空の童謡・民謡・わらべうた
星や月、夕日、花火、天気など「空」に関連する童謡を集めてみました。
小さい頃に聴いたことがある曲も多いと思います。
昔から歌われている曲ばかりなので、古き良き時代を感じさせてくれますね。
ぜひ昔を懐かしんで聴いてみてください。
空の童謡・民謡・わらべうた(1〜10)
てるてる坊主作詞:浅原鏡村/作曲:中山晋平

雨の日に白い布でちょこんと作った人形に、晴れへの願いを込めて歌いかける素朴で愛らしい童謡です。
浅原鏡村さんの歌詞は、子どもの純粋な気持ちをストレートに表現しており、お礼に金の鈴をあげる約束から、願いがかなわなければ首を切るという脅しまで、無邪気で率直な感情の動きが微笑ましく描かれています。
1921年に雑誌『少女の友』で発表され、翌年正式にリリースされた本作は、中山晋平さんの親しみやすいメロディによって多くの人に愛されてきました。
雨上がりを心待ちにするときや、昔懐かしい気持ちに浸りたいときにピッタリの1曲ですね。
空にらくがきかきたいな作詞:山上路夫/作曲:いずみたく

5月の新緑が輝く季節にピッタリな、夢いっぱいの童謡をご紹介します。
山上路夫さんといずみたくさんが手掛けた本作は、子供たちの豊かな想像力を育む楽しい歌です。
大きなリンゴの木やブルドッグ、長い橋など、のびのびとした夢が詰まった歌詞と、軽快で明るいメロディが魅力的です。
アルバム『こどものうた~パクパクいただきます!』や『うきうきワクワク!
こどものうた』に収録されており, 幼稚園や保育園の教材としても使われています。
お散歩中に空を見上げながら歌ったり、友達と一緒に絵を描きながら歌ったりと、春の喜びを感じながら楽めるすてきな1曲です。
シャボン玉中山晋平

昔から歌い継がれているこの「シャボン玉」は、実は明治時代に作曲された、とても歴史のある童謡です。
作詞者の野口雨情は、長女を亡くすという辛い経験をしており、娘を亡くした想いが歌に込められているともいわれています。
あめふり北原白秋

1925年に雑誌「コドモノクニ」で発表されて以来、歌い継がれてきた日本の名曲童話です。
この曲中にある「じゃのめ」とは今では見慣れない蛇の目傘の事で、当時を思い起こさせる歌詞が特徴的です。
ぴちぴちちゃぷちゃぷと歌いながら、お子様と一緒に雨を楽しんでみてはいかがでしょうか。
赤とんぼ由起さおり

日本の風景と子供の心を優しく映し出す名曲。
三木露風の詩と山田耕筰の曲が見事に調和し、夕暮れ時の田園風景を鮮やかに描き出しています。
子供の頃の懐かしい思い出を呼び起こす歌詞と、シンプルながら心に染み入るメロディーが特徴です。
由紀さおりさんの透明感のある歌声が、この楽曲の魅力をより一層引き立てています。
本作は、1927年に発表されて以来、多くの人々に愛され続けてきました。
秋の夕暮れ時、窓辺に腰かけてゆったりと聴くのがおすすめです。
懐かしさと温かさに包まれる、心癒される1曲となっていますよ。
早春賦NHK東京放送児童合唱団
春の訪れを感じさせる本作は、大正時代に作曲された名曲です。
雪解けの喜びや自然の美しさを歌った歌詞が心に響きます。
NHK東京放送児童合唱団さんの清らかな歌声が、楽曲の持つ情緒をさらに引き立てていますね。
2017年8月にリリースされたこの曲は、季節の変わり目における自然の美しさと、人間の感情の移り変わりを繊細に描き出しています。
春を待ちわびる心情や、それに対する期待と切なさが表現されており、聴く人の心に深い感動を与えてくれます。
子供から大人まで幅広い世代で楽しめる曲なので、ぜひ家族で聴いてみてはいかがでしょうか。
とんび文部省唱歌

「とべとべとんび」の歌いだしから始まるこの童謡ですが、音楽の授業で習った記憶があるという方も多いのではないでしょうか。
歌詞の中にある、とんびの鳴き声である「ピーヒョロー」が、よりとんびのいきいきとした姿を表現していますね。