【世界の音楽】民族音楽のススメ・海外の民謡まとめ
民族音楽って、ロックとかジャズとかR&Bとか、いわゆる音楽ジャンルでくくられた作品とはまた違った魅力がありますよね!
今自分がいる場所とは違う世界が見えてくるというか……こう、言葉にできない情景が心の中に広がるような。
今回この記事では、世界各地で親しまれている民族音楽をたくさんご紹介していきます。
異国情緒あふれる作品だったり、意外と身近に感じられる曲だったり、ほんと幅広くそろいました!
ここに載っている楽曲を聴いて、ぜひ新しい扉を開きましょう!
もくじ
- 【世界の音楽】民族音楽のススメ・海外の民謡まとめ
- コロブチカ
- シヤハンバ
- チェッチェッコリ
- ラ バンバ
- クラリネットポルカ
- ショショローザ
- ティコ・ティコ・ノ・フバ
- QuimbaraCelia Cruz
- Coconut Liqueur
- AoibhneasLúnasa
- エル・チョクロ
- フニクリ・フニクラ
- ダブリンの旗
- コパカバーナ
- コンドルは飛んでいく
- マリア・リシュボア
- ロス・グリフィニャフィトス
- 想いあふれて
- カリニョーゾ
- オー・ソレ・ミオ
- ダニーボーイ
- カリンカ
- Living OverGreensky Bluegrass
- グリーンスリーブス
- マライカ
- BergvagabundenTakeo Ischi
- ノイチス・カリオカス
- ジョブ・オブ・ジャーニー・ワーク
- アルマ・ジャネーラ
- シエリト・リンド
- 愛の喜びは
- ある恋の物語
- エル・ マンボ
- これすべてファド
- 何という心の痛み
- Recuerdos de Ypacarai
- ウマウアケーニョ
- チェリー・ピンク・チャチャ
- 人生よありがとう
- 君しのぶ夜
- 枯葉
- わが懐かしのブエノスアイレス
- アルフォンシーナと海
- トゥクマンの月
- 私の村においで
【世界の音楽】民族音楽のススメ・海外の民謡まとめ(1〜20)
コロブチカ

ロシアの伝統が息づく民謡の傑作です。
19世紀に詩として生まれ、農村で愛され歌い継がれた珠玉のメロディは、誰もが一度は耳にしたことがあるはず。
軽快な三拍子のリズムと印象的なフレーズが心地よく響き、どこか懐かしさを感じさせる温かみのある曲調が魅力です。
1861年、詩人のニコライ・ネクラーソフさんによって行商人と農村の娘の恋物語として描かれ、その後民謡として広く親しまれるようになりました。
1989年には任天堂の『テトリス』のBGMとして採用され、ゲーム音楽としても世界的な知名度を獲得。
バレエやフォークダンスの演目としても人気があり、ジャズやロックなど様々なジャンルでアレンジされています。
民族音楽に興味のある方はもちろん、心温まる恋物語や伝統的な舞曲のリズムを楽しみたい方にもおすすめの一曲です。
シヤハンバ

南アフリカの歌声が紡ぐ、自由と希望への賛歌。
1984年にアルバム『Freedom is Coming: Songs of Protest and Praise from South Africa』で世に広まった本作は、反アパルトヘイト運動のシンボルとして支持を集めました。
力強いアフリカのリズムと明るいメロディーが織りなす楽曲は、世界各地の教会や学校で親しまれています。
スウェーデンのフィエドゥールが南アフリカの女子校で出会い、音楽監督のアンダース・ニューベリさんの編曲により、ズールー語の魅力がグローバルに広がりました。
シンプルで心に響くメロディーは、コミュニティの絆を深める場面や、平和を願うイベントで演奏されることが多く、その普遍的なメッセージは今も色あせることがありません。
チェッチェッコリ

遠く離れたアフリカのガーナから伝わる心温まる民謡です。
子どもたちと一緒に歌って踊る参加型の要素が魅力で、リーダーの歌に合わせて皆で声を合わせ、体を動かしながら楽しめます。
1972年にOsibisaが手掛けたアルバム『Heads』での収録をきっかけに、伝統音楽とロック、ジャズが融合した新しい解釈で世界に広まりました。
2018年には「Sing With Sandra」さんがアルバム『Baby Shark And Other Children Songs』でカバーし、教育的な要素を活かしたアレンジを披露。
本作は、家族で楽しむホームパーティーや、文化交流イベントなど、世代や国境を超えて人々の心をつなぐ場面で威力を発揮します。
シンプルながら温かみのある旋律は、誰もが自然と笑顔になれる不思議な魅力に溢れています。
ラ バンバ

メキシコの伝統民謡から世界的なヒット曲へと変貌を遂げた珠玉のナンバー。
きらめくような情熱的なメロディと軽快なリズムが、まるで異国の結婚式の祝宴のような華やかさを醸し出します。
1958年にリッチー・バレンスさんがロックンロール調にアレンジし、スペイン語の楽曲として初めてアメリカのポップチャートで上位に躍り出ました。
本作は、1987年に公開された伝記映画の主題歌としてロス・ロボスがカバーし、ビルボード・ホット100で1位を獲得。
また、ローリング・ストーン誌の「史上最も偉大な500曲」にも選出され、音楽の力で国境を越えた交流を生み出した象徴的な作品として評価されています。
パーティーや祝いの席で盛り上がりたい時にぴったりの一曲です。
クラリネットポルカ

ポーランドの伝統音楽から生まれた陽気なダンス音楽が、時代と国境を越えて愛され続けています。
クラリネットが奏でる軽快な主旋律とポルカのリズムが織りなす魅力的な旋律は、聴く人の心を弾ませ、思わず体が揺れ出すような躍動感に満ちています。
19世紀末から20世紀初頭にポーランドで生まれ、移民とともにアメリカへ渡った本作は、シカゴやミルウォーキーなどで絶大な人気を博しました。
ラジオやテレビ番組でBGMとして採用され、さらなる知名度を獲得。
吹奏楽の定番曲として、世界中で演奏されています。
心が躍るような楽しいひとときを過ごしたい方や、異国情緒あふれる民族音楽に触れてみたい方にぴったりの一曲です。
ショショローザ

南アフリカ共和国の労働者たちによって歌い継がれてきた民族音楽で、鉱山で働く人々の魂が込められた珠玉の作品です。
コール・アンド・レスポンス形式で構成された本作からは、労働者たちの連帯感や、より良い未来への希望が力強く伝わってきます。
アフリカの伝統的なリズムと蒸気機関車の音を模した独特の擬音が織り込まれ、聴く者の心を揺さぶります。
1995年にレディスミス・ブラック・マンバーゾによるアルバム『Shosholoza with the Team Shosholoza』が大きな話題を呼び、2009年には映画『インビクタス/負けざる者たち』のサウンドトラックにも採用されました。
心が折れそうな時や、仲間と一緒に前を向きたい時に聴くと、勇気をもらえる一曲です。