ドラムの練習に疲れた…そんな時の息抜き方法
当然のことながら、真面目に練習しない人は、やっぱりそんなにうまくないです……
でも「うまいorへたっぴ」や「できるorできない」の物差しだけでしょうか?
「カッコ良いorカッコ悪い」の物差しもあると思います。
今回はそんなところに焦点を当ててみました。
1人カラオケのように個人練習するのもあり

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仕事でイライラ!
バイトでムカムカ!
そんな時ってありますよね?
そういう時は、日々の練習なんか忘れて、ドカーンっと叩けば良いじゃないですか!
でも、そんな時に1つだけ忘れないで欲しいポイントを作ることが大切です。
- タイムキープ
- 音源と絶対にズレない
- 1打も間違えない
などなど、何でも良いのです(笑)
それさえ忘れなければ「無駄な練習」にはならないはずです。
メジャーアーティストや、スターミュージシャン達も、結局は1人の人間で悩みもあるはずです。
人間溜め込んでては良いことありません。
しっかりガス抜きをしてください(笑)。
お酒を飲みながら、ふらっとセッションに参加する

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これこそ、まさに1人生カラオケ状態(笑)。
この場合、最大限に注意しなければならないことが、音量バランスです。
いくらストレス発散とは言え、フルテンで叩いてしまっては、アンサンブルにならないし、他のお客様に不快な思いをさせてしまうことにもなります。
また、セッションでチャンスがあればぜひ「温めていたフィルインのネタ」を試してみてください。
歌モノ系セッションでは、このチャンスはかなり少ないですが、グルーヴ重視系のセッションではトライできる機会も多いのではないでしょうか。
模擬試合みたいなモノでしょうか?
(笑)
ホストや店や参加者の雰囲気を見ながらですが「ヤバイ雰囲気」を感じたなら無理にねじ込まないでください。
嫌われたり苦言を言われたり、最悪の場合は出禁のキッカケにもなり兼ねないので、注意しましょう。
先日、僕自身もブルースセッションにて、果敢にビッグフィルインに挑戦したら、着地点を見失いまして、ほのかにスリップビートになってしまいました……。
幸いにも、ホストや参加者たちは「スペーシーで良かったよ!
(大爆笑)」
と、言ってくれたので、ホッとしてます(褒められたのか笑われたのか……)。
ここで、生真面目(きまじめ)に「勉強のため」と思わずに「肝だめしだ!」ぐらいの感覚で挑めると良いですね。
未成年者はダメですが、お酒の力も少しだけ借りて、おおいに楽しんでください。
当然ですが、飲み過ぎ注意です!
やったことのないことに挑戦
個人練習の話に戻りますが、実際に直面しているご自身の課題があると思います。
そこであえて、個人練習の1時間だけ、その時の自分に興味があるものの練習をしてみてください。
これも良いストレス発散になります。
- 普段やらないツーバス
- ラテン系フレーズ
- ブラシの練習
- ドラムボーカル
- 作詞作曲
- パーカッションへの挑戦
などなど、ネタはたくさんあると思います。
必要なことのためだけに練習していると息も詰まるし「サラリーマンミュージシャン」にもなり兼ねません。
ミュージシャンは、常にクリエイティブでいなければなりません。
特に、同じメンバーだけとしか活動していない「バンドマン・バンドウーマン」は、長年培ってきた阿吽(あうん)の呼吸というすばらしいバンドの武器が備わります。
長くバンド活動を続けるためには、常にメンバー1人1人が刺激を与えられるような意識を持たないといけません。
若いバンドの解散理由の最大の要因はここだと思っています。
この、一見お遊びのような個人練習に火が点いて、身に付けてしまったら、こんなにおもしろいことはありませんよね?
(笑)
ちなみに、私はこの「おふざけ練習」がキッカケで生涯のパートナーとなる「レギュラーグリップ」をマスターしました!
スティックを持つ気にもなれない程にお疲れの場合は……

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映画館で映画を見るのも良いですよね。
美術館に入ってみるのもおもしろいですよ!
陶芸をやってみたり、図書館で本を読んだり、一人旅に行ってみたり、大人の社交場に行って、人生の視野を広げてみるのも良いでしょう(未成年者厳禁)。
選択肢の一つに「ドラム廃業」と言うのもありますが、こんなのはハッキリ言っていつでもできます。
事実、僕の周りで音楽を廃棄した仲間はほとんどいません。
おすすめしながらですが、少ない時間を縫って楽しくドラムを叩いています。
ドラムは続けてもらいたいし、嫌いになってもらいたくないので、そんな刺激を自ら取りに出かけてみてください。
- 思いっきり怒る
- 腹の底から大笑いする
- 鼻水垂れるくらいに大泣きする
- 下半身が落ち着かないくらいスケベな気持ちになる
など、こう言った感情を抱くことが気持ちの変化を生み、イマジネーションが膨らませるのではないかと思います。
最後に
今回は、かなりふざけた内容で書きましたが(笑)。
行き詰まったらガス抜きをしてください。
疲れた時には立ち止まることも必要かと思います。
1ミリでも前進したいのであれば、常に向上心を持って練習することです。
でも、人間毎日100点満点とは限りません。
そんな時にフッと思い出せるようなネタを書きました。
自虐ネタをウリにしている芸人さんではないけれど「昨日財布落としてさぁ……(哀)」「彼氏の浮気が発覚して怒り心頭!」そんな時は、やっぱりそんな音しか出ませんよ。
ストレスを発散する目的でドラムを叩いたら音もそういう音しかでません。
音の良し悪しは別にして、気持ちが塞がってしまったら暗い音しか出ませんしドラムセットに座った時の覇気が感じられません。
覇気を思いっきり出しながら、楽しい曲・暗い曲・悲しい曲・怒り狂った曲が演奏できれば最高ですね!
どうぞ末永くドラムと向き合ってください。
ライタープロフィール
ドラマー
中村"NOBU-san"暢晃
乙女座 AB型 12歳の秋、両親の勧めでドラムを始める。
この頃は、音楽の楽しさが理解出来ず、塾に行く感覚で通い始める。
中学生の頃に課題曲でやった、Suzanne VegaのLukaという曲から、面白さ・凄さを見いだす。
高校生の頃は、多数バンドに参加(ドラマーが僕しか居ないという事態)。
ここでも、ドラムの重要性を痛感する。
高校卒業後、専門学校に入学し、ドラム、ラテンパーカッション、ドラムコー、人間学を学ぶ。
また、この時期に出会ったBlack Musicは、僕の一生を左右するくらいの衝撃の出会いだった。
現在は、POPS、FUNK、ROCK、歌謡曲、演歌、JAZZ、HARD ROCKなどジャンルに納まらないLIVE活動やサポート活動の他、インストラクターとしての顔も持つ。
また、イベント主催やミュージシャンコーディネーター(インスペクター)としても、高い評価を得ている。
演奏サポートやLesson希望の方は、Mailにてお問い合わせ下さい。
ウェブサイト:http://nakamuranobuaki.org