アルゼンチンを代表する音楽ジャンル、アルゼンチンタンゴ。
ジャンルとして知られているアルゼンチンタンゴですが、実は明確なジャンルというわけではありません。
もともとはあくまで形式で、ジャンルとしての定義はありませんでした。
しかし、その哀愁のただようメロディーが人気を集め、現在のようなジャンルとしての認識が広まったようです。
今回はそんなアルゼンチンタンゴの名曲を集めました。
現代的なアルゼンチンタンゴもセレクトしていますので、ぜひ最後までごらんください!
【渋いッ!】アルゼンチンタンゴの名曲を紹介(1〜5)
Por una CabezaCarlos Gardel

アルゼンチン・タンゴというとこちらの『Por una Cabeza』をイメージする方が多いのではないでしょうか?
長い歴史を持つように思えるアルゼンチン・タンゴですが、実はこの曲に関しては決して長い歴史とは言えません。
この曲は1935年にカルロス・ガルデルさんによって作曲された作品で、さまざまなメディアで使用されています。
情熱的なサビと優雅なAメロのギャップが非常に印象的ですので、ぜひチェックしてみてください。
Mi Buenos Aires queridoCarlos Gardel

アルゼンチン・タンゴを世界的なものへと押し上げた張本人の1人、カルロス・ガルデルさん。
アルゼンチン・タンゴにとって、彼の存在は非常に大きいもので、彼がいくつものヒットソングを生み出したことにより、アルゼンチン・タンゴは音楽形式ではなく1つのジャンルとして認められるようになりました。
こちらの『Mi Buenos Aires querido』はそんな彼の作品のなかでも、特に人気の高い作品です。
優雅なメロディーとアルゼンチン・タンゴの特徴である哀愁がただよいます。
Cafetín de Buenos AiresEdmundo Rivero

柔らかい歌い方で人気を集めたアルゼンチン・タンゴの歌手、エドムンド・リベロさん。
声質は低く男らしいものなのですが、歌い方が非常に柔らかいため、非常に聴きやすいボーカルが特徴です。
そんな彼の作品のなかで、特にオススメしたいのが、こちらの『Cafetín de Buenos Aires』。
非常に哀愁のただよう作品で、彼の柔らかいボーカルが良い雰囲気を出しています。
初心者の方は、ぜひこの曲からチェックしてみてください。
Pa’ BailarJulieta Venegas y Bajo fondo

タンゴには、ネオ・タンゴというジャンルが存在します。
要は現代的なアレンジを加えたタンゴなのですが、もちろんアルゼンチン・タンゴの延長線上にあるネオ・タンゴも存在します。
その1つが、こちらの『Pa’ Bailar』。
バホ・フォンドというアルゼンチン・タンゴのバンドによる作品で、日本のミュージシャン、小松亮太さんをフィーチャーしています。
新しさのなかにもアルゼンチン・タンゴの渋さや哀愁が見え隠れする、ハイセンスな1曲です。
Al Compás de un TangoLucio Demare

伝統的で敷居の高い音楽という印象の強いアルゼンチンタンゴですが、映画で使用されたこともあります。
こちらの『Al Compás de un Tango』を作曲したルシオ・デマーレさんは、映画監督のルーカス・デマーレさんの弟で、お兄さんの映画の音楽を担当していました。
そのため、アルゼンチン人にとってはなじみが深い作曲家の1人で、現代でも彼の残した名曲はさまざまなメディアで扱われています。
この曲は特に人気の高い作品で、映画音楽にふさわしい、華やかなメロディーにまとめられています。