おすすめのエスニック音楽の名曲、人気曲
世界各地に息づくエスニック音楽の魅力を探る旅へ、出発しましょう。
スイスのアルプホルン・トリオさんが奏でる山の調べ、エジプトのハイム・モシェさんが紡ぎ出すベリーダンスの音色、ハワイのイズさんが奏でる心温まるウクレレの音色。
それぞれの土地に根付いた伝統楽器には、その地域の暮らしと文化が刻まれています。
アルゼンチンからバリ島まで、時空を超えた音の万華鏡をお楽しみください。
おすすめのエスニック音楽の名曲、人気曲(1〜20)
コロブチカ

ロシアの伝統が息づく民謡の傑作です。
19世紀に詩として生まれ、農村で愛され歌い継がれた珠玉のメロディは、誰もが一度は耳にしたことがあるはず。
軽快な三拍子のリズムと印象的なフレーズが心地よく響き、どこか懐かしさを感じさせる温かみのある曲調が魅力です。
1861年、詩人のニコライ・ネクラーソフさんによって行商人と農村の娘の恋物語として描かれ、その後民謡として広く親しまれるようになりました。
1989年には任天堂の『テトリス』のBGMとして採用され、ゲーム音楽としても世界的な知名度を獲得。
バレエやフォークダンスの演目としても人気があり、ジャズやロックなど様々なジャンルでアレンジされています。
民族音楽に興味のある方はもちろん、心温まる恋物語や伝統的な舞曲のリズムを楽しみたい方にもおすすめの一曲です。
チェッチェッコリ

遠く離れたアフリカのガーナから伝わる心温まる民謡です。
子どもたちと一緒に歌って踊る参加型の要素が魅力で、リーダーの歌に合わせて皆で声を合わせ、体を動かしながら楽しめます。
1972年にOsibisaが手掛けたアルバム『Heads』での収録をきっかけに、伝統音楽とロック、ジャズが融合した新しい解釈で世界に広まりました。
2018年には「Sing With Sandra」さんがアルバム『Baby Shark And Other Children Songs』でカバーし、教育的な要素を活かしたアレンジを披露。
本作は、家族で楽しむホームパーティーや、文化交流イベントなど、世代や国境を超えて人々の心をつなぐ場面で威力を発揮します。
シンプルながら温かみのある旋律は、誰もが自然と笑顔になれる不思議な魅力に溢れています。
マライカ

東アフリカのスワヒリ語圏を代表する名曲は、青年の切ない恋心を優しく包み込むような美しいメロディーが印象的です。
貧しさゆえに愛する人との結婚を諦めざるを得ない青年の想いを歌った本作は、普遍的なテーマと耽美な旋律で多くの人々の心を捉えてきました。
1960年代前半にケニアのファディリ・ウィリアムさんが録音したバージョンは、サックスやオルガンを効かせたアフロポップテイストの陽気なアレンジで、世界中の音楽ファンを魅了しています。
ゆったりとしたリズムとスワヒリ語の響きが織りなす異国情緒あふれる世界観は、心に潤いを求める人や、日常から少し離れた癒しの時間を過ごしたい人におすすめです。
You Raise Me Upケルティック・ウーマン

ケルトの伝統音楽の流れをポップスに盛り込んだバンドは数々ありますが、このケルティック・ウーマンもその一つです。
紹介の楽曲「レイズ・ミー・アップ」は、フィギュア・スケートやCMなどで使われ、日本で広く知られるようになりました。
十五夜ネルグイ・ナランバトゥラフ

モンゴルの伝統歌唱法である「ホーミー」の楽曲です。
ホーミーは、低い音と高い音を同時に出して歌うといわれています。
歌詞はなく、哀切漂う旋律や、ホーミー独特の響きを楽しむのでしょう。
どこまでも広がる草原と青空によくマッチした曲です。