今回は効率のよいギターの練習方法をまとめてみました。
ギターを始めてとりあえず譜面を買ってみた初心者の方や、曲は弾けるがどうしても一つのフレーズに満足できない中級者、上級者の方など参考にしていただければと思います。
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譜面を買ってみて練習しているけど全然頭に入ってこない!
手元にTAB譜(タブ譜)、コード譜があり、曲を練習し始めの方。
特にギターを始めたばかりでTAB譜を使っている方。
とりあえず細かいところまで一からTAB譜に書いてある通りに弾いていると思います。
曲の練習としては間違っていないのですが、まずは全体の構造を覚えることを優先すると、その後の細かいフレーズなども覚えやすくなります。
そのためにはTAB譜にもコードが書いてあると思うので、どんな曲でもまずはコード弾きでひととおり弾いてみましょう。
超簡単なコードしかなくてもです。
何回もコード弾きで繰り返し練習し、曲全体を覚えたらTAB譜の細かい部分を見ながら練習していきましょう。
この練習方法をとると、曲全体の流れが分かっているのでフレーズも頭に入ってきやすいです。
最初からTAB譜で練習していると「曲の最初の方で難しくて飽きた」となりかねません。
曲のテンポが速すぎてついていけない!
テンポが速すぎて、どう練習したらいいかわからない場合、まずはメトロノーム(クリック)を準備します。
これは楽器屋さんで小型の電子機器の物もありますし、スマホのアプリでも無料で使えるものがあるのでお試しください。
お手軽リズムトレーニング
例えばテンポが150だった場合、130くらいに落としてコード弾きで練習しましょう。
コード弾きでこのテンポがクリアできたら135、140……と少しずつテンポを上げていってみます。
細かいフレーズを練習するときもこの方法で練習してみてください。
このときに「原曲となんか違う」「早いからかっこいいのに」「テンポを下げるのはなんとなく自分のプライドが許さない」
と思われる方もいるかもしれません。
(私は実際全て思っていました。
)
しかしテンポ130で弾けなければ150でも弾けません。
遅いテンポで練習していけば確実にうまくなります。
最初から早いテンポで練習している方である程度弾けている人は、逆にテンポを落として弾いてみましょう。
これも私が実際に経験したことですが、最初から早いテンポで弾けていて「もう覚えられたし完璧かな」と思っていました。
しかしここでテンポを思いっきり下げて弾いてみると、今まで弾けていたと思っていたフレーズがぐちゃぐちゃ。
速さでごまかしていただけだったことがあります。
ゆっくりのテンポで練習することによるメリットは、音1つ1つの感覚をしっかりとつかみ、より明瞭に音が出せるようになるということです。
この遅いテンポで練習した後にまたテンポを速くして弾いてみると、最初に弾けていたと思っていたのが恥ずかしくなるくらい奇麗に弾けます。
全体的に弾けるんだけど、一部だけどうしてもコードがつなげられない!

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よくありますね。
全体的には同じコードが続いていて、最後の方だけちょっと変わったコードが出てきてそこだけうまくコードチェンジできない。
そんな時は苦手なその部分、例えば苦手な部分が4小節だったとすればそこだけをメトロノームに合わせて繰り返し弾くことです。
特に重要なのがメトロノームに合わせることです。
ここが自分のテンポで適当に練習してしまうと、正しいリズムでコードチェンジできずに下手に聞こえてしまいます。
コードで例えましたが、これは曲中のソロ、フレーズが難しい場合なども使える練習方法です。
特にソロが長い場合、4分割などに区切って練習すると覚えやすいです。
初めのうちはもどかしい気持ちも分かります。
「本当にこの曲を弾けるようになるの?」という気持ちも分かります。
しかし段階を踏んで練習をすれば、ちゃんと曲が弾けるようになりますので、思い悩んだ時にはこの記事を思い出して練習してみてください。
ライタープロフィール
ギター講師
箕輪匠真
東京都内にてエレキギター、アコースティックギター講師として活動中。
初心者からでも、独学でギターを勉強している方へ向けた教科書を開発中です。
箕輪匠真 ギターの教科書