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John Cage の検索結果(91〜100)
弦楽四重奏曲第3番Michael Nyman

なんとスタイリッシュな悲しい旋律でありましょうか。
マイケル・ナイマンがルーマニア革命を記念して作られた曲であり、曲のインスピレーションはルーマニア民謡の旋律からとられていますが、バルトークのアプローチとは全然違います。
バルトークがつむじ風の中を駆け抜けるジプシーの馬車だとすれば、ナイマンは複雑に入り組んだロンドンの地下鉄(チューブ)の疾走感を思わせます。
SoqlueitMASONNA

非常階段やメルツバウと並び称される「ジャパノイズ」の代表的な存在の1人であり、破滅的なライブ・パフォーマンスでも知られる京都の音楽家、山崎マゾさんのソロ・ユニットであるマゾンナ。
すべてにおいて極限までエクストリームな表現を提示し続ける様は世界で高く評価されますが、あまりにも激しいパフォーマンスゆえに山崎さんが体調を崩してしまい、マゾンナとしての活動は一時期停止状態でした。
2012年には活動25周年を記念した作品『EVIL BLACK DISC』がリリースされるはずでしたが、凶暴極まりないサウンドへのこだわりのために作業が難航、4年を過ぎた2016年にリリースされたというエピソードも強烈ですよね。
本稿で紹介している『MASONNA VS.BANANAMARA』は、1989年にリリースされたマゾンナのデビュー・アルバムで、日本が世界に誇るジャパノイズの金字塔的な作品です。
多重録音なし、全編モノラル録音という本作は筆舌に尽くしがたいノイズと絶叫が矢継ぎ早に襲い掛かるプリミティブな音の塊であり、こういう世界を知らない方が聴いたら雑音にしか聴こえないでしょう。
同時にアングラなノイズ・ミュージック愛好家のみならず、ソニック・ユースやベックといったオルタナティブロックの代表的なミュージシャンたちにも影響を与えていることを踏まえた上で、オルタナ好きな方も一度はこのノイズを体感してみてはいかがでしょうか。
鳥のカタログ 第1巻 第1番「キバシガラス」Olivier Messiaen

20世紀を代表するフランスの作曲家、オルガニスト、そして教師であるオリヴィエ・メシアンさんの作品『鳥のカタログ』。
本作はメシアンの深い鳥の歌への興味と彼が行った野外調査に基づいており、自然の美しさと複雑さを音楽に捉えようと試みた意欲作です。
『鳥のカタログ』は全7巻からなり、それぞれの曲は特定の地方に生息する鳥の鳴き声にインスピレーションを得ています。
アルプス地方のキバシガラスの歌声を模倣した本作からは、10代の頃から鳥の歌に魅了されたメシアンの音楽と自然への深い愛を感じ取ることができるでしょう。
クラシック音楽になじみのない方でも、本作を通して自然界に存在する神秘的な美しさを感じられるのではないでしょうか。
市民のためのファンファーレAaron Copland

20世紀に書かれた音楽のなかで最もわかりやすい音楽というレッテルが貼られている曲ですが、わかりやすいとか、わかりにくいとかそういうものを超越した、時代のイコン的なファンファーレになります。
時代や国を超えて後世へ伝えられるものは、それに何らかの命が宿っている証拠でしょう。
The Little Match Girl PassionDavid Lang

ミニマル・ミュージックというと誰もがインストゥルメンタルの作品をイメージするのではないでしょうか?
確かに基本はインストゥルメンタルのジャンルなのですが、中にはボーカルを主体としたミニマル・ミュージックが存在します。
その中でも特にオススメしたい作品が、こちらの『The Little Match Girl Passion』。
讃美歌とミニマル・ミュージックをミックスさせた作品で、重厚なメロディーでありながらリラックスできる雰囲気も感じさせてくれます。
Anthracite FieldsJulia Wolfe

同じ旋律を長い時間をかけて繰り返すという特徴を持っているミニマル・ミュージック。
そういった特徴は楽曲の世界観を作り上げるのに相性がよく、いわゆる世間一般で言われるような「雰囲気のある曲」が多い印象です。
こちらの『Anthracite Fields』は世界観がしっかりと表現されたミニマル・ミュージックの1つで、タイトルの「無煙炭の田畑」という表現にぴったりな曲調に仕上げられています。
ぜひチェックしてみてください。
String Quartet No 4Jonathan Harvey

積極的に電子音響技術を取り入れた音楽性で知られているイギリス出身の作曲家、ジョナサン・ハーヴェイさん。
ケンブリッジ大学出身でエルヴィン・シュタインさんやハンス・ケラーさんを師匠に持ち、最終的にドクター・オブ・フィロソフィーという博士号に次ぐ学位を取得しています。
そんな彼の名曲である『String Quartet No 4』は、不協和音を多く用いた作品で、非常に個性的な音楽性に仕上げられています。
ノイズミュージックが好きな方はぜひチェックしてみてください。
