット。
翌年には同名の映画の主題歌としても採用され、300万枚を超える大ヒットを記録しました。
3拍子のリズムが特徴的で、サビの部分は力強く歌いあげるのがポイントです。
将棋ファンはもちろん、夢に向かって頑張る人や、大切な人への感謝の気持ちを込めて歌いたい人にぴったりの一曲ですよ。
夫婦春秋村田英雄2位

演歌界の重鎮、村田英雄さんの代表曲の一つ。
夫婦の歩みを時に愛情深く、時に切なく描いた歌詞が心に染みる作品です。
息の長い人気を誇り、2003年11月には『<ベスト&ベスト>夫婦春秋/皆の衆』として再リリースされました。
村田さんの温かみのあるバリトンボイスが、長年連れ添った夫婦の絆を見事に表現。
波乱万丈な人生を共に乗り越えてきた2人の姿が目に浮かぶようです。
夫婦で聴くのはもちろん、家族みんなで聴いて新たな会話のきっかけにするのもいいかもしれません。
無法松の一生村田英雄3位

大ヒットした『王将』の他、数々の楽曲を残して2002年に他界された演歌歌手の村田英雄さん。
この曲『無法松の一生』は1958年にリリースされた村田英雄さんのデビューシングルです。
1975年にはこの曲をNHK紅白歌合戦で歌われています。
元は浪曲であったこの曲を歌謡曲としてアレンジされてリリースされました。
歌詞の中には九州の小倉、玄界灘など博多を代表するものがたくさん出てきます。
男らしい、力強い楽曲です。
無法松の一生 (度胸千両入り)村田英雄4位

祭囃子が聞こえてくると、否が応でも心が躍り出すような気がしますよね。
そんな熱い魂を感じさせる村田英雄さんの代表作の一つは、まさに日本の夏、祭りの喧騒と高揚感を凝縮したような一曲と言えそうです。
主人公の型破りな生き様と、胸に秘めた一途な想いが、浪曲で鍛え上げられた力強い歌声を通じて、聴く者の魂を揺さぶります。
歌詞では、小倉祇園の夏祭りで打ち鳴らされる太鼓の音が、彼のどうにもならない恋心を断ち切り、前へ進もうとする決意を象徴しているかのようですよね。
1958年7月に世に出た本作は、同名の映画作品の情景をも彷彿とさせます。
祭りの夜にふと口ずさみたくなる、そんな男の生き様を描いた名曲なのですね。
皆の衆村田英雄5位

村田英雄さんの『皆の衆』は、人生の喜怒哀楽を素直に表現することの大切さを歌い上げています。
怒りを感じたら水を飲んで落ち着くなど、日常生活の中での対処法を具体的に示しているのが印象的ですね。
2009年にリリースされたこの曲は、村田英雄さんの豊かな経験が詰まった珠玉の1曲。
高齢者の方々がカラオケで歌えば、きっと共感の輪が広がることでしょう。
みんなで声を合わせて歌えば、世代を超えて人生を語り合える、そんなすてきな時間を過ごせそうです。