BOSS GE-7は、長い歴史を誇る同社のコンパクトエフェクターの中でも人気の高い製品です。
モデルチェンジが多いコンパクトエフェクターのラインナップの中でも、未だ現行機種でロングセラーを続ける製品のひとつです。
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GE-7の魅力
あらゆるエフェクターがデジタル化され、より細かい音作りが可能になっている現代において、未だに多くのギタリストに愛用されているGE-7の魅力とは一体どこにあるのでしょうか。
そもそもイコライザーというエフェクターは、元になる音の周波数特性を変化させることによって音質調整をするものです。
どちらかと言えば地味な存在
オーバードライブやディストーションなどの歪み系や、コーラスやディレイなどの空間系エフェクターのように明確に音を変化させる部類のエフェクターではないため、どちらかと言えば地味な部類の機材に感じられ、特に初心者にとっては馴染み難いエフェクターかもしれません。
ですが、ギターやベースなどの楽器用としてはもちろん、ライブ会場のPAやレコーディングなどでは必ず使用される機材であることから、音作りには大いに役立つエフェクターであるということが分かります。
ギターを弾いていて「もっと低音を太くしたい」とか「高音をもっと鋭い感じにしたい」と思うことが良くあるでしょう。
アンプやギター本体のツマミでも調整は可能ですが、やはり限界があります。
そこでイコライザーを使用することで特定の音域の音質を変え、より理想の音に近づけるわけです。
それぞれの周波数帯を独立してコントロール
GE-7は、7つの周波数帯をそれぞれにブースト・カットできる、いわゆる7バンドのイコライザーです。
最も低い100Hzから最高音域の6.4kHzまで、7つのツマミを上下させることでそれぞれの音域をコントロールすることができます。
この7つに分けられたバンド数がギタリストにとっては非常に使いやすく、更に楽器そのものの音質調整以外にも様々な効果が得られることがロングセラーたる所以なのです。
セッティング例 ドンシャリサウンド
例えばギターでコードを鳴らしていて、よりメリハリの効いた音にしたい場合、イコライザーの7つのツマミの真ん中の部分を下げて、ツマミ全体がV字になるようにします。
つまり、中音域の周波数帯をカットして、低音と高音が目立つようにする、いわゆるドンシャリサウンドにするのです。
初心者の人は、イコライザーの各ツマミはボリューム調整のためと思うことが多いようですが、決してそうではありません。
全体的なレベル基本的な音量はギター本体やアンプで調整します。
イコライザーは低音から高音まで、それぞれの音域を目立たせたり、目立たないようにさせたりするものだとイメージすれば良いでしょう。
ノイズ・ハウリング対策
GE-7はギターの音域を調節する使い方はもちろん、ノイズ対策やハウリング対策にも使用できるという大きなメリットがあります。
使用するギターやアンプによっては、どうしてもノイズが発生することもあります。
ノイズは高音域になるほど目立つので、6.4kHzや3.2kHzのツマミを下げてみることでノイズを低減させることができます。
また、ギタリストだけでなく他の奏者にとっても迷惑なハウリングは、楽器だけでなくスタジオやステージなど演奏する環境も発生の原因です。
例えばギターソロなど高音域のパートを弾いている時にハウリングが起こる場合は、イコライザーの高音域のツマミを下げることでハウリングを抑えることが出来ます。
繋ぎ方による音の違い
他にもGE-7を使用するコツのひとつとして、歪み系のエフェクターの前に繋ぐか、後ろに繋ぐかという点があります。
例えば歪み系の前に繋ぐと、ギターの周波数帯ごとに歪み具合の調整が可能になります。
高音域は余り歪ませず、クリーンに聴かせたい場合は高音域をカットしてから歪み系を通せば良いことになります。
また、歪み系の後ろに繋いだ場合は、歪んだサウンドそのものを調整する役割になります。
これらの特性を使い分けることで、ギターの音作りに幅広く使用できるのがGE-7の大きな特徴です。