演歌や歌謡曲の分野では、昔から北の大地……北海道をテーマとした名曲が多い印象ですよね。
いわゆるご当地ソングも多数リリースされていますし、北海道は北島三郎さんや細川たかしさん、最近では三山ひろしさんといった若手も含めて著名な演歌歌手を多く輩出しています。
そんな北海道に焦点を当てて、こちらの記事では北海道出身の演歌歌手を大御所から若手を問わずまとめてご紹介。
実はあの歌手も北海道出身だった、という発見があるかもしれませんよ!
【2025】北海道出身の演歌歌手まとめ
夕霧港杜このみ

北海道札幌市出身の杜このみさんは、民謡の名手として頭角を現し、演歌の世界に新風を巻き起こした注目の歌手です。
2013年に『三味線わたり鳥』でデビューし、同年の日本レコード大賞新人賞を受賞するなど、その実力を早くから認められました。
江差追分全国大会少年の部での史上最年少優勝という輝かしい経歴を持つ杜さんは、民謡の伝統を受け継ぎながら、演歌の枠を超えた魅力的な歌声で多くのファンを魅了しています。
『のぞみ酒』や『残んの月』などのヒット曲を生み出し、カラオケでも人気を博しています。
北の大地で育まれた豊かな感性と力強い歌唱力は、演歌ファンはもちろん、民謡や歌謡曲を愛する幅広い層にもオススメです。
津軽三味線ひとり旅彩青

北海道出身の若手演歌歌手として注目を集める彩青さん。
2019年6月、わずか16歳でシングル『銀次郎 旅がらす』でデビューを果たし、演歌界に新風を巻き起こしています。
歌唱力はもちろん、津軽三味線と尺八の演奏も得意とする三刀流のアーティストとして、その才能を遺憾なく発揮しています。
デビューからわずか半年後には「第61回日本レコード大賞」新人賞を受賞するなど、その実力は折り紙付き。
伝統的な演歌の要素を現代的にアレンジした楽曲で、若い世代にも親しみやすい新しい演歌の形を提案しています。
NHKの連続テレビ小説『エール』への出演など、音楽以外の分野でも活躍の場を広げており、これからの活躍が楽しみな演歌界の新星です。
北の漁場北島三郎

北の大地が生んだ演歌界のレジェンド、北島三郎さん。
1936年生まれの北海道出身で、1962年に『ブンガチャ節』でデビューを果たしました。
その力強い歌声と情感豊かな表現は多くの人々の心を揺さぶり、『女シリーズ』や『任侠シリーズ』と称される数々のヒット曲を生み出しました。
1986年には『北の漁場』で日本レコード大賞最優秀歌唱賞を、1991年には『北の大地』で日本レコード大賞を受賞。
さらに、NHK紅白歌合戦には通算50回出場という驚異的な記録を持っています。
北島さんの楽曲は、日本の伝統的な情緒を色濃く反映しており、祭りの熱気や人々の情熱を見事に表現しています。
演歌ファンはもちろん、日本の文化や伝統に興味がある方にもオススメの歌手です。
みちづれ牧村三枝子

北海道の大地を舞台に数々の名曲を生み出してきた牧村三枝子さん。
1974年にデビューし、1979年に発表した代表曲で一躍スターダムにのし上がりました。
その楽曲は100万枚以上のセールスを記録し、第21回日本レコード大賞ではロングセラー賞を受賞。
1981年には紅白歌合戦初出場も果たしています。
情感豊かな歌唱と切ない歌詞が特徴的な牧村さんの楽曲は、現在も多くの人々に愛され続けていますね。
演歌ファンはもちろん、心に響く歌声を求める方にもオススメの歌手です。
哀愁列車三橋美智也

北海道の地で生まれ育った演歌界の巨匠、三橋美智也さん。
1954年に『酒の苦さよ』でデビューし、翌年には大ヒット曲『おんな船頭唄』を世に送り出しています。
民謡で培った伸びやかな高音と独特のこぶし回しが魅力的で、「三橋で明けて三橋で暮れる」と言われるほどの人気を誇りました。
1962年には日本レコード大賞歌唱賞を受賞し、NHK紅白歌合戦にも14回出場。
演歌だけでなく民謡や歌謡曲など、幅広いジャンルで活躍しましたね。
津軽三味線の名手としても知られ、若者たちを魅了しました。
三橋さんの歌声は、今なお多くの人々の心に響き続けています。
北海道の雄大な自然を感じさせる歌声に触れてみたい方にオススメですよ。