明治から昭和にかけて活躍した作曲家、岡野貞一が作曲した曲をランキング形式で紹介していきます。
「故郷」「春が来た」などの唱歌をはじめ、各地の学校の校歌などを多数手がけた作曲家であり、あなたも彼が作曲した曲をきっと耳にしているはずです。
岡野貞一の人気曲ランキング【2025】(1〜10)
もみじ作詞:高野辰之/作曲:岡野貞一1位
紅葉の美しさを情感豊かに歌い上げた名曲。
高野辰之さんの詞と岡野貞一さんの曲が見事に調和し、秋の風景を鮮やかに描き出しています。
1911年に発表されて以来、多くの人々に愛され続けてきた本作。
1951年からは小学校の音楽教科書にも採用され、合唱曲としても親しまれています。
秋の訪れを感じる季節、家族や友人と一緒に歌って楽しむのはいかがでしょうか。
日本の四季の美しさを再発見できる、心温まる1曲です。
朧月夜作詞:高野辰之/作曲:岡野貞一2位

菜の花や田んぼを月が静かに照らしている、そんな日本ならではの美しい様子を歌うのが『朧月夜』です。
こちらは1914年に小学校の音楽の教科書に掲載されて以来、合唱の定番ソングとして愛されてきました。
歌詞の内容に合わせて、しっとりと歌いあげてみましょう。
ちなみに、タイトルの『朧月夜』とは、春の月がかすんで見える夜を指す言葉なんですよ。
加えて、ポップス風にアレンジしたバージョンがいくつかリリースされているのにも触れておきます。
春がきた作詞:髙野辰之/作曲:岡野貞一3位

春の歌、童謡と言えばこの歌が真っ先に頭に浮かぶ方も多いはず。
この曲『春が来た』の歴史は古く、1910年、明治45年に発表された童謡で春を代表する1曲として子供から大人まで知っている、歌える童謡ですよね。
この曲は親子で聴いてほしい、この先もずっと歌い継がれるであろう童謡などが選ばれる「日本の歌百選」にも選定されています。
3番までありますがゆったりと、そして歌詞もシンプルで小さなお子さんにも歌いやすいですよね。
おじいちゃんおばあちゃんとも一緒に歌える春の童謡です。
ふるさと岡野貞一4位

指一本からでも弾ける日本の名曲を紹介します。
作曲者の岡野貞一は、1878年に鳥取県で生まれ、貧困の中で育ちましたが、音楽の道に進み、多くの唱歌を残しました。
この曲は、故郷への深い愛情と懐かしさを歌った心温まる作品です。
シンプルなメロディーと親しみやすい歌詞で、日本人の心に深く響きます。
3拍子で音域も広くないので、ピアノ初心者の方でも練習すればすぐに弾けるようになると思います。
ピアノを始めたばかりの子どもたちや、懐かしい曲を弾きたい大人の方にもおすすめです。
一緒に歌いながら演奏すれば、より楽しく練習できますよ。
春が来た作詞:高野辰之/作曲:岡野貞一5位

ぽかぽかと暖かさを感じ始める頃に取り入れたい『春が来た』。
曲のテンポもゆっくりで短いので子供たちのピアニカの練習曲としてもオススメです。
穏やかで陽気な春の雰囲気を表現できるように優しく息を吹き込みながら、音をきれいに伸ばすことを意識して演奏しましょう。
音の強弱も変化を付けるとよりいっそう魅力的に仕上がりますよ。
子供たちがピアニカに慣れて、いろいろな曲に挑戦したくなった時にぜひオススメしたい一曲です。
春の小川作詞:高野辰之/作曲:岡野貞一6位

寒い冬が過ぎ、爽やかな春の風にぴったりな春の童謡です。
この川のモデルとされているのが作詞をした高野辰之が当時住んでいた東京都に流れる河骨川ではないかとされています。
歌詞が2度も微妙に変更をされているので、おじいちゃんやおばあちゃんと一緒に歌うとその歌詞の違いも楽しめるかもしれませんよ!
ふるさと作詞:高野辰之/作曲:岡野貞一7位

日本の心の歌といっても過言ではない『ふるさと』。
この誰もが知る美しいメロディがオルゴールで奏でられると、きらめく音色が心に染みわたり、まるで優しい光に包まれるような子守唄になります。
歌詞に描かれた情景は、聴いている大人の心もそっと温めてくれるのではないでしょうか。
赤ちゃんも、この穏やかでどこか懐かしい響きに身をゆだねれば、きっと安心して夢の世界へ旅立てるはずです。
1日の終わりに、親子で安らぎの時間を過ごせる、そんな特別な1曲です。