中国語の早口言葉。中国語学習に役立つ绕口令まとめ
中国語って早口言葉みたいでなかなか学習が進まない……。
中国語を学んでいる方の中にはそんなふうに悩んでいる方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、実際に中国語の学習を進めるためには、绕口令と呼ばれる早口言葉がとても有効なんです。
早口言葉を練習することで、似ている発音をしっかりと言い分けられるようになるんですよね。
そこでこの記事では、定番の早口言葉から中国の方にとっても難易度が高い複雑なものまで、早口言葉を一挙に紹介していきますね。
ピンインを添えていることに加え、併記してあるGoogle翻訳のURLに飛べば発音も確認できますので、ぜひ中国語学習に役立ててくださいね。
もくじ
- 中国語の早口言葉。中国語学習に役立つ绕口令まとめ
- 牛郎恋刘娘, 刘娘念牛郎, 牛郎年年恋刘娘, 刘娘年年念牛郎, 郎恋娘来娘念郎, 念娘恋郎, 念恋娘郎
- 八百标兵奔北坡, 炮兵并排北边跑。炮兵怕把标兵碰, 标兵怕碰炮兵炮。
- 布谷鸟、叫布谷、布谷布谷、忙忙碌碌、赶快布谷。
- 四是四, 十是十。十四是十四, 四十是四十。四十加四, 四十四。
- 白猫黑鼻子, 黑猫白鼻子。黑猫的白鼻子,碰破了白猫黑鼻子,白猫的黑鼻子破了。
- 天上小星星、地上小青青、青青看星星、星星亮晶晶、青青数星星、星星数不清。
- 抱著灰雞上飛機,飛機起飛,灰雞要飛。
- 白石塔、白石搭。白石搭白塔、白塔白石搭。
- 妈妈骑马。马慢, 妈妈骂马。
- 瓦打马, 马踏瓦, 瓦打坏马, 马踏碎瓦。
- 贝贝盖白被, 妹拍贝贝睡。
- 树上有梨、地上有泥、风刮梨、 梨落地、梨滚泥、泥沾梨。
- 吃葡萄不吐葡萄皮。不吃葡萄到吐葡萄皮。
- 石老师吃柿子。一天吃四个柿子。十天吃四十个柿子。
- 高高山上一条藤, 藤条头上挂铜铃。风吹藤动铜铃动, 风停藤停铜铃停。
中国語の早口言葉。中国語学習に役立つ绕口令まとめ
牛郎恋刘娘, 刘娘念牛郎, 牛郎年年恋刘娘, 刘娘年年念牛郎, 郎恋娘来娘念郎, 念娘恋郎, 念恋娘郎

中国語に使用される母音の中でも、とくに難しい発音とされる、「n」と「ng」の音が印象的に響く早口言葉です。
「niu」と「liu」、「nian」と「niang」など、近い音の文字で構成された複雑な文章ですね。
声調は第二声が中心なので、子音や母音の違いに集中しやすいような内容ではないでしょうか。
「n」と「ng」の違いは舌の位置が違うとも言われているので、聞いた音を再現するところからはじめて、徐々に身に着けていくのがオススメです。
八百标兵奔北坡, 炮兵并排北边跑。炮兵怕把标兵碰, 标兵怕碰炮兵炮。

近い音を持った子音の小さな違い、難しい母音である「n」と「ng」の違いに注目したような早口言葉です。
子音は主に「b」と「p」で構成されており、これが並ぶことで発音する際の息の使い方などが身に付きます。
また「n」と「ng」の違いも重要なポイントで、くちびるを動かす子音と、舌の位置が重要なこの母音の組み合わせによって、口の動きにしっかりと意識が向くような文章ですね。
くちびるを動かすはじけるような発音のため難易度は高いですが、声に出すと楽しい軽やかさを感じられるでしょう。
布谷鸟、叫布谷、布谷布谷、忙忙碌碌、赶快布谷。

カッコウの鳴き声をテーマにした、同じ母音を繰り返す構成のおだやかなリズムの早口言葉です。
母音の中でも「u」の発音に注目したような文章で、口の形や声の出し方が身につくでしょう。
繰り返しがメインの読みやすい文章であるからこそ、確実に発音をこなしましょう。
似たような音を使用した文章ではありますが、声調は上下に動くため、この部分の違いを意識しつつ読み上げることも大切なポイントとなります。
四是四, 十是十。十四是十四, 四十是四十。四十加四, 四十四。

4という数字と10という数字の説明、シンプルな足し算を文章で表現したような内容の早口言葉です。
主に「四」と「十」と「是」を組み合わせた文章というところが重要なポイントです。
カタカナで表すとすべてが「シー」と発音するような文字ではありますが、それぞれに子音や声調が異なるため、続けて言うことで高い難易度の文章が完成します。
「十是十」の部分はとくに注目したいポイントで、子音も母音も同じで声調だけが異なる文字の並びですので、ここの発音が基礎力にもつながっていきます。
白猫黑鼻子, 黑猫白鼻子。黑猫的白鼻子,碰破了白猫黑鼻子,白猫的黑鼻子破了。

ねこの鼻の色をテーマにした、区別するのが難しい子音の「b」と「p」が使われた早口言葉です。
「b」の音を中心とした発音で、文章が進むにつれて「p」が登場し、複雑な発音へと変わっていきます。
「b」と「p」の発音が隣接していないところも注目のポイントで、発音や息の違いなどに注目しつつ、しっかりと読み上げましょう。
さまざまな声調が取り入れられていることも大切で、徐々にスピードを上げていけば、さまざまな発音が身につくような文章ですね。
天上小星星、地上小青青、青青看星星、星星亮晶晶、青青数星星、星星数不清。

空に美しく輝く星を見上げている様子を描いた、近い音を持っているけれど子音が異なる早口言葉です。
星と青の発音「xing」と「qing」の違いが重要なポイントで、繰り返して発音することで、違いをつかめるような内容ですね。
声調が同じであることも大切で、口や舌の動かし方や息の使い方、音の違いにしっかりと意識を向けて文章を読み上げましょう。
ふたつの発音は隣接しないので、言葉を大切にしつつ読み進めていけるところはやさしいポイントですね。