民謡の人気曲ランキング
日本の四季を彩る童謡・唱歌には、私たちの心に深く響く魅力が詰まっています。
高野辰之さんや滝廉太郎さんをはじめとする名手たちが紡ぎ出した『もみじ』『お正月』『たきび』などの名曲には、子供たちの純粋な喜びや自然の息吹が溢れています。
日本の文化や情緒を大切に受け継いできたこれらの楽曲の数々を、皆様からお寄せいただいた思い出とともにご紹介します。
民謡の人気曲ランキング(1〜20)
たきび作詞:巽聖歌/作曲:渡辺茂6位

冬の寒さを感じさせる情景描写が特徴のこの曲は、たき火を囲む人々の温かな交流を描いていて、歌詞にも冬の風物詩がたくさん詠まれていますよ。
1941年12月にNHKのラジオ番組『幼児の時間』で初めて放送されてから、幼稚園や保育園、小学校で広く親しまれてきました。
本作は1952年からは小学1年生の音楽教科書にも掲載されるなど、世代を超えて愛される名曲となっています。
寒い季節に家族や友達と一緒に歌って、温かな気持ちになりたいときにぴったりの曲ですね。
おはながわらった作詞:保富庚午/作曲:湯山昭7位

数々の童謡や合唱曲を生み出した作曲家、湯山昭さんの『おはながわらった』。
春にはさまざまな、たくさんの花が色とりどりに咲き、陽気の中その花を見ているだけでもほのぼのとした気持ちになれますよね。
そんなほのぼのとした様子がギュッと詰め込まれたこの曲、きっと子供の目線から見てお花がニッコリと笑っているように見えたのでしょう。
その風景を想像してもほっこりとしますよね。
小さなお子さんでも歌いやすい春の1曲です。
どこかで春が作詞:百田宗治/作曲:草川信8位

春の情景を繊細に描写した童謡が、百田宗治さんと草川信さんの手によって1923年3月に子供向け雑誌『小学男子』で発表されました。
目には見えない春の訪れを、雲雀の鳴き声や芽吹きの音、東風の感触など、五感で感じ取る様子が優しく歌われています。
日本の歌百選にも選ばれた本作は、春の訪れとともに心がぽかぽかと温かくなるような穏やかなメロディーと、自然の息吹を感じられる歌詞は、新しい環境での緊張をやわらげたい時や、季節の移ろいを感じたい時にぴったりです。
まっかな秋作詞:薩摩忠/作曲:小林秀雄9位

秋の色彩を鮮やかに描いたこちらの楽曲は、子供たちの目を通して秋の美しさを表現しています。
蔦や紅葉、烏瓜など、赤く染まる自然の風景が次々と登場し、それらを見つける子供たちの純粋な喜びが伝わってきます。
1963年10月にNHKの「たのしいうた」で初めて披露され、その後も「みんなのうた」を通じて親しまれてきました。
薩摩忠さんの詩の世界観が存分に活かされた歌詞は、子供たちに秋の自然の美しさや生命力を感じさせてくれます。
保育園や幼稚園での秋の行事や、家族でのお散歩のときにぴったりの一曲です。
みんなで歌って、秋の訪れを楽しく迎えてみてはいかがでしょうか。
十二支のうた10位

ほとんどの子供が一度は見たことあるであろう人気子供向けテレビ番組『ひらけ!ポンキッキ』で、1973年から1993年まで20年間にわたって放送された曲がこちらです。
長い期間放送されていたので、子供の頃に聴いたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
子供にとって十二支を覚えるのは難しいので、このようなポップな歌になっていると覚えやすいですよね。
作詞作曲をしたのは、あの西城秀樹さんのボイストレーナーもされていたという吉田美智子さんです。