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【シベリウスのピアノ曲】北欧フィンランドの作曲家が手掛けた珠玉の音楽

【シベリウスのピアノ曲】北欧フィンランドの作曲家が手掛けた珠玉の音楽
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【シベリウスのピアノ曲】北欧フィンランドの作曲家が手掛けた珠玉の音楽

1865年に北欧の国フィンランドに生まれ、後期ロマン派から近代にかけて活躍した作曲家、ジャン・シベリウス。

フィンランドへの愛国心が詰まった名曲『フィンランディア』で知られる彼は、愛する祖国の自然豊かな風景を連想させる繊細で美しいピアノ小品も数多く遺しています。

今回は、そんなシベリウスのピアノ曲のなかから、特に演奏される機会が多く、ピアノ学習者やクラシック愛好家から愛されている珠玉の作品をご紹介します。

【シベリウスのピアノ曲】北欧フィンランドの作曲家が手掛けた珠玉の音楽(1〜10)

10の小品 Op.24 第9番「ロマンス」Jean Sibelius

Jean Sibelius : Romance Op.24 No.9/シベリウス : ロマンス Op.24 第9番
10の小品 Op.24 第9番「ロマンス」Jean Sibelius

北欧の豊かな自然を音楽に映し出すジャン・シベリウスの美しいピアノ小品集。

彼の代表的なピアノ曲のひとつ『10の小品 Op.24』の第9番『ロマンス』は、シベリウスならではの繊細な音の織り成す世界観を堪能できる、心温まるメロディと洗練された和声が魅力的な1曲です。

感情豊かに、そして詩情あふれる演奏を楽しめるでしょう。

ピアノを学ぶ方はもちろん、クラシック音楽を愛するすべての方にオススメしたい、北欧生まれの名作です。

5つの小品(樹木の組曲)Op.75 第5番「樅の木」Jean Sibelius

北欧フィンランドを代表する作曲家ジャン・シベリウスの『5つの小品「樹木の組曲」Op.75』に収められた第5曲目『樅の木』。

静寂な森の中にたたずむ樅の木をイメージして作曲されたこの作品は、シベリウスのピアノ曲の中でも特に人気が高い1曲です。

流れるようなアルペジオと美しいメロディラインで奏でられるこの曲は、北欧の大自然が生み出す神秘的な美しさを感じさせてくれます。

ピアノ学習者にとっても親しみやすい作品で、リサイタルのアンコール曲としてもよく選ばれるのだとか。

豊かな表情をたたえた樅の木に思いをはせながら、この名曲をじっくりと味わってみてはいかがでしょうか。

6つの小品 Op.94 第3番「ソネット」Jean Sibelius

PTNA2014コンペ全国決勝/D級 銅賞 竹山英里奈 シベリウス/6つの小品より 第3番 ソネット Op.94-3
6つの小品 Op.94 第3番「ソネット」Jean Sibelius

ジャン・シベリウスは、後期ロマン派から近代にかけて活躍した北欧フィンランドを代表する作曲家。

メロディが美しく印象的な『6つの小品 Op.94』の第3番『ソネット』は、繊細で詩的な表現が魅力の1曲です。

静かで落ち着いた雰囲気から華やかな音色へと変化していく様子は、まるでフィンランドの自然や風景を再現しているかのよう。

シベリウスの内面的な思索や感受性が込められたこの曲は、彼のピアノ作品の成熟した技法が光る珠玉の名曲として、ピアノの演奏を学ぶ方はもちろん、北欧の音楽や自然を感じたい方にもオススメです。

5つの小品(花の組曲)Op.85 第4番「金魚草」Jean Sibelius

北欧フィンランドに生まれ、愛国心に満ちた作品を作曲したジャン・シベリウス。

彼が遺した珠玉のピアノ小品は、フィンランドの美しい風景を想起させます。

『5つの小品(花の組曲)Op.85』第4番『金魚草』は、水辺に咲く花々の清楚なたたずまいを表現。

シベリウスならではの繊細な音の粒を大切に奏でることで、より一層その世界観が広がります。

豊かな自然とともに生きるフィンランドの人々の感性に触れてみてはいかがでしょうか。

13の小品 Op.76 第2番「練習曲」Jean Sibelius

[Matsuev, 2x{SCORE+LIVE}] Sibelius: Etude Op.76 No.2, ENCORE
13の小品 Op.76 第2番「練習曲」Jean Sibelius

北欧の大自然を思わせる繊細で美しい音色が魅力的なジャン・シベリウスの『13の小品 Op.76』。

ロマンティックな感情を内に秘めつつも、緻密に計算された構成が印象的な本作はシベリウスが晩年に手掛けた小品集で、第2番『練習曲』は技術的な練習曲でありながら詩情あふれる楽曲として知られています。

フィンランドへの深い愛情とともに、豊かな音楽性を感じさせるこの作品を演奏しながら、北欧の厳かな自然を思わせる神秘的な雰囲気を、じっくりと堪能してみてはいかがでしょうか。

10の小品 Op.24 第3番「カプリス」Jean Sibelius

第38回入賞者記念コンサート B級[金賞] 井本匡飛/シベリウス:カプリス ホ短調 Op.24-3
10の小品 Op.24 第3番「カプリス」Jean Sibelius

1865年フィンランドに生まれ、後期ロマン派から近代にかけて活躍したジャン・シベリウス。

『10の小品 Op.24』は1895年から1903年にかけて作曲されたピアノ曲集です。

第3番の『カプリス』は、ホ短調で書かれた作品で、随所からシベリウスらしい表現力と細やかなニュアンスが感じられます。

初期の情緒的なスタイルが反映されつつ、内省的で繊細な魅力あふれる本作は、ピアノの魅力を存分に堪能したい方にオススメです。

13の小品 Op.76 第10番「悲歌的に」Jean Sibelius

フィンランドの国民的作曲家ジャン・シベリウス。

シベリウスのピアノ曲には北欧の大自然や神話の世界が描かれ、彼ならではの繊細で美しい音楽は時代を越えて聴く者の心を癒やし続けています。

『13の小品 Op.76』の10曲目『悲歌的に』は、静ひつななかに深い悲しみをたたえた名曲。

人生の喪失や孤独を表現しているかのような内省的な旋律が魅力的な1曲です。

フィンランドの雄大な自然に思いをはせながら、じっくり聴いてみてはいかがでしょうか。

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