【世界の音楽】民族音楽のススメ・海外の民謡まとめ
民族音楽って、ロックとかジャズとかR&Bとか、いわゆる音楽ジャンルでくくられた作品とはまた違った魅力がありますよね!
今自分がいる場所とは違う世界が見えてくるというか……こう、言葉にできない情景が心の中に広がるような。
今回この記事では、世界各地で親しまれている民族音楽をたくさんご紹介していきます。
異国情緒あふれる作品だったり、意外と身近に感じられる曲だったり、ほんと幅広くそろいました!
ここに載っている楽曲を聴いて、ぜひ新しい扉を開きましょう!
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【世界の音楽】民族音楽のススメ・海外の民謡まとめ(1〜10)
コパカバーナ

世界的に有名なブラジルの民族音楽、サンバを取り入れているのがこちらの楽曲。
『哀しみのマンディ』などのヒット作を生んできたアメリカの作曲家、バリー・マニロウさんの作品です。
日本では高校野球の応援歌としても有名ですね。
情熱的な曲調とはギャップのある、悲しい恋物語が描かれた歌詞が特徴的。
派手な衣装で踊るサンバのイメージとはちょっぴり違う感じがしますね。
ちなみにこの曲はよく、社交ダンスの演目「サンバ」で使用されているんですよ。
ロス・グリフィニャフィトス

ベネズエラの民族音楽「ホローポ」から『ロス・グリフィニャフィトス』です。
ホローポは3拍子のリズムが基本のダンス音楽で、ベネズエラからコロンビアにかけて広がっている平原地帯、リャノ地方に住む人々によって演奏されていた歴史があります。
聴いてもらえばわかるように、フラメンコやアフリカ民謡の空気感を持っている、情熱的な音楽体系です。
多国籍な民族性を持つベネズエラという国だからこそ、発展してきたのかもしれませんね。
チェッチェッコリ

遠く離れたアフリカのガーナから伝わる心温まる民謡です。
子どもたちと一緒に歌って踊る参加型の要素が魅力で、リーダーの歌に合わせて皆で声を合わせ、体を動かしながら楽しめます。
1972年にOsibisaが手掛けたアルバム『Heads』での収録をきっかけに、伝統音楽とロック、ジャズが融合した新しい解釈で世界に広まりました。
2018年には「Sing With Sandra」さんがアルバム『Baby Shark And Other Children Songs』でカバーし、教育的な要素を活かしたアレンジを披露。
本作は、家族で楽しむホームパーティーや、文化交流イベントなど、世代や国境を超えて人々の心をつなぐ場面で威力を発揮します。
シンプルながら温かみのある旋律は、誰もが自然と笑顔になれる不思議な魅力に溢れています。
【世界の音楽】民族音楽のススメ・海外の民謡まとめ(11〜20)
マリア・リシュボア

ポルトガル生まれの民族音楽「ファド」は情感豊かなギター演奏に、伸びやかかつ哀愁のあるメロディーラインが特徴的な音楽ジャンルです。
「これがファド」という決まりがあるわけではないですが、心の機微を描き出すような歌詞の世界観と感情揺さぶられるボーカルワークは、聴けばとりこになると思います。
『マリア・リシュボア』は久保田早紀さんの『異邦人』の原曲とも言われている、ファドの名曲です。
異国情緒にぜひ触れてみてください。
想いあふれて

ほっとするひととき、コーヒータイムなどで聴きたくなるのがブラジルの民族音楽「ボサノヴァ」。
やわらかくてオシャレな曲調に温かい歌声が合わさる、心安らぐ音楽です。
ご紹介している楽曲『想いあふれて』は1950年代に起きたボサノヴァブームのきっかけになった作品。
ジョアン・ジルベルトさんが歌ったこの曲がだんだんと広まり、その後の世界的な流行を作り出しました。
歌詞には愛する人への切実な思いがつづられています。
ショショローザ

南アフリカ共和国の労働者たちによって歌い継がれてきた民族音楽で、鉱山で働く人々の魂が込められた珠玉の作品です。
コール・アンド・レスポンス形式で構成された本作からは、労働者たちの連帯感や、より良い未来への希望が力強く伝わってきます。
アフリカの伝統的なリズムと蒸気機関車の音を模した独特の擬音が織り込まれ、聴く者の心を揺さぶります。
1995年にレディスミス・ブラック・マンバーゾによるアルバム『Shosholoza with the Team Shosholoza』が大きな話題を呼び、2009年には映画『インビクタス/負けざる者たち』のサウンドトラックにも採用されました。
心が折れそうな時や、仲間と一緒に前を向きたい時に聴くと、勇気をもらえる一曲です。
ラ バンバ

メキシコの伝統民謡から世界的なヒット曲へと変貌を遂げた珠玉のナンバー。
きらめくような情熱的なメロディと軽快なリズムが、まるで異国の結婚式の祝宴のような華やかさを醸し出します。
1958年にリッチー・バレンスさんがロックンロール調にアレンジし、スペイン語の楽曲として初めてアメリカのポップチャートで上位に躍り出ました。
本作は、1987年に公開された伝記映画の主題歌としてロス・ロボスがカバーし、ビルボード・ホット100で1位を獲得。
また、ローリング・ストーン誌の「史上最も偉大な500曲」にも選出され、音楽の力で国境を越えた交流を生み出した象徴的な作品として評価されています。
パーティーや祝いの席で盛り上がりたい時にぴったりの一曲です。






