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【ファリャのピアノ曲】情熱の国・スペインの作曲家による珠玉の名作

アンダルシア地方の踊り「フラメンコ」に魅せられ、その情熱的な音楽要素を取り入れた作品を遺したスペインの作曲家、マヌエル・デ・ファリャさん。

1876年にスペインのカディスで生まれ、1890年代からピアノと作曲を学び始めた彼は、ポール・デュカスやクロード・ドビュッシーといった著名な作曲家らと親交を深めながら芸術家として成長し、オペラやバレエ作品をはじめとする名曲の数々を生み出していきました。

本記事では、そんなファリャさんの作品のなかから、スペインの香り漂う情熱的なピアノ作品をご紹介します。

【ファリャのピアノ曲】情熱の国・スペインの作曲家による珠玉の名作(11〜20)

マズルカ ハ短調Manuel de Falla

ファリャ作曲 マズルカ ハ単調 Falla Mazurka
マズルカ ハ短調Manuel de Falla

スペインの作曲家にして印象派音楽の巨匠、マヌエル・デ・ファリャさん。

彼の情熱的な音楽スタイルは、スペイン民族音楽の影響を色濃く受けています。

今回ご紹介する1899年作曲のピアノ曲『マズルカ ハ短調』は、ポストロマン派の美しい旋律と豊かな表現力が魅力。

タイトルにもなっているポーランド舞曲「マズルカ」のリズムを採り入れつつ、哀愁を帯びたメロディが印象的な名曲です。

初期の習作的な一面もありますが、すでに作曲家としての才能を感じさせる秀作。

クラシック音楽ファンのみならず、スペインの情熱的な音楽に興味のある方にもぜひ聴いていただきたい1曲です。

おわりに

「情熱的」という言葉がしっくりくる、感情を奮い立たせるようなマヌエル・デ・ファリャさんの作品たち。

スペイン民謡やフラメンコの音楽に魅せられた彼が作り出す独特の世界観を、ぜひ演奏でも味わってみてはいかがでしょうか?