タンゴの名曲。おすすめの人気曲
歯切れの良い独特のリズムと哀愁漂うメロディが魅力のタンゴ。
昔から日本人にも人気のあるジャンルですよね。
南米アルゼンチン発祥の音楽と思われがちですが、もともとは18世紀にイベリア半島で生まれた舞曲の一種です。
タンゴには大きくわけてアルゼンチン・タンゴとコンチネンタル・タンゴがあり、それぞれ違った味わいがあります。
情熱的なバンドネオンの響き、情感あふれる歌声。
魅惑的なタンゴの世界をご堪能ください。
タンゴの名曲。おすすめの人気曲(1〜5)
リベルタンゴ(Libertango)アストル・ピアソラ

あまりにも有名な、ピアソラの「リベルタンゴ」です。
それまでのアルゼンチン・タンゴやコンチネンタル・タンゴの曲調とはかけ離れた、攻撃的な激しさが特徴の、それでいてやはりタンゴなのだと納得させられる力強さに、一度耳に入ると動けなくなるばかりです。
ポル・ウナ・カベーサ(Por Una Cabeza)カルロス・ガルデル

アルゼンチンタンゴのなかで、最も有名な曲と言っても過言ではない『Por Una Cabeza』。
情熱的なメロディがおりなす、極上の恋愛表現は必見です。
スペイン出身の偉大なフラメンコシンガーのDiego El Cigaraが歌詞をつけてカバーしたことで話題になりました。
真珠採りのタンゴ(Perlenfischer tango)ジョルジュ・ビゼー/アルフレッド・ハウゼ楽団
原曲はビゼー作曲のオペラ「真珠採り」のなかのアリア『耳に残るは君の歌声(ナディールのロマンス)』で、これをアルフレッド・ハウゼがアレンジしたものです。
美しいメロディーのアリアは今でも歌われますが、オペラ全曲の上演はあまりなく、かえってこのタンゴ・アレンジのほうが広く知られているかもしれません。
ブエノスアイレスの冬アストル・ピアソラ

重厚なメロディがタイトル通りブエノスアイレスの冬を表現しています。
アストル・ピアソラのアルゼンチンタンゴは、それまでの概念を壊した自由表現に富んだものだったため、当初は評判がよくありませんでした。
徐々に彼の音楽性が認められ、現在ではアルゼンチンタンゴの名曲とされています。
アディオス・ノニーノ(Adios Nonino)アストル・ピアソラ

巡業中に父親の訃報をうけたピアソラが、父に捧げて作った楽曲です。
題名の「ノニーノ」はイタリア語で「おじいちゃん」の意味で、父親の愛称でありました。
さよなら、おじいちゃん…といったところでしょうか。
とても美しい、胸が切なくなる曲です。