中国語の早口言葉。中国語学習に役立つ绕口令まとめ
中国語って早口言葉みたいでなかなか学習が進まない……。
中国語を学んでいる方の中にはそんなふうに悩んでいる方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、実際に中国語の学習を進めるためには、绕口令と呼ばれる早口言葉がとても有効なんです。
早口言葉を練習することで、似ている発音をしっかりと言い分けられるようになるんですよね。
そこでこの記事では、定番の早口言葉から中国の方にとっても難易度が高い複雑なものまで、早口言葉を一挙に紹介していきますね。
ピンインを添えていることに加え、併記してあるGoogle翻訳のURLに飛べば発音も確認できますので、ぜひ中国語学習に役立ててくださいね。
中国語の早口言葉。中国語学習に役立つ绕口令まとめ(1〜10)
白石塔、白石搭。白石搭白塔、白塔白石搭。

「白い石を積み上げて白い塔を作る」という意味の、複雑な声調が特徴の早口言葉です。
塔の読み方がこの文章の重要なポイントで、前後の文字や使われ方でさまざまな発音に変化しています。
第二声と第一声、第二声と第三声の連続といったところも大切で、文字のつながりによる言葉の響きにも注目して読み上げましょう。
声調の違いをじっくりと身に着けて、徐々にスピードを上げて発音のつながりに意識を向けていくのがわかりやすいのではないでしょうか。
妈妈骑马。马慢, 妈妈骂马。

中国語を学習する際の入り口として使用されることも多い、中国語の有名な早口言葉です。
「馬に乗った母が遅い馬をしかる」といった意味の文章です。
ここで注目したいポイントは「母」と「馬」の音で、同じ「ma」の音でありながら声調が異なるという部分でしょう。
同じ音であっても声調が異なるだけで大きく意味が変わるということに注意して、確実な発音を心がけましょう。
文章を読み上げるスピードを徐々に早めていくことで、複雑な声調の動きが身につくと思います。
瓦打马, 马踏瓦, 瓦打坏马, 马踏碎瓦。

中国語の学習を始めた際、序盤にひっかかりやすい発音である、第三声に注目した早口言葉です。
翻訳すると馬とタイルの打ち合いを表現したよくわからない文章ではありますが、一文字ずつの発音にしっかりと注目して読み上げましょう。
文章を構成するほとんどの文字は、「a」の母音を持った第三声で発音するもので、この音が苦手という人にはとくにオススメです。
徐々に発音に慣れていき、スピードを上げたときに声調が崩れないことを目指していきましょう。
中国語の早口言葉。中国語学習に役立つ绕口令まとめ(11〜20)
贝贝盖白被, 妹拍贝贝睡。

同じ文字を繰り返して発音する中国語の構成と、中国語の発音の中でも第四声に注目したような早口言葉です。
「贝贝」と「妹妹」が「ei」の母音と第四声が共通していることなど、子音の違いといった部分に注目した構成ですね。
似たような音の子音であったとしても、息の使い方などの小さな部分が異なるため、そこを身に着けることで、スムーズな発音へとつながっていきます。
子音の小さな違いが、スピードを上げるほどに難しくなっていくので何度も練習してみましょう。
树上有梨、地上有泥、风刮梨、 梨落地、梨滚泥、泥沾梨。

木の上に実をつけた梨と、地面に広がった泥の関係を描いた、音が近い言葉を並べた早口言葉です。
梨と泥の発音の違い「li」と「ni」がこの文章のポイントで、どの言葉を発音しているのかに意識を向けることが大切ですね。
口の形や舌の動きが、言葉に違いをつけるためには重要です。
口を大げさに動かしてはっきりと発音していくと、わかりやすいかと思います。
文章が進むにつれて、ふたつの文字が近づいてくるような構成からも、違いを意識させるような意図が伝わってきますね。
吃葡萄不吐葡萄皮。不吃葡萄到吐葡萄皮。

「ぶどうを食べてもぶどうの皮は吐きません、ぶどうの皮を吐き出すまでぶどうを食べてはいけません」という、理解しにくい意味を持った早口言葉です。
「葡萄」や「不吐」の部分が難しいポイントで、前後に異なる音が加わることで、この部分の発音を難しくしています。
似たような音でありつつ、息の使い方が違うというところに気を付けましょう。
また全体的な声調の動きも難易度を高めており、子音や母音、音の変化などを分解して考えていくのがオススメです。
石老师吃柿子。一天吃四个柿子。十天吃四十个柿子。

柿を食べる先生の姿を描いた文章、子音の違いによる息の使い方や声調の違いが特徴の早口言葉です。
「四」と「十」、「si」と「shi」の違いが重要なポイントで、息の使い方や下の動きをしっかりと意識しましょう。
また石や师、柿なども声調が異なる「shi」で発音される文字なので、声調の違いにも注目しつつ文章を読み上げましょう。
声調の違いでどのように意味が変わるのかといった部分にも注目して、文章を考えてみるのもオススメです。