今回はギターコンテスト「Ibanez Flying Fingers Japan」にエントリーしたソロを全編解説していきたいと思います。
入賞は逃しましたがセミファイナリスト5名に選出していただくことができました。
この記事ではそのソロをTAB譜付きで解説していきます。
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ソロ動画とTAB譜
動画はこちらです。
全体のTAB譜は以下になります。



※チューニングはレギュラーです。
解説
【1小節目】

ド頭からいきなりエコノミーピッキングの上昇フレーズです。
僕の好きなギタリストが分かってしまいます(笑)。
基本的なことですがこういったピッキングのフレーズは6弦~4弦辺りは軽くミュートして弾くようにしましょう。
リズムは6連譜ですが4音ひとまとまりのフレーズがオクターブ上昇していくので惑わされやすいです。
一瞬の判断が必要ですが、4弦14フレットが次の拍の1音目にくるように帳尻を合わせるとうまくいくと思います。
【2~5小節目】


2小節目~5小節目は和音と単音の中間ぐらいのフレーズが続きます。
ピッキングパターンが不規則になっていて、連続アップ、連続ダウンの箇所があります。
オルタネイトに慣れていると違和感があるかもしれませんが、サウンド的にも理に適っているのでぜひ指定通りに弾いてみてください。
また、この部分はあえてコードのアルペジオを弾くように音を濁してください。
【7~10小節目】

7小節目は上昇と下降で形の違うスウィープです。
一瞬でフォームを切り替えなければなりませんので練習が必要です。

9小節目は意外と難しいチョーキング+大きなスライド+またチョーキングのフレーズです。
21フレットをチョークダウンしてすぐに23フレットへスライドアップ、そのあと21フレット、14フレットと連続でスライドダウンします。
23フレットは21フレットのチョーキングでも同じ音になるのですが、ニュアンスの違いを出したくてスライドにしました。
あまり力むとスライドしにくいので、頭の21フレットチョーキングからいかに手首の力を抜きスライドへ持っていけるかがカギとなります。

10小節目はタッピング+スキッピングのAmaj7アルペジオです。
それほど難しくないですが、バックのD♭マイナーコードにぶつけることでかっこいい響きになります。
【16~17小節目】

16~17小節目は音飛びの激しいフレーズからスウィープへ切り替えるのですが、弦飛びフレーズはオルタネイトを守ってピッキングしています。
16小節4拍目のスウィープは、4弦18フレット、3弦18フレットはどちらも左手中指で押さえています(いわゆるジョイントというやつです)。
【18~27小節目】

18小節目からはD♭ミクソリディアンを中心としたフレーズが続きます。
RPGなどのゲームの少し民族音楽っぽい雰囲気を目指しました。
21小節目は音の並びを奇抜にしたくてかなり音程差の激しいフレーズになりました(笑)。

22小節目はタッピングも使った6連譜のフレーズですが、ミクソリディアンの響きを強調しているので少し慣れないポジションになっているかもしれません。

26、27小節目は高速フルピッキングでかなり速いですが譜割りが正確なので、スローからの練習も取り組みやすいと思います。
【28~29小節目】

ここは4音+4音+3音のパターンを3連譜に当てはめて2回繰り返しています。
必然的にフレーズの頭と拍の頭がずれてきますが、3連のノリをキープすることを最優先で意識してください。
30小節目からのスウィープの嵐(笑)。
これは別の記事で解説しているのでそちらを参照してください。





