【世界の音楽】民族音楽のススメ・海外の民謡まとめ
民族音楽って、ロックとかジャズとかR&Bとか、いわゆる音楽ジャンルでくくられた作品とはまた違った魅力がありますよね!
今自分がいる場所とは違う世界が見えてくるというか……こう、言葉にできない情景が心の中に広がるような。
今回この記事では、世界各地で親しまれている民族音楽をたくさんご紹介していきます。
異国情緒あふれる作品だったり、意外と身近に感じられる曲だったり、ほんと幅広くそろいました!
ここに載っている楽曲を聴いて、ぜひ新しい扉を開きましょう!
【世界の音楽】民族音楽のススメ・海外の民謡まとめ(1〜10)
クラリネットポルカ

ポーランドの伝統音楽から生まれた陽気なダンス音楽が、時代と国境を越えて愛され続けています。
クラリネットが奏でる軽快な主旋律とポルカのリズムが織りなす魅力的な旋律は、聴く人の心を弾ませ、思わず体が揺れ出すような躍動感に満ちています。
19世紀末から20世紀初頭にポーランドで生まれ、移民とともにアメリカへ渡った本作は、シカゴやミルウォーキーなどで絶大な人気を博しました。
ラジオやテレビ番組でBGMとして採用され、さらなる知名度を獲得。
吹奏楽の定番曲として、世界中で演奏されています。
心が躍るような楽しいひとときを過ごしたい方や、異国情緒あふれる民族音楽に触れてみたい方にぴったりの一曲です。
フニクリ・フニクラ

日本ではイタリア民謡を指すときに使われる用語「カンツォーネ」。
言葉の意味は「歌」なので特定のイタリア音楽を表現しているわけではありません。
が、イタリアのナポリ周辺で歌い継がれている曲のことを「カンツォーネ」と表すことが多いそう。
ご紹介している楽曲『フニクリ・フニクラ』もその一つに数えられています。
聴きなじみ深いメロディーですが、しかしイタリアの音楽だと意識して聴くと確かに、異国情緒がしっかりとありますよね。
ダブリンの旗

イリアン・パイプスという管楽器の音色が印象的な民族音楽、アイルランド音楽。
「アイリッシュ音楽」という名称の方がぴんと来る方もいるかもですね。
国の名前を冠していますがヨーロッパを中心として垣根なく、世界中で親しまれています。
聴けば雄大な自然のイメージが湧いてくる、やわらかくて味わい深く、それでいて疾走感のある曲調が印象的です。
ご紹介している動画はバンド、FourWinds.による『ダブリンの旗』。
ダブリンはアイルランドの首都です。
【世界の音楽】民族音楽のススメ・海外の民謡まとめ(11〜20)
AoibhneasLúnasa

アイルランドの伝統音楽の革新者として知られるルーナサの演奏は、まるで緑豊かな丘陵地帯を吹き抜ける風のように爽やかで力強い印象を与えます。
2001年に発売されたアルバム『The Merry Sisters of Fate』の1曲目は、フルート、フィドル、イーリアンパイプスが織りなす3つの伝統的なリールを見事に融合させた傑作です。
1997年の結成以来、36カ国以上で2,500回を超えるライブを行ってきた彼らの真骨頂が存分に発揮された本作は、アイルランド音楽の神髄を現代的な感性で表現しています。
伝統音楽に興味を持ち始めた方はもちろん、ケルト音楽のファンにもぜひ聴いていただきたい一曲です。
コパカバーナ

世界的に有名なブラジルの民族音楽、サンバを取り入れているのがこちらの楽曲。
『哀しみのマンディ』などのヒット作を生んできたアメリカの作曲家、バリー・マニロウさんの作品です。
日本では高校野球の応援歌としても有名ですね。
情熱的な曲調とはギャップのある、悲しい恋物語が描かれた歌詞が特徴的。
派手な衣装で踊るサンバのイメージとはちょっぴり違う感じがしますね。
ちなみにこの曲はよく、社交ダンスの演目「サンバ」で使用されているんですよ。
コンドルは飛んでいく

学校の授業で習った覚えのある方、多いんじゃないかなと思います。
サイモン&ガーファンクルによるカバーバージョンが広く知られている『コンドルは飛んで行く』は、南アメリカのアンデス山脈周辺で受け継がれてきた「フォルクローレ」という民族音楽の中の1曲。
タイトル通り、大空を悠々と飛ぶコンドルのイメージが湧いてくる、雄大な作品です。
のどかなのに神秘的な雰囲気を感じてしまうのが不思議ですよね。
フォルクローレは地域性が限定的な音楽ジャンルではないので、場所場所によって独自に発展した楽曲が存在しています。
Coconut Liqueur

南国の風を感じる爽やかなサウンドが魅力のPAN NOTE MAGICによる本格的な民族音楽をご紹介します。
日本のスティールパンオーケストラとして活動する彼らの作品は、カリブ海地域の音楽スタイルを見事に表現。
7人編成のスティールパン・オーケストラによる躍動感溢れるアンサンブルと、ドラムセットやパーカッションが作り出すラテンのリズムで、南国の開放感を見事に描き出しています。
本作はアルバム『MAGIC HOUR』に収録され、2012年8月に公開された作品です。
日本テレビ系列の人気バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』でもBGMとして使用され、南国ロケやリゾートを扱う場面を彩っています。
まるでビーチで涼やかなカクテルを飲みながら海を眺めているような気分に浸れる本作は、リラックスタイムのお供にぴったりです。