長文の早口言葉まとめ。アナウンスやナレーションの練習にもオススメ。
滑舌やスムーズな発声が試される早口言葉の中でも、長文のものに注目して紹介します。
前後の言葉とのつながりや文章のリズムによって、長文だからこその読みにくさが加わっている印象ですね。
読みにくい文章に何度もチャレンジしていくことで、滑舌も徐々に良くなり、言葉の聞き取りやすさや日常のスムーズな会話にもつながっていきます。
ニュースを読み上げるアナウンサーのように、聞き取りやすいはっきりとした発音を意識しするのがポイントですね。
長文の早口言葉まとめ。アナウンスやナレーションの練習にもオススメ。(1〜10)
この竹垣に竹立てかけたのは 竹立てかけたかったから 竹立てかけたのです

「竹垣」や「竹立てかけた」を組み合わせた定番の早口言葉、これらの言葉を何で接続しているのかも難しいポイントですね。
「竹」のようにタ行とカ行のならびが難しく、舌を歯に対してどのように当てるのかの判断がスムーズな発音につながりますよ。
カ行は舌の奥を口の上に持ち上げる、タ行は舌の先が上に上がるという動きなので、それぞれの文字がどの行なのかをすばやく判断、それに合わせた舌の動きをこなしていきましょう。
舌の動きをチェックしつつゆっくりと発音、そこから徐々にスピードを上げていくのがオススメですよ。
新設診察室視察 瀕死の死者 生産者の申請書審査 行政観察査察使 親切な先生 在社必死の失踪

滑舌の良し悪しが問われる、上級者向けの長文早口言葉です。
とにかく漢字が多めで、文章を見ているだけで難しそうですよね!
まずは、ゆっくりとかまずに読めるかどうかから始めて、だんだん早口で読めるか試してみましょう。
また、どうしてもつかえてしまう部分が出てくるのであれば、単語や文節に区切ってチャレンジしてみるのもいいですね!
これがスラスラと言えるようになれば、アナウンサーやナレーターも夢ではないでしょう。
天の宮のお宮の前の飴屋に あんまと尼が雨やどり 雨やむまであんまももうとあんま申す あんま尼もみ尼あんまもむ あんまうまいか尼うまいかあんまも尼もみなうまい あんまもおもみやれ尼もおもみやれ雨やどり

超長文の早口言葉にチャレンジしてみませんか?
アナウンサーやナレーター、声優を目指している方にもオススメできる早口言葉です!
まずは、文節で区切って文章の意味を頭に入れることから始めてみましょう。
そうすることで、情景が浮かびやすくなり読みやすさもアップ!
また、この早口言葉は終盤に行くにしたがってリズムが生まれるので、そのリズムにまかせて読んでみるのもいいでしょう。
ちなみに「あんま」はマッサージ師、「尼」は出家した女性のことです。
可逆反応の逆不可逆反応 不可逆反応の逆可逆反応 可逆反応も不可逆反応も化学反応

可逆反応をベースにして不可や逆などのワードを加え、徐々に言葉を長くしていくような早口言葉です。
「可逆」や「不可逆」など、カ行とガ行の組み合わせが難しいポイントで、カ行の舌の動かし方をしっかりと意識しましょう。
舌の奥を上に持ち上げ、そこから息を破裂音のように抜く動きなので、舌を動かす筋肉がスムーズな発音には大切です。
まずはゆっくりと大きく発音して、それぞれの文字で舌や口がどのような形になっているかをチェックしてから挑戦するのがオススメですよ。
闇の中 謡曲熊野 雪の夜景 八日の夜の夜回り 夜通しよろよろ

文豪の小節を読んでいるような気分にさせてくれる、難関早口言葉に挑戦してみませんか?
この早口言葉の情景を想像すると美しく、自分なりにイメージを膨らませながら読むことができます。
始めはワンフレーズごとに区切って声に出すのがオススメ!
リズム感はあまりないので、フレーズとフレーズの間をどれだけ間をおかずにスムーズに読めるかがポイントになってきますよ。
「闇の中」で一息、「謡曲熊野 雪の夜景」で一息、あとは一気に最後まで読むのがコツでしょうか。
美術室技術室手術室 美術準備室技術準備室手術準備室 美術助手技術助手手術助手

アナウンスやナレーションの練習にもオススメできる、難関早口言葉に挑戦してみましょう!
一見すると全部漢字なので、それだけでもう無理だと思ってしまう方も多いかもしれません。
ただ、この早口言葉をよく見ると、一部分が変化した単語の繰り返しなので、逆に覚えやすいのではないでしょうか。
単語ごとに区切って繰り返し声に出すことで頭に入ってきます。
また、一定のリズムがありますので、そのリズムにのって読むと発声がしやすいと思いますよ!
ブタがブタをぶったらぶたれた ブタがぶったブタをぶったのでぶったブタとぶたれたブタがぶったおれた

ブタが戦っている姿を表現したような早口言葉、言葉が増えて状況が徐々にわかりにくくなるので、流れをしっかりと想像することが大切ですね。
「ブタが」の発音が重要なポイントで、それぞれの文字の口の形や息の抜き方を知っておくことが、全体のスムーズな発音につながります。
「ぶ」は口を小さくして息を抜く破裂音、「た」は舌先を上に、「が」は舌の奥を上に動かすというそれぞれの動きをチェックし、文字の確実な発音を意識して進めましょう。
接続には他の文字も入ってくるので、そこでリズムが崩れないように注意しつつ、大きく口の動かしていくことが重要ですね。