【2025】東北出身の演歌歌手
福田こうへいさんや新沼謙治さん、千昌夫さん……演歌のフィールドでも著名な方々ばかりですが、皆さんの共通点はどういったものかご存じでしょうか。
実は皆さんそれぞれ東北出身、という共通項があるのですね。
演歌といえば東北をテーマとした曲やご当地ソングが多いイメージですし、先述したように東北出身の有名な演歌歌手も多いです。
こちらの記事ではそんな東北出身の演歌歌手をテーマとして、近年デビューした若手も含めてご紹介。
あなたの好きなあの演歌歌手が実は同郷出身かもしれませんよ。
ぜひ記事をチェックしてみてください!
【2025】東北出身の演歌歌手
孫大泉逸郎

サクランボ農家を営みながら、1977年に東北・北海道民謡大賞を受賞し本格的な音楽活動をスタートした山形県西村山郡河北町出身の大泉逸郎さんは、まさに東北を代表するアーティストの一人ですね。
1996年に自主制作盤として発売された『孫』が、1999年にメジャーデビュー盤としてリリースされ大ヒットを記録。
オリコン演歌チャートで26週連続1位を獲得し、2000年には日本ゴールドディスク大賞特別賞を受賞。
さらに同年、日本レコード大賞優秀作品賞を受賞し、NHK紅白歌合戦初出場も果たしました。
家族愛を歌う温かな歌声と、骨髄バンク支援活動への熱心な取り組みで、幅広い世代から支持を集めています。
懐かしさと温もりを感じたい方におすすめの演歌歌手です。
赤いランプの終列車春日八郎

福島県会津坂下町が誇る日本の演歌界の重鎮、春日八郎さん。
1952年に「赤いランプの終列車」でデビューし、それ以降も「お富さん」など数々のヒット曲を世に送り出しました。
澄んだ美しい高音と情感豊かな歌唱で多くのファンを魅了し続け、1973年には文化庁芸術祭音楽部門大賞を受賞。
1989年には紫綬褒章も受章しています。
三橋美智也さん、村田英雄さんと共に「三人の会」を結成し、チャリティーコンサートを開催するなど、演歌界の発展にも尽力。
1991年9月6日の中野サンプラザでのステージを最後に、同年10月22日に67歳で逝去しました。
昭和の名演歌を聴きたい方や、情感豊かな歌声に心を癒されたい方におすすめの歌手です。
南部蝉しぐれ福田こうへい

岩手県盛岡市出身の福田こうへいさんは、民謡歌手の父を持つ演歌歌手です。
2012年にデビューし、『南部蝉しぐれ』などのヒット曲を生み出しました。
民謡で培った確かな歌唱力と情感豊かな表現力が持ち味で、2013年には日本有線大賞新人賞と日本レコード大賞新人賞を受賞。
同年の紅白歌合戦にも初出場を果たしています。
2018年には急性胃粘膜病変で緊急入院するも、回復後は精力的に活動を続けています。
民謡と演歌の魅力を融合させた福田さんの歌は、伝統的な日本の歌を愛する方にぴったりですね。
大阪花吹雪工藤あやの

2014年に『さくらんぼ 恋しんぼ』でデビューし、「山形のひだまり娘」として注目を集めた工藤あやのさんさんはまさに山形県出身の若手演歌歌手の代表的な存在です。
2023年1月にリリースした『洗ひ髪』はオリコン週間演歌・歌謡曲シングルランキングで初登場1位を獲得する快挙を成し遂げています。
幼少期から民謡を学び、多くの民謡大会で優勝した経歴を持つ工藤さんの歌声は、恩師である弦哲也さんから「昭和の忘れ物」と称されるほど。
2024年1月には個人事務所を設立し、芸名も本名の「工藤綾乃」に改めるなど、新たな挑戦を続けています。
懐かしさと新鮮さを併せ持つ工藤さんの歌声は、ふるさとの景色を思い起こさせる温かみがあり、心に響く演歌を求める方にぴったりですね。
津軽平野千昌夫

深い情感と郷愁を誘う歌声で多くのファンを魅了してきた千昌夫さんは、岩手県陸前高田市出身です。
1965年に『君が好き』でデビューを果たし、翌年には『星影のワルツ』でミリオンセラーを記録、1968年には第19回NHK紅白歌合戦に初出場を果たしています。
1977年にリリースした曲は2年間にわたり歌い続けた結果、大ヒットとなりミリオンセラーを達成。
第21回日本レコード大賞のロングセラー賞を受賞し、中国やシンガポールなどアジア各国でも人気を博しました。
飛行機とヘリコプターの免許を取得し自家用機を所有していたこともある千昌夫さん。
愛鳥家としても知られ、楽屋や移動中のバスでも鳥を同伴するほどの愛情を注いでいるそうです。