おすすめのエスニック音楽の名曲、人気曲
世界各地に息づくエスニック音楽の魅力を探る旅へ、出発しましょう。
スイスのアルプホルン・トリオさんが奏でる山の調べ、エジプトのハイム・モシェさんが紡ぎ出すベリーダンスの音色、ハワイのイズさんが奏でる心温まるウクレレの音色。
それぞれの土地に根付いた伝統楽器には、その地域の暮らしと文化が刻まれています。
アルゼンチンからバリ島まで、時空を超えた音の万華鏡をお楽しみください。
おすすめのエスニック音楽の名曲、人気曲(1〜20)
シヤハンバ

南アフリカの歌声が紡ぐ、自由と希望への賛歌。
1984年にアルバム『Freedom is Coming: Songs of Protest and Praise from South Africa』で世に広まった本作は、反アパルトヘイト運動のシンボルとして支持を集めました。
力強いアフリカのリズムと明るいメロディーが織りなす楽曲は、世界各地の教会や学校で親しまれています。
スウェーデンのフィエドゥールが南アフリカの女子校で出会い、音楽監督のアンダース・ニューベリさんの編曲により、ズールー語の魅力がグローバルに広がりました。
シンプルで心に響くメロディーは、コミュニティの絆を深める場面や、平和を願うイベントで演奏されることが多く、その普遍的なメッセージは今も色あせることがありません。
QuimbaraCelia Cruz

力強いラテンのリズムと情熱的なボーカルが心を揺さぶるラテン音楽の至宝です。
「サルサの女王」として世界中を魅了したセリア・クルスさんの代表作として、1974年にアルバム『Celia & Johnny』に収録された1曲。
キューバの伝統的なグアグアンコやルンバの要素を取り入れた本作は、アフロ・キューバンミュージックの真髄を伝える名曲として、2014年にアメリカ議会図書館の全米録音登録簿に登録されました。
2006年には映画『マイアミ・バイス』やビデオゲーム『グランド・セフト・オート:バイス・シティ・ストーリーズ』でも使用され、世代を超えて愛され続けています。
異国の文化や音楽に興味がある方、情熱的なダンスミュージックが好きな方におすすめの1曲です。
ラ バンバ

メキシコの伝統民謡から世界的なヒット曲へと変貌を遂げた珠玉のナンバー。
きらめくような情熱的なメロディと軽快なリズムが、まるで異国の結婚式の祝宴のような華やかさを醸し出します。
1958年にリッチー・バレンスさんがロックンロール調にアレンジし、スペイン語の楽曲として初めてアメリカのポップチャートで上位に躍り出ました。
本作は、1987年に公開された伝記映画の主題歌としてロス・ロボスがカバーし、ビルボード・ホット100で1位を獲得。
また、ローリング・ストーン誌の「史上最も偉大な500曲」にも選出され、音楽の力で国境を越えた交流を生み出した象徴的な作品として評価されています。
パーティーや祝いの席で盛り上がりたい時にぴったりの一曲です。
Coconut Liqueur

南国の風を感じる爽やかなサウンドが魅力のPAN NOTE MAGICによる本格的な民族音楽をご紹介します。
日本のスティールパンオーケストラとして活動する彼らの作品は、カリブ海地域の音楽スタイルを見事に表現。
7人編成のスティールパン・オーケストラによる躍動感溢れるアンサンブルと、ドラムセットやパーカッションが作り出すラテンのリズムで、南国の開放感を見事に描き出しています。
本作はアルバム『MAGIC HOUR』に収録され、2012年8月に公開された作品です。
日本テレビ系列の人気バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』でもBGMとして使用され、南国ロケやリゾートを扱う場面を彩っています。
まるでビーチで涼やかなカクテルを飲みながら海を眺めているような気分に浸れる本作は、リラックスタイムのお供にぴったりです。
クラリネットポルカ

ポーランドの伝統音楽から生まれた陽気なダンス音楽が、時代と国境を越えて愛され続けています。
クラリネットが奏でる軽快な主旋律とポルカのリズムが織りなす魅力的な旋律は、聴く人の心を弾ませ、思わず体が揺れ出すような躍動感に満ちています。
19世紀末から20世紀初頭にポーランドで生まれ、移民とともにアメリカへ渡った本作は、シカゴやミルウォーキーなどで絶大な人気を博しました。
ラジオやテレビ番組でBGMとして採用され、さらなる知名度を獲得。
吹奏楽の定番曲として、世界中で演奏されています。
心が躍るような楽しいひとときを過ごしたい方や、異国情緒あふれる民族音楽に触れてみたい方にぴったりの一曲です。