【2025】ジャムセッションにおすすめの洋楽まとめ
楽器を弾く方であれば、ジャムセッションを楽しめるようになるのは一つの目標だったりしますよね。
即興の演奏を通じて、演奏者同士が互いの音楽性を高め合い、その場でしか生まれない特別な音楽を生み出すことができます。
しかし、セッションを始めるにあたって「どんな曲から挑戦すればいいのだろう?」と悩む方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、世界中のミュージシャンに愛され続けている洋楽の中から、ジャムセッションで取り入れやすい楽曲をご紹介します。
これらの曲を演奏することで、あなたのセッション体験がより豊かなものになるはずですよ。
【2025】ジャムセッションにおすすめの洋楽まとめ(1〜10)
Seven Nation ArmyThe White Stripes


ギターとドラムという最小編成でありながら圧倒的な存在感を放ち、2000年代のガレージロック・リバイバルを象徴する存在となったザ・ホワイト・ストライプス。
2003年にリリースされたアルバム『Elephant』の冒頭を飾るこの楽曲は、一度聴いたら忘れられないメインリフが最大の魅力です。
ベース音のように聴こえるあのリフは、実はセミアコースティックギターをワーミーペダルで1オクターブ下げて演奏したもの。
極限までシンプルでありながら、弾けば弾くほどその奥深さが理解できるタイプのフレーズですから、セッションで取り上げれば参加者全員が一体感を味わえること間違いなしです。
グラミー賞の最優秀ロック・ソング賞を受賞した名曲中の名曲であり、サッカーの入場曲としても使われるほど世界中で愛されていますから、ジャムセッションの定番曲として挑戦してみてはいかがでしょうか!
Virtual InsanityJamiroquai


テクノロジーが支配する現代社会への警鐘を鳴らすこちらの楽曲は、1996年のアルバム『Travelling Without Moving』に収録されたジャミロクワイの代表曲です。
ファンクとアシッドジャズを融合させたグルーヴィーなサウンドは、ジャムセッションにおいても即興演奏の幅を広げやすく、ドラムやベース、キーボードそれぞれのプレイヤーが個性を発揮できる懐の深さを持っています。
1997年にはMTVビデオ・ミュージック・アワードで年間最優秀ビデオ賞を受賞し、翌年のグラミー賞でも栄冠に輝いた本作。
札幌の地下街から着想を得たという制作エピソードも興味深いですね。
リズム隊の絡み合いが心地よく、セッションの曲として提案すればバンドとしてのスキル向上にもつながるはず!
Bad HabitSteve Lacy


ハイセンスな音楽性で世界中のコアなソウルマニアから高い評価を集めているスティーヴ・レイシーさん。
かつてのディアンジェロさんをイメージさせるような本格的なネオソウルを現代的にアレンジした独特の音楽性が人気ですね。
2022年7月にリリースされたアルバム『Gemini Rights』からのシングルであるこの楽曲は、TikTokで大きな話題を集め、Billboard Hot 100で初の1位を獲得しました。
ギターのリフがメインフックとなっていて、コード進行もシンプル。
R&B、インディー・ロック、ローファイが混ざり合った独特のサウンドは、ジャムセッションでギターやベース、ドラムそれぞれが自由に表現できる余白があります。
少し歪んだギターの質感とゆったりしたテンポ感が心地よく、即興演奏にも挑戦しやすい構成です。
スタイリッシュに演奏することよりも、自分なりのアレンジで自由に楽しんでみましょう。
Sweet Home ChicagoThe Blues Brothers


ブルース・スタンダードの王道として世界中のセッションで愛されている名曲です。
1936年にロバート・ジョンソンさんが録音したオリジナルを、The Blues Brothersが1980年の映画『The Blues Brothers』で取り上げ、サウンドトラック・アルバム『The Blues Brothers: Original Soundtrack Recording』に収録しました。
本作の魅力は、なんといってもシンプルなコード進行と覚えやすいメロディにあります。
基本的な12小節ブルースの形式を踏襲しているため、初めてセッションに参加する方でも入りやすく、ホーン・セクションやソロ楽器のアドリブ展開も自由自在です。
映画では1960年代のシカゴ・ブルース・ギタリスト、マジック・サムさんに捧げられた演奏として披露され、約8分近い長尺のライブ演奏がそのまま収録されています。
ジャムの定番曲を探している方、仲間と気軽にブルースを楽しみたい方にぴったりの一曲ですよ!
If I Ain’t Got YouAlicia Keys


クラシカルなピアノ奏法と豊かな声量で魅了するアリシア・キーズさん。
本作は2003年12月にリリースされたアルバム『The Diary of Alicia Keys』に収録された珠玉のR&Bバラードです。
ジャズ的なコード進行と6/8拍子のスウィング感が絶妙で、セッションでの即興演奏にもぴったりな構成になっています。
歌詞では物質的な豊かさよりも愛する人の存在こそが何よりもたいせつだという普遍的なメッセージが綴られていて、アリーヤさんの死や同時多発テロといった出来事を経て生まれた楽曲だけに、深い感動が込められています。
2004年にはビルボードのR&B部門で6週間1位を記録し、グラミー賞も受賞した名曲です。
ピアノとボーカルを軸にしたシンプルなアレンジは、演奏者それぞれの個性を活かせるため、仲間と音を重ねる喜びを存分に味わえますよ。
Stand By MeBen E. King


ソウルの名曲として世界中で愛されているこの楽曲は、ジャムセッションの定番として親しまれています。
1961年にシングルとして発売され、1986年の映画『スタンド・バイ・ミー』への起用で再びヒットを記録しました。
コード進行は「50’s進行」と呼ばれるシンプルなパターンで、初めてセッションに参加する方でも演奏しやすい構成です。
ベースラインは繰り返しのフレーズが基本なので覚えやすく、ギターはコードストロークで十分に雰囲気を出せます。
キーボードがあればストリングスの部分を担当できますし、ドラムも基本的なビートで対応できますよ。
誰もが耳にしたことのあるメロディーなので、演奏するだけで一体感が生まれ、自然と盛り上がれる一曲です。
Feel Like Makin’ LoveRoberta Flack


1970年代を代表する女性ソウルシンガー、ロバータ・フラックさん。
ベルベット・ヴォイスと称されるやわらかな歌声で、数々の名曲を世に送り出してきた彼女の代表曲の1つが、1974年6月にシングルとして発売されたこちらの楽曲です。
作曲家ユージン・マクダニエルズさんが約45分で書き上げたというエピソードを持つ本作は、スローテンポなジャズ・バラードで、公園を散歩しながら冬から春への移ろいを感じる情景が、静かなピアノとストリングスに乗せて描かれています。
Billboard Hot 100で第1位を獲得し、彼女は3年連続1位という女性歌手初の記録を樹立しました。
広い声域や声量を必要としないスムーズな曲調は、セッションでの演奏にも最適です。






