【世界の音楽】民族音楽のススメ・海外の民謡まとめ
民族音楽って、ロックとかジャズとかR&Bとか、いわゆる音楽ジャンルでくくられた作品とはまた違った魅力がありますよね!
今自分がいる場所とは違う世界が見えてくるというか……こう、言葉にできない情景が心の中に広がるような。
今回この記事では、世界各地で親しまれている民族音楽をたくさんご紹介していきます。
異国情緒あふれる作品だったり、意外と身近に感じられる曲だったり、ほんと幅広くそろいました!
ここに載っている楽曲を聴いて、ぜひ新しい扉を開きましょう!
【世界の音楽】民族音楽のススメ・海外の民謡まとめ(21〜30)
アルマ・ジャネーラ

【ホローポ(ベネズエラ)】ラファエル・ボリーバル・コロナード作詞、ペドロ・エリアス・グティエレス作曲「アルマ・ジャネーラ(Alma Llanera)」。
演奏はコスタリカのヴァイオリン:リカルド・ラミレスさんとチェロ:マリアネラ・コルデロさんです。
シエリト・リンド

ユネスコの無形文化遺産にも登録されているメキシコの音楽「マリアッチ」。
『シエリト・リンド』はキリノ・メンドーサ・イ・コルテスによって作曲されたマリアッチの名曲の一つで、メキシコ国内ではサッカーの応援歌としても親しまれています。
ラテンの雰囲気を存分に味わえる、爽快な曲調が耳に残りますね。
マリアッチには「楽団」という意味合いがあるのですが、つまり同じ『シエリト・リンド』でも演奏する人々によって聴こえ方が違うということ。
ぜひあなた好みの作品を探してみてください。
【世界の音楽】民族音楽のススメ・海外の民謡まとめ(31〜40)
愛の喜びは

フランス圏の音楽体系、シャンソン。
言葉の意味としては「歌」なので、特定の演奏方法や歌い方を指すジャンルではありませんが、しかしゆったりとした曲調に大人びたメロディーの印象が強い音楽ですよね。
日本ではジブリ映画『紅の豚』で歌われた『さくらんぼの実る頃』が有名でしょうか。
今回ご紹介している『愛の喜びは』も、世界で愛されているシャンソンの一つ。
自分のもとを離れていった女性への未練を歌った、悲しいラブソングです。
エル・ マンボ

【マンボ(キューバ)】キューバの音楽家、ダマソ・ペレス・プラード作曲「エル・ マンボ(Que Rico El Mambo)」。
日本大学リズム・ソサエティ・オーケストラOBマンボ・バンドの演奏、新宿文化センターにて。
ラテン・パーカッションが楽しそうですね!
ある恋の物語

社交ダンスの演目として有名な「ルンバ」。
キューバ生まれの音楽なのですが、細かく言うともともと、私たちの知るルンバは「ソン」というラテンミュージックの一つでした。
それが世界中で聴かれるようになり、ダンス曲として使用されるなどして独自に進化、今は民族音楽という枠から出て一音楽ジャンルとして定着しています。
ということで『ある恋の物語』もそいいう中の1曲。
いなくなってしまった大切な人への思いを歌う、悲しい愛の歌です。
これすべてファド

ポルトガルの伝統的な音楽「ファド」。
少し前までは衰退していましたが、2000年代からマリーザさんの活躍によって、再び世界的な注目を集めるようになりましたね。
そんなファドの魅力はなんといっても、鼻母音を使ったボーカルでしょう。
女性が歌うことの多いジャンルなのですが、恐らくはこの鼻母音と女性の高い声の相性が良いからだと思います。
リリックも胸を打つ感情的なものが多いため、ファドを楽しむ際は和訳もチェックしてみてください。
Recuerdos de Ypacarai

パラグアイで生まれた音楽「グアラニア」。
アルパと呼ばれるハープの一種を使った楽器演奏、そして物憂げな雰囲気を持った曲調が特徴的なジャンルです。
パラグアイにはもう一つ「ポルカ」という、チェコの舞曲から独自に派生した音楽があるのですが、そちらは明るい曲調の楽曲を指します。
ご紹介している『Recuerdos de Ypacarai』を聴いてもらってもわかるように、グアラニアのセンチメンタルな音楽性は、遠く離れた日本にいる私たちの心も揺さぶる魅力を持っています。