【世界の音楽】民族音楽のススメ・海外の民謡まとめ
民族音楽って、ロックとかジャズとかR&Bとか、いわゆる音楽ジャンルでくくられた作品とはまた違った魅力がありますよね!
今自分がいる場所とは違う世界が見えてくるというか……こう、言葉にできない情景が心の中に広がるような。
今回この記事では、世界各地で親しまれている民族音楽をたくさんご紹介していきます。
異国情緒あふれる作品だったり、意外と身近に感じられる曲だったり、ほんと幅広くそろいました!
ここに載っている楽曲を聴いて、ぜひ新しい扉を開きましょう!
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【世界の音楽】民族音楽のススメ・海外の民謡まとめ(1〜20)
カリニョーゾ

19世紀にリオ・デ・ジャネイロで生まれたブラジルの民族音楽「ショーロ」。
ブラジルのジャズといわれているジャンルで、即興を重視した音楽ジャンルとしてはジャズよりも古い歴史を持ちます。
ボサノヴァやサンバといった後のブラジルを代表する音楽体系にも影響を与えました。
ボサノヴァの原型ということもあり、非常におだやかなメロディーにまとめられているのが印象的です。
現代的なフランスのシャンソンにも通ずる部分がありますので、そちらが好きな方にもオススメ。
オー・ソレ・ミオ

イタリアを代表する音楽「カンツォー」ネ。
定義が曖昧なジャンルですが、19世紀末から20世紀初頭に作られたイタリアの大衆音楽として今回は紹介したいと思います。
カンツォーネはオペラとして歌われることが多く、世界的な知名度も十分にあります。
こちらの『オー・ソレ・ミオ』はその中でも特に有名な作品で、日本でも教科書などに載っています。
民謡ではありませんが、イタリアの古き良き音楽を知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
【世界の音楽】民族音楽のススメ・海外の民謡まとめ(21〜40)
カリンカ

ロシアの文化史に輝く民謡が、この楽曲です。
作曲家で民俗学者のイワン・ペトロヴィチ・ラリオーノフさんによって1860年に生み出された本作は、軽快で陽気なメロディーラインの中に、ロシアの自然や恋愛をテーマとした詩情が溢れています。
ゆっくりとしたテンポから次第に加速していく独特な展開も印象的です。
2018年のFIFAワールドカップ・ロシア大会閉会式では、ソプラノ歌手のアイーダ・ガリフッリーナさんがロナウジーニョさんと共演。
さらにビデオゲーム『テトリス』や『シヴィライゼーションVI』でも使用され、世界中で愛されています。
異国情緒豊かな民族音楽に触れてみたい方や、ロシアの文化に興味がある方におすすめの一曲です。
ダニーボーイ

アイルランドの心を歌い継ぐ名曲として、世界中で愛され続けてきた珠玉のバラード。
1913年当時、イギリスの弁護士フレデリック・ウェザリーさんによって、アイルランドに伝わる伝統的な旋律に温かな歌詞が添えられました。
故郷を離れる人々への想いや、愛する者との別れを優しく包み込む旋律は、聴く人の心に深く響きます。
ビング・クロスビーさんやシネイド・オコナーさんなど、時代を代表するアーティストたちが本作を歌い継ぎ、1990年の映画『ミラーズ・クロッシング』では、フランク・パターソンさんの歌声が印象的なシーンを彩りました。
穏やかな夜にゆっくりと耳を傾けたい、永遠の名曲です。
グリーンスリーブス

イギリスの古き良き伝統が息づく民謡の世界へ、美しい旋律が私たちを誘います。
16世紀後半のイングランドを舞台に生まれた本作は、切ない恋心を緑色の衣装に託した象徴的な歌として、時代を超えて愛され続けています。
1580年9月、ロンドンの印刷業者リチャード・ジョーンズにより初めて出版登録されて以来、クラシック、ジャズ、フォークなど、様々なジャンルでアレンジされてきました。
1962年の映画『西部開拓史』では、デビー・レイノルズさんが『Home in the Meadow』として歌い、新たな魅力を引き出しました。
心安らぐメロディーと深い情感は、静かな時間を過ごしたいときや、異国の文化に触れてみたいときにぴったりです。
Living OverGreensky Bluegrass

アメリカのミシガン州カラマズーで2000年に結成されたグリーンスカイ・ブルーグラスは、伝統的なブルーグラスに新たな風を吹き込むバンドです。
2016年9月に発売されたアルバム『Shouted, Written Down & Quoted』収録の本作は、心に染み入るストーリーテリングと洗練されたサウンドスケープが見事に調和しています。
過去の後悔から新たな一歩を踏み出す決意を歌い上げ、聴く人の背中を優しく押してくれるような温かみのある楽曲に仕上がっています。
バンドの真骨頂であるアコースティック楽器による繊細な演奏と、ロックテイストを取り入れた大胆なアレンジが絶妙なバランスを保っており、心を癒やしながらも力強さを感じられる一曲です。
新しい音楽との出会いを求める方や、伝統音楽の現代的な解釈に興味がある方にぜひお勧めしたい作品です。