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【マーチ】ピアノで奏でる行進曲の名作をピックアップ!

「マーチ」とは「行進曲」のこと。

世の中にはクラシック音楽に限らず「マーチ」と名の付く名曲が数多く存在します。

では、ピアノで弾いて楽しめるマーチには、どのような曲があるでしょうか?

本記事では、クラシック作品の中から、ピアノのために書かれたマーチの作品や、オーケストラのために書かれたマーチをピアノ独奏用にアレンジした作品をピックアップ!

演奏動画や曲にまつわるエピソードとともにご紹介していきます。

「マーチ=元気いっぱい」というイメージが覆るかも⁉ぜひお楽しみください!

【マーチ】ピアノで奏でる行進曲の名作をピックアップ!(1〜10)

抒情小品集 第5集 Op.54 第3曲「小人の行進」Edvard Grieg

グリーグ:抒情小品集 第5集 小人の行進(妖精トロルの行進),Op.54-3 pf. 石黒 美有:ISHIGURO, Miyu
抒情小品集 第5集 Op.54 第3曲「小人の行進」Edvard Grieg

ノルウェーの国民的作曲家エドヴァルド・グリーグ。

若い頃から音楽への情熱を燃やし、郷土の民俗音楽に根差したリリカルで洗練された作品を残しました。

『抒情小品集 第5集 Op.54』は、1891年に発表された5曲からなるピアノ曲集。

中でも『小人の行進』は、ノルウェーの伝承に登場する妖精トロルをイメージした茶目っ気のある小品で、起伏に富んだ技巧的な旋律が魅力です。

曲調の異なる主部と中間部が交互にあらわれる構成で、物哀しくも美しい北欧の世界を感じさせます。

トルコ行進曲ジャズFazil Say

Fazil Say – Mozart: Turkish March Improvisation
トルコ行進曲ジャズFazil Say

トルコ生まれのピアニスト兼作曲家で、クラシック音楽からジャズまで幅広いジャンルを手掛けるファジル・サイさん。

日本でも「鬼才!天才!ファジル・サイ!」のキャッチコピーで知られる彼が、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの名曲『ピアノソナタ第11番』の第3楽章『トルコ行進曲』をジャズ風にアレンジした作品が『トルコ行進曲ジャズ』です。

おなじみのメロディが始まったと思いきや、徐々にジャズ風のファジル・サイワールドに一変!

西洋クラシック音楽とトルコの地方色や音楽的要素を巧みに融合させた、難易度の高い意欲作となっています。

一味違った『トルコ行進曲』に興味のある上級者の方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

ピアノソナタ 第11番 イ長調 K. 331 第3楽章「トルコ行進曲」Wolfgang Amadeus Mozart

『ピアノソナタ第11番 イ長調 K.331』の第3楽章と聞いてもピンとこないかもしれませんが、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの『トルコ行進曲』と聞けば、多くの方がメロディを思い浮かべられるのではないでしょうか?

1783年にウィーンで作曲されたこの曲は、言わずと知れた発表会の定番曲であり、トルコ風のリズムとメロディが人々の心をとらえて離さないクラシックの名曲です。

おなじみのメロディが後半に向けて変化していく様子は、まるで小さな驚きをちりばめたよう。

特に、テクニックの見せ場となる後半のパートは、発表会で練習の成果を発揮するのにピッタリ!

ぜひ取り組んでみてください。

子供のためのアルバム 作品68-2「兵士の行進」Robert Schumann

兵隊が足並みをそろえて行進する様子が目の前に浮かび上がるような、明るく快活な1曲です!

『子供のためのアルバム』の第2曲『兵士の行進』は、和音と付点リズムの連続で構成されています。

ゆっくり丁寧に、そして脱力を意識しながら練習することで、力んで不ぞろいになりがちな和音もしっかりコントロールできるようになるでしょう。

弾むようなリズムを体に覚え込ませるために、練習にリズム打ちを取り入れるのもオススメです!

ピアノソナタ 第2番 変ロ短調 Op.35 第3楽章「葬送行進曲」Frederic Chopin

ショパン/ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調「葬送」 第3楽章,Op.35,CT202
ピアノソナタ 第2番 変ロ短調 Op.35 第3楽章「葬送行進曲」Frederic Chopin

フレデリック・ショパンが作曲したピアノソナタ第2番変ロ短調作品35。

中でもとりわけ有名なのが、『葬送行進曲』の愛称で親しまれる第3楽章です。

重々しい旋律とリズムが、聴く者の心に深い感銘を与える名曲中の名曲。

1837年に作曲され、1839年に楽曲全体が完成しました。

作曲当時、ショパンはジョルジュ・サンドのマノワールに滞在しており、ここで仕上げの作業が行われたようです。

本作はグレイブからプレストまでの4楽章で構成されており、各楽章で作曲者の音楽的才能が余すところなく発揮されています。

ショパンの葬儀では、この楽章が弦楽合奏版で演奏されたとも伝えられているんですよ!