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【フンメルのピアノ曲】発表会やコンクールでもおなじみの名作を厳選

1778年にハンガリーで生まれ、作曲家、ピアニストとして活躍したヨハン・ネポムク・フンメル。

ハイドンやモーツァルト、ベートーヴェンなど、古典派を代表する作曲家らと親交のあった彼は、生涯で交響曲以外ほぼすべてのジャンルの作品を手掛け、その半数以上を占めるピアノ作品は、今なおピアノ学習者やピアニスト、クラシック愛好家によって親しまれています。

本記事では、そんなフンメルのピアノ曲のなかから、現代において特に演奏される機会の多い人気作品をご紹介します!

【フンメルのピアノ曲】発表会やコンクールでもおなじみの名作を厳選(11〜20)

フルートとピアノのためのソナチネJohann Nepomuk Hummel

Pierre Sancan – Sonatine for flute and piano (audio + sheet music)
フルートとピアノのためのソナチネJohann Nepomuk Hummel

ハンガリーの天才ピアニスト兼作曲家であるヨハン・ネポムク・フンメルが遺した『フルートとピアノのためのソナチネ』には、モーツァルトやハイドンから才能を高く評価され、ベートーヴェンとも親交のあったフンメルならではの華麗な作風が色濃く反映されています。

3つの楽章から構成される古典派の伝統的なスタイルですが、フルートとピアノによる掛け合いと美しいハーモニーは、聴き手を初期ロマン派の世界観へと誘います。

モーツァルト風の叙情的な旋律、ハイドンを思わせる機知に富んだ対話、そしてベートーヴェン的な重厚さと情熱。

フンメル独自の感性を堪能できる本作は、フルート学習者はもちろん、優雅なピアノの響きに酔いしれたいすべてのクラシック音楽ファンにオススメの1曲です。

おわりに

ヨハン・ネポムク・フンメルの作品は、楽曲形式にのっとった洗練された雰囲気が魅力的!

彼は、ご紹介した作品以外にも、優れたピアノ小品を数多く遺しています。

これを機に、さまざまなフンメル作品に触れてみてはいかがでしょうか?