民謡の人気曲ランキング
日本の四季を彩る童謡・唱歌には、私たちの心に深く響く魅力が詰まっています。
高野辰之さんや滝廉太郎さんをはじめとする名手たちが紡ぎ出した『もみじ』『お正月』『たきび』などの名曲には、子供たちの純粋な喜びや自然の息吹が溢れています。
日本の文化や情緒を大切に受け継いできたこれらの楽曲の数々を、皆様からお寄せいただいた思い出とともにご紹介します。
民謡の人気曲ランキング(1〜20)
もみじ作詞:高野辰之/作曲:岡野貞一1位
2007年に日本の歌百選の1曲に選ばれた、ご存じの方も多い名曲『もみじ』。
作詞者の高野辰之さんは、碓氷峠にある信越本線熊ノ平駅から紅葉を眺め、その美しさにひかれてこの詞を作ったそうです。
世代を超えて今なお愛されているこの美しい名曲は、秋から冬に移り変わる11月にもぴったりの歌。
ぜひ親子、友達同士で輪唱遊びなどして楽しんでくださいね。
雪文部省唱歌2位

穏やかで美しい春の到来を歌った文部省唱歌です。
1910年の『尋常小学読本唱歌』に掲載されました。
山や里、野に春が訪れる喜びを表現した歌詞は、日本人の季節に対する繊細な感性が込められています。
本作は助詞の使い分けも見事で、花が咲く状態には「に」を、鳥が鳴く動作には「で」を使用するなど、日本語の美しさも感じられます。
春の新学期や入学式などの季節の行事で歌われることが多く、自然の移り変わりを感じながら心温まるひとときを過ごしたい方にもピッタリの名曲です。
かたつむり3位

なんともユーモラスな歌詞と曲が楽しい『かたつむり』は、音楽に親しみたい1歳児さんにぴったりの楽曲です。
アップテンポの曲なので、ノリノリでまねっこしてくれる子供も多いでしょう。
歌詞に合わせてかたつむりがツノを出す様子を手で表現するのもおすすめです。
梅雨の時期に雨が上がったらかたつむり探しに出かけてみてはいかがでしょうか?
歌で知っているぶん、親しみが沸くかもしれません。
思わず口ずさみたくなる1曲です。
お正月作詞:東くめ/作曲:滝廉太郎4位

「あと何回眠るとお正月になるのかなあ」とワクワク感満載の歌詞で有名なこの曲。
作詞は童話作家の東くめさん、作曲は日本が誇る大作曲家、滝廉太郎さんです。
日本の伝統的なお正月遊びにも触れられているので、馴染みのない子供たちと一緒に歌ってどのような遊びか学んでみてはいかがでしょうか。
お正月を楽しみに待つ歌詞、ゆったりと親しみやすいメロディーは年末になると聴きたい曲ですね。
元気いっぱいに歌って楽しいお正月を迎えましょう。
まつぼっくり作詞:広田孝夫/作曲:小林つや江5位

高い山にころんと落ちたまつぼっくりを、おさるさんが拾って食べてしまうかわいらしい情景を歌った秋の童謡です。
1936年に当時小学1年生だった広田孝夫さんが書いた詩に、音楽教師だった小林つや江さんが曲をつけて完成しました。
昭和30年代から40年代にかけてキングレコードのアルバム『幼稚園のうた』に収録された本作は、1番のみのシンプルで覚えやすい歌詞なので、保育園や幼稚園での季節の歌としても親しまれています。
振り付けを加えて手遊び歌として楽しむのもオススメ!
体を動かしながら歌えば、秋の自然のなかで遊んだ子供の頃の楽しい思い出がよみがえってくるでしょう。