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【ジョプリンのピアノ曲】ラグタイム王が手掛けた陽気な名曲たち

【ジョプリンのピアノ曲】ラグタイム王が手掛けた陽気な名曲たち
最終更新:

【ジョプリンのピアノ曲】ラグタイム王が手掛けた陽気な名曲たち

黒人奴隷の子としてアメリカに生まれ、シンコペーションのリズムが特徴的な黒人音楽「ラグタイム」をこよなく愛した「ラグタイム王」ことスコット・ジョプリン。

西洋音楽と黒人音楽の要素を併せ持つ音楽を追求した作曲家として知られる彼が手掛けた、軽やかなリズムと陽気な特徴が印象的な作品たちは、クラシックのみならずさまざまなジャンルの演奏家や音楽愛好家らから愛され、映画やテレビ番組を彩る音楽としても親しまれています。

本記事では、そんなジョプリンの作品のなかでも特に人気の高いピアノ作品ばかりを集めました。

思わずリズムを刻みたくなるような楽曲の数々をお楽しみください!

【ジョプリンのピアノ曲】ラグタイム王が手掛けた陽気な名曲たち(1〜10)

メープル・リーフ・ラグScott Joplin

スコット・ジョプリンが1899年に作曲したラグタイム音楽の代表作『メープル・リーフ・ラグ』は、ジョプリンの最初の大ヒット曲となり、ラグタイムのジャンル確立に大きく貢献しました。

シンコペーションと4つのメインテーマが特徴的な本曲は、発表後10年間で50万部もの楽譜が売れるなど、彼の代表作として広く認知されるようになりました。

後から追加された歌詞は、自身の踊りと魅力で人々を魅了する男性の自信に満ちた様子を描いており、聴く人にエネルギーと楽しさを感じさせます。

さまざまなジャンルの演奏家から愛され、映画やゲームでも使われる、躍動感あふれる名曲を、ぜひピアノで弾いてみてくださいね。

イージー・ウィナーズScott Joplin

The Easy Winners by Scott Joplin (older version) | Cory Hall, pianist-composer
イージー・ウィナーズScott Joplin

テキサス州で奴隷の子として生まれながらもラグタイム音楽の才能を開花させた、スコット・ジョプリン。

クラシック音楽の要素とシンコペーションのリズムを併せ持つ彼のラグタイム作品は、今なお多くの人々を魅了し続けています。

彼の代表曲の一つである1901年作曲の『イージー・ウィナーズ』は、スポーツで容易に勝利する選手の姿を表現した、ノリの良い陽気な楽曲。

独特のトリオ部分は内声のクロマチックな動きが印象的で、聴く者に勝利への期待と喜びを感じさせてくれます。

ラグタイムのリズムに慣れていない方にはちょっぴり難しいかもしれませんが、マスターすれば誰もが思わず体を動かしたくなるはず!

ジャズやラグタイムが好きな方、発表会で一味違う雰囲気を出したい方にオススメの1曲です!

パイナップル・ラグScott Joplin

パイナップルラグ ピアノ [ Pine Apple Rag The Sting Soundtrack Scott Joplin ]
パイナップル・ラグScott Joplin

ラグタイムのリズムを巧みに取り入れた作風で知られるスコット・ジョプリン。

彼の特徴的なスタイルが色濃く反映された楽曲のなかでも、1908年に発表された『パイナップル・ラグ』は、当時のダンスミュージックの楽しさが感じられる人気曲です。

本作の魅力は、軽快なメロディとリズムに乗せて恋人たちの踊る姿が想像できるような、愉快で華やかな雰囲気!

ジョプリンならではのアレンジで、ピアノを楽しみたい方にオススメの1曲です!

エンターテイナーScott Joplin

エンターテイナー ピアノ スコット・ジョプリン [ The Entertainer Piano Scott Joplin ]
エンターテイナーScott Joplin

『エンターテイナー』は、アメリカの作曲家であるスコット・ジョプリンが1902年に発表したピアノ曲。

黒人音楽に影響を受けた進行感の強いシンコペーションのリズムが特徴的な、19世紀後半ごろに誕生した音楽ジャンル「ラグタイム」の楽曲です。

1973年にアカデミー賞を受賞した映画『スティング』のテーマ曲と使用されたことで、1970年代に再びラグタイムが注目されるきっかけを作りました。

ピアノの奏法としてはストライドと呼ばれる左手の演奏法が難易度高めではありますが、ぜひ挑戦してみてください!

シュガ―・ケインScott Joplin

SUGAR CANE (RAG) by Scott Joplin | Hall, piano
シュガ―・ケインScott Joplin

スコット・ジョプリンは、19世紀末から20世紀初頭にかけてアメリカで活躍した作曲家です。

彼の代表作の一つである『シュガー・ケイン』は、1908年に発表されたラグタイムのピアノ曲。

ラグタイム特有のシンコペーションのリズムが、全編を通してユーモアあふれる雰囲気と躍動感を生み出しています。

聴く人の心を軽やかにするメロディには、ジョプリンならではの魅力が詰まっています。

ピアノ演奏を楽しむすべての人にオススメしたい1曲です!

ベセーナ(コンサート・ワルツ)Scott Joplin

SCOTT JOPLIN – Bethena (A Concert Waltz) – MASSIMILIANO DAMERINI piano
ベセーナ(コンサート・ワルツ)Scott Joplin

「ラグタイム王」と称される作曲家、スコット・ジョプリンが1905年に作曲したワルツ『ベセーナ』。

ラグタイムの軽快なリズムと西洋音楽のクラシカルな要素が融合した独特のスタイルで知られる作曲家、ジョプリンのワルツ作品のなかでも、特に人気の高い名曲の一つです。

3拍子のリズムに彩られながら、シンコペーションを効果的に用いたメロディが印象的。

2つのメロディラインが絡み合う対位法的な展開も魅力です。

映画のサウンドトラックにも使用された本作は、ワルツのリズムに乗せて奏でられる美しいハーモニーを味わいたい方にピッタリの1曲です。

エリート・シンコペーションズScott Joplin

Scott Joplin – Elite Syncopations performed by Phillip Dyson
エリート・シンコペーションズScott Joplin

スコット・ジョプリンは、19世紀末から20世紀初頭にかけてアメリカで活躍したラグタイム音楽の「王」。

幼少期から音楽に親しみ、セントルイスに拠点を移してからは多くのラグタイム曲を発表しました。

彼の代表曲の一つ『エリート・シンコペーションズ』は、軽快でリズミカルなラグタイムの特徴が存分に発揮された傑作。

シンコペーションを効果的に用いたメロディラインは、まるで楽しく踊っているかのよう!

クラシックとは一味違う独特のグルーヴ感は、ジャズピアノに興味がある方にもピッタリです!

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