民謡の人気曲ランキング
日本の四季を彩る童謡・唱歌には、私たちの心に深く響く魅力が詰まっています。
高野辰之さんや滝廉太郎さんをはじめとする名手たちが紡ぎ出した『もみじ』『お正月』『たきび』などの名曲には、子供たちの純粋な喜びや自然の息吹が溢れています。
日本の文化や情緒を大切に受け継いできたこれらの楽曲の数々を、皆様からお寄せいただいた思い出とともにご紹介します。
民謡の人気曲ランキング(1〜20)
きのこ作詞:まどみちお/作曲:くらかけ昭二16位

きのこの静かな成長を通して、自然の生命力を感じさせる歌詞が心に響く1曲。
子供たちにも覚えやすいメロディが特徴です。
まど・みちおさんの詩の世界観が見事に表現されており、くらかけ昭二さんの曲調とも見事にマッチしています。
保育園や幼稚園で親しまれる童謡として、子供たちの感性を育むのにピッタリ。
秋の自然観察や散歩、遠足のときなどに口ずさめば、子供たちのきのこや森の生き物たちに対する興味が一層深まるかもしれませんね。
チューリップ作詞:近藤 宮子/作曲:井上武士17位

赤、白、黄色のチューリップが並んで咲く美しい春の情景を描いた、日本で最も愛され続けている童謡の一つです。
近藤宮子さんの作詞には「どの花にもそれぞれの美しさがある」という多様性を認める温かなメッセージが込められており、井上武士さんの親しみやすいメロディとともに、子供から大人まで自然に口ずさめる魅力があります。
幼稚園や小学校の音楽授業で広く親しまれ、2006年には日本の歌百選にも選定された本作。
春の訪れを感じたいときや、子供と一緒に歌を楽しみたい方にピッタリの1曲です!
コンコンきつね18位

両手をキツネの形にして遊ぶ手遊び歌です。
キツネの鳴き声といえば「コンコン」ですよね。
この歌ではその鳴き声を、「静かに」「かっこよく」などいろいろなパターンで歌います。
鳴き声を自由に表現できますし、その度に鳴き声の印象も変わるので「次はどんな鳴き声かな?」と子どもたちも興味を持ってくれるのではないでしょうか。
最後は両手をおひざに置いて「話を聴く姿勢」になるので、切り替えの時にみんなの注目を集めるために歌ってもいいですね!
朧月夜作詞:高野辰之/作曲:岡野貞一19位

少しかすんだ春の夜の月、おぼろ月。
そんなおぼろ月がふんわりと輝く夜の様子を歌った曲です。
音楽の教科書にも掲載されているこの曲は『故郷』や『春が来た』など、有名な童謡を数多く手掛ける岡野貞一さんによって作曲されました。
1番では夕陽が沈みそろそろ月が見え始める様子が歌われています。
そして2番では出てきたおぼろ月が輝く夜は、森も人もあらゆる音さえも少しかすみがかかっているという様子を歌っています。
春の夕方から夜にかけての情景がロマンチックに描かれた1曲です。
てぃんさぐぬ花古謝美佐子20位

こちらの曲は、沖縄本島を中心に伝わる沖縄民謡のひとつです。
「てぃんさぐ」はホウセンカのことで、沖縄では古くからホウセンカの汁を爪に塗って染めると魔除けの効果があると信じられていました。
歌詞は沖縄弁でちょっと聞いても意味がわからないかもしれませんが、親や年長者の教えに従うことの重要性を説く歌詞内容になっています。