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【マーチ】ピアノで奏でる行進曲の名作をピックアップ!

【マーチ】ピアノで奏でる行進曲の名作をピックアップ!
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【マーチ】ピアノで奏でる行進曲の名作をピックアップ!

「マーチ」とは「行進曲」のこと。

世の中にはクラシック音楽に限らず「マーチ」と名の付く名曲が数多く存在します。

では、ピアノで弾いて楽しめるマーチには、どのような曲があるでしょうか?

本記事では、クラシック作品の中から、ピアノのために書かれたマーチの作品や、オーケストラのために書かれたマーチをピアノ独奏用にアレンジした作品をピックアップ!

演奏動画や曲にまつわるエピソードとともにご紹介していきます。

「マーチ=元気いっぱい」というイメージが覆るかも⁉ぜひお楽しみください!

【マーチ】ピアノで奏でる行進曲の名作をピックアップ!(1〜10)

演奏会用組曲「くるみ割り人形」Op.71 第1曲「行進曲」Tchaikovsky = Pletnev

1. 行進曲: チャイコフスキー=プレトニョフ「くるみ割人形」より🎄 / March / Tchaikovsky = Pletnev /ピアノ
演奏会用組曲「くるみ割り人形」Op.71 第1曲「行進曲」Tchaikovsky = Pletnev

ピョートル・イリイチ・チャイコフスキーによるバレエ音楽『くるみ割り人形』。

ミハイル・プレトニョフによるピアノ編曲版『演奏会用組曲「くるみ割り人形」Op.71』の中の第1曲『行進曲』は、華やかな音楽が聴く者の心をパッと明るく照らしてくれる1曲です。

ピアノソロのための技巧的なコンサートピースとして知られるこの組曲は、活気に満ちたテンポで演奏される『行進曲』をはじめ、7つの美しい楽曲で構成されています。

クリスマスの季節にぴったりの作品を、ピアノで奏でる楽しさを味わってみませんか?

3つの軍隊行進曲 D 733 Op.51 第1番Franz Schubert

シューベルト: 軍隊行進曲 ピアニスト 近藤由貴/ Schubert: Military March Piano Solo, Yuki Kondo
3つの軍隊行進曲 D 733 Op.51 第1番Franz Schubert

フランツ・シューベルトは、600曲以上の歌曲や交響曲、室内楽曲を残した、古典派とロマン派の音楽をつなぐ重要な作曲家です。

『3つの軍隊行進曲 D733 Op.51』は、ピアノ連弾用に1818年に作曲され、1826年に出版された3曲からなる行進曲集。

特に第1番は人気が高く、管弦楽や吹奏楽、ピアノ独奏用の編曲も多数存在します。

この曲は明るく勇壮な主題で始まり、ファンファーレ風の音形を伴った3部形式で構成されています。

親しみやすい旋律が特徴的で、ウォルト・ディズニー作品でも引用されるなど、文化的影響も大きい1曲です!

マーチ Op.210-23Cornelius Gurlitt

【ピアノ発表会おすすめ】マーチ ♫ グルリット / Marsch Op.210-23, Gurlitt
マーチ Op.210-23Cornelius Gurlitt

コルネリウス・グルリットは、19世紀から20世紀初頭にかけて活躍したドイツ出身の作曲家・オルガニスト。

『マーチ Op.210-23』は、バイエル後半程度の難易度の生徒を対象とした小品集『こども音楽会』の1曲で、多くの子供たちに親しまれています。

行進する様子がイメージしやすい躍動的なリズム、美しいメロディライン、そしてピアノの基礎的なテクニックを学べる内容が、普段の練習曲や発表会で演奏する1曲としてピッタリ!

音楽を楽しみながら表現力も身につけられる、まさにグルリットならではの教育的で魅力的な作品です。

ウィンナー・マーチCarl Czerny

『ウィンナー・マーチ』カール・ツェルニー をピアノで弾いてみた
ウィンナー・マーチCarl Czerny

カール・ツェルニーはオーストリアの作曲家、ピアノ教師であり、ベートーヴェンの弟子でリストの師匠としても知られる19世紀初頭のクラシック界の重要人物。

彼は膨大な数のピアノ作品を残し、特にピアノ技術向上のための練習曲は現代でも広く用いられています。

『ウィンナー・マーチ』と題されたこの作品は、1826年頃にロンドンで出版された四手連弾用の行進曲。

華やかな宮廷の雰囲気を感じさせるような上品な曲調の中に、行進曲らしい勇ましさも感じられる1曲です。

初級から中級へとレベルアップを目指すピアニストが挑戦してみたい作品といえるでしょう。

この機会にぜひツェルニーの魅力に触れてみてください!

こどもの音楽帳より マーチ Op.69-1Dmitri Shostakovich

【ピアノ発表会おすすめ】マーチ(こどもの音楽帳より)♫ ショスタコーヴィチ / March Op.69-1 (Children’s Notebook), Shostakovich
こどもの音楽帳より マーチ Op.69-1Dmitri Shostakovich

ロシアの著名な作曲家、ドミートリイ・ショスタコーヴィチ。

彼は特に交響曲や室内楽、コンチェルトの分野で重要な作品を残しています。

政治的圧力と個人的表現の間で葛藤しながらも、複雑で多面的な作風を築き上げた彼が、1944年から45年にかけて作曲したピアノ小品集『子供のノート Op.69』。

その冒頭を飾るのが、明るく親しみやすい旋律が印象的な『マーチ』です。

ショスタコーヴィチ自身の子供への愛情も感じられる1曲は、ポジティブな感情があふれており、聴く人を元気づけ、勇気づけてくれます。

ピアノソナタ 第11番 イ長調 K. 331 第3楽章「トルコ行進曲」Wolfgang Amadeus Mozart

『ピアノソナタ第11番 イ長調 K.331』の第3楽章と聞いてもピンとこないかもしれませんが、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの『トルコ行進曲』と聞けば、多くの方がメロディを思い浮かべられるのではないでしょうか?

1783年にウィーンで作曲されたこの曲は、言わずと知れた発表会の定番曲であり、トルコ風のリズムとメロディが人々の心をとらえて離さないクラシックの名曲です。

おなじみのメロディが後半に向けて変化していく様子は、まるで小さな驚きをちりばめたよう。

特に、テクニックの見せ場となる後半のパートは、発表会で練習の成果を発揮するのにピッタリ!

ぜひ取り組んでみてください。

トルコ行進曲ジャズFazil Say

Fazil Say – Mozart: Turkish March Improvisation
トルコ行進曲ジャズFazil Say

トルコ生まれのピアニスト兼作曲家で、クラシック音楽からジャズまで幅広いジャンルを手掛けるファジル・サイさん。

日本でも「鬼才!天才!ファジル・サイ!」のキャッチコピーで知られる彼が、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの名曲『ピアノソナタ第11番』の第3楽章『トルコ行進曲』をジャズ風にアレンジした作品が『トルコ行進曲ジャズ』です。

おなじみのメロディが始まったと思いきや、徐々にジャズ風のファジル・サイワールドに一変!

西洋クラシック音楽とトルコの地方色や音楽的要素を巧みに融合させた、難易度の高い意欲作となっています。

一味違った『トルコ行進曲』に興味のある上級者の方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

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