【ホルストのピアノ曲】組曲「惑星」の作曲者が手掛けたピアノの名曲
組曲「惑星」といえば、クラシックファンのみならず幅広い層から高い人気を誇る管弦楽作品!
その作曲者であるグスターヴ・ホルストさんは、1874年にイングランドの音楽一家に生まれ、10代の頃からすでに作曲を試みていたといいます。
本記事では、そんな彼の作品のなかから、ピアノ独奏のために書かれた楽曲や、ピアノ編曲版で親しまれている作品をピックアップ!
各曲の特徴や作曲の背景、ピアノ版の演奏動画とともにご紹介していきます。
もくじ
- 【ホルストのピアノ曲】組曲「惑星」の作曲者が手掛けたピアノの名曲
- 組曲「惑星」Op.32 H.125 第4曲「木星、快楽をもたらす者」Gustav Holst
- 組曲「惑星」Op.32 H.125 第6曲「天王星、魔術師」Gustav Holst
- 2つの小品 H.179 第2曲「ジグ」Gustav Holst
- 組曲「惑星」Op.32 H.125 第1曲「火星、戦争をもたらす者」Gustav Holst
- 組曲「惑星」Op.32 H.125 第2曲「金星、平和をもたらす者」Gustav Holst
- 組曲「惑星」Op.32 H.125 第3曲「水星、翼のある使者」Gustav Holst
- 組曲「惑星」Op.32 H.125 第7曲「海王星、神秘主義者」Gustav Holst
- 2つの小品 H.179 第1曲「夜想曲」Gustav Holst
- トッカータ ハ長調 H.153Gustav Holst
- 組曲「惑星」Op.32 H.125 第5曲「土星、老いをもたらす者」Gustav Holst
- 2つの民謡の断片 Op.46-2 H.166 第1曲「O I Hae Seen the Roses Blaw」Gustav Holst
- 2つの民謡の断片 Op.46-2 H.166 第2曲「The Shoemakker」Gustav Holst
- 降誕祭の朝 Op.46-1Gustav Holst
【ホルストのピアノ曲】組曲「惑星」の作曲者が手掛けたピアノの名曲
組曲「惑星」Op.32 H.125 第4曲「木星、快楽をもたらす者」Gustav Holst

グスターヴ・ホルストさんは、作曲家、音楽教師として活躍したイギリスの音楽家。
彼の代表作『組曲「惑星」』のなかでも特に有名なのが、第4楽章『木星、快楽をもたらす者』です。
この楽章は、聡明な音楽で、オーケストラの演奏会でもよく取り上げられる人気の高い作品。
力強い主題と華やかなオーケストレーションが魅力ですが、その親しみやすいメロディはピアノの音色とも相性抜群です。
ホルスト自身が占星術に興味を持っていたことから、各楽章には惑星の象徴的な性格が反映されているのも面白いポイントですね。
クラシックファンのみならず、幅広い層の方にオススメしたい名曲です!
組曲「惑星」Op.32 H.125 第6曲「天王星、魔術師」Gustav Holst
20世紀を代表するイギリスの作曲家、グスターヴ・ホルストさんが手掛けた管弦楽組曲『惑星』。
なかでも第6楽章『天王星、魔術師』は、神秘的な雰囲気と予測不能な展開が魅力の人気曲です。
突如として鳴り響く銅鑼の音に始まり、変則的なリズムやダイナミクスの変化が印象的な本作は、天王星の持つ「予測不能な性質」を見事に表現。
オーケストラの豊かな音色を存分に生かしながら、聴く者を不思議な世界へといざなってくれます。
クラシック音楽初心者はもちろん、ホルストの代表作を存分に堪能したいベテランのクラシックファンにもオススメの作品です。
2つの小品 H.179 第2曲「ジグ」Gustav Holst

20世紀初頭のイギリスを代表する作曲家グスターヴ・ホルストさんが手掛けたピアノ曲『2つの小品』。
第2曲目は『ジグ』と題されており、まるでダンスをしているかのようなリズミカルな曲調が特徴的です。
軽快なメロディには、いつまでも耳に残る中毒性の高い魅力があります。
ホルストさんらしい洗練されたハーモニーと、イギリス民謡を感じさせる旋律が絶妙に融合した本作は、強弱のメリハリをつけることがポイント。
テクニック的にはそれほど難しくないので、初級者から上級者まで幅広い方にオススメできる1曲です。
組曲「惑星」Op.32 H.125 第1曲「火星、戦争をもたらす者」Gustav Holst

組曲『惑星』の作曲者、グスターヴ・ホルストさんはイギリスの音楽一家に生まれ、10代から作曲を手掛けたという才能あふれる人物。
彼の代表曲である『惑星』のなかの1曲『火星、戦争をもたらす者』は、惑星の占星術的な特徴を音楽で表現した全7曲の管弦楽組曲の第1曲で、戦争の緊張感と荒々しさを象徴する攻撃的な音楽が印象的です。
特に不規則なリズムと力強い打楽器の使用が、当時始まった第一次世界大戦への危機感を反映しているようにも感じられますね。
クラシック音楽ファンのみならず、幅広い層にオススメしたい名曲です!
組曲「惑星」Op.32 H.125 第2曲「金星、平和をもたらす者」Gustav Holst

穏やかで幽玄な雰囲気を醸し出す『組曲「惑星」』の第2曲『金星、平和をもたらす者』。
作曲家グスターヴ・ホルストさんは、10代の頃からすでに作曲を試み、彼を象徴する作品となった『惑星』では、各惑星の占星術的性格を音楽で表現しました。
本作はハープやフルートの繊細な旋律が美しく、平和と愛を象徴する女神を思わせる曲調が印象的。
その穏やかな曲調はピアノの音色とも相性がよく、ピアノ独奏やアンサンブルでも親しまれています。
音楽教育にも尽力したホルストさんらしく、クラシック初心者の方にもオススメの1曲です。
組曲「惑星」Op.32 H.125 第3曲「水星、翼のある使者」Gustav Holst

イギリスの作曲家、グスターヴ・ホルストさんの代表曲『組曲「惑星」』といえば、耳にしたことがない人はいないであろう名曲中の名曲ですよね!
第3曲『水星』は、軽快でスピード感あふれる曲調が印象的な楽章。
高音域の楽器を生かして、まるで翼を持った使者のように空を飛び回る様子をキラキラと輝く音色で表現しているのが特徴的です。
初心者の方にもオススメしたい聴きやすく親しみやすい本作の演奏を通して、ぜひホルストさんの世界観を味わってみてくださいね!