おすすめのエスニック音楽の名曲、人気曲
エスニック音楽とは伝統的な民族音楽のことで、その土地の伝統的で珍しい楽器が使われていることも多く、楽器を演奏される方には特におすすめなジャンルです。
それぞれの地域の文化が表れる異国情緒あふれるプレイリストです!
気に入った楽曲があれば、ぜひ本場の生演奏を聴きに行ってみてください。
おすすめのエスニック音楽の名曲、人気曲(1〜10)
シヤハンバ

南アフリカの歌声が紡ぐ、自由と希望への賛歌。
1984年にアルバム『Freedom is Coming: Songs of Protest and Praise from South Africa』で世に広まった本作は、反アパルトヘイト運動のシンボルとして支持を集めました。
力強いアフリカのリズムと明るいメロディーが織りなす楽曲は、世界各地の教会や学校で親しまれています。
スウェーデンのフィエドゥールが南アフリカの女子校で出会い、音楽監督のアンダース・ニューベリさんの編曲により、ズールー語の魅力がグローバルに広がりました。
シンプルで心に響くメロディーは、コミュニティの絆を深める場面や、平和を願うイベントで演奏されることが多く、その普遍的なメッセージは今も色あせることがありません。
チェッチェッコリ

遠く離れたアフリカのガーナから伝わる心温まる民謡です。
子どもたちと一緒に歌って踊る参加型の要素が魅力で、リーダーの歌に合わせて皆で声を合わせ、体を動かしながら楽しめます。
1972年にOsibisaが手掛けたアルバム『Heads』での収録をきっかけに、伝統音楽とロック、ジャズが融合した新しい解釈で世界に広まりました。
2018年には「Sing With Sandra」さんがアルバム『Baby Shark And Other Children Songs』でカバーし、教育的な要素を活かしたアレンジを披露。
本作は、家族で楽しむホームパーティーや、文化交流イベントなど、世代や国境を超えて人々の心をつなぐ場面で威力を発揮します。
シンプルながら温かみのある旋律は、誰もが自然と笑顔になれる不思議な魅力に溢れています。
QuimbaraCelia Cruz

力強いラテンのリズムと情熱的なボーカルが心を揺さぶるラテン音楽の至宝です。
「サルサの女王」として世界中を魅了したセリア・クルスさんの代表作として、1974年にアルバム『Celia & Johnny』に収録された1曲。
キューバの伝統的なグアグアンコやルンバの要素を取り入れた本作は、アフロ・キューバンミュージックの真髄を伝える名曲として、2014年にアメリカ議会図書館の全米録音登録簿に登録されました。
2006年には映画『マイアミ・バイス』やビデオゲーム『グランド・セフト・オート:バイス・シティ・ストーリーズ』でも使用され、世代を超えて愛され続けています。
異国の文化や音楽に興味がある方、情熱的なダンスミュージックが好きな方におすすめの1曲です。
Coconut Liqueur

南国の風を感じる爽やかなサウンドが魅力のPAN NOTE MAGICによる本格的な民族音楽をご紹介します。
日本のスティールパンオーケストラとして活動する彼らの作品は、カリブ海地域の音楽スタイルを見事に表現。
7人編成のスティールパン・オーケストラによる躍動感溢れるアンサンブルと、ドラムセットやパーカッションが作り出すラテンのリズムで、南国の開放感を見事に描き出しています。
本作はアルバム『MAGIC HOUR』に収録され、2012年8月に公開された作品です。
日本テレビ系列の人気バラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』でもBGMとして使用され、南国ロケやリゾートを扱う場面を彩っています。
まるでビーチで涼やかなカクテルを飲みながら海を眺めているような気分に浸れる本作は、リラックスタイムのお供にぴったりです。
コロブチカ

ロシアの伝統が息づく民謡の傑作です。
19世紀に詩として生まれ、農村で愛され歌い継がれた珠玉のメロディは、誰もが一度は耳にしたことがあるはず。
軽快な三拍子のリズムと印象的なフレーズが心地よく響き、どこか懐かしさを感じさせる温かみのある曲調が魅力です。
1861年、詩人のニコライ・ネクラーソフさんによって行商人と農村の娘の恋物語として描かれ、その後民謡として広く親しまれるようになりました。
1989年には任天堂の『テトリス』のBGMとして採用され、ゲーム音楽としても世界的な知名度を獲得。
バレエやフォークダンスの演目としても人気があり、ジャズやロックなど様々なジャンルでアレンジされています。
民族音楽に興味のある方はもちろん、心温まる恋物語や伝統的な舞曲のリズムを楽しみたい方にもおすすめの一曲です。
マライカ

東アフリカのスワヒリ語圏を代表する名曲は、青年の切ない恋心を優しく包み込むような美しいメロディーが印象的です。
貧しさゆえに愛する人との結婚を諦めざるを得ない青年の想いを歌った本作は、普遍的なテーマと耽美な旋律で多くの人々の心を捉えてきました。
1960年代前半にケニアのファディリ・ウィリアムさんが録音したバージョンは、サックスやオルガンを効かせたアフロポップテイストの陽気なアレンジで、世界中の音楽ファンを魅了しています。
ゆったりとしたリズムとスワヒリ語の響きが織りなす異国情緒あふれる世界観は、心に潤いを求める人や、日常から少し離れた癒しの時間を過ごしたい人におすすめです。
Kalimba Manケピン・スピアース

アフリカの民族楽器であるカリンバを用いた、現代の楽曲です。
カリンバは”親指ピアノ”とも呼ばれ、オルゴールの元祖といわれています。
この頃は雑貨店などでも手に入ることもあり、日本でも愛好家が増えています。