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【マーチ】ピアノで奏でる行進曲の名作をピックアップ!

「マーチ」とは「行進曲」のこと。

世の中にはクラシック音楽に限らず「マーチ」と名の付く名曲が数多く存在します。

では、ピアノで弾いて楽しめるマーチには、どのような曲があるでしょうか?

本記事では、クラシック作品の中から、ピアノのために書かれたマーチの作品や、オーケストラのために書かれたマーチをピアノ独奏用にアレンジした作品をピックアップ!

演奏動画や曲にまつわるエピソードとともにご紹介していきます。

「マーチ=元気いっぱい」というイメージが覆るかも⁉ぜひお楽しみください!

【マーチ】ピアノで奏でる行進曲の名作をピックアップ!(1〜10)

こどもの音楽帳より マーチ Op.69-1Dmitri Shostakovich

【ピアノ発表会おすすめ】マーチ(こどもの音楽帳より)♫ ショスタコーヴィチ / March Op.69-1 (Children’s Notebook), Shostakovich
こどもの音楽帳より マーチ Op.69-1Dmitri Shostakovich

ロシアの著名な作曲家、ドミートリイ・ショスタコーヴィチ。

彼は特に交響曲や室内楽、コンチェルトの分野で重要な作品を残しています。

政治的圧力と個人的表現の間で葛藤しながらも、複雑で多面的な作風を築き上げた彼が、1944年から45年にかけて作曲したピアノ小品集『子供のノート Op.69』。

その冒頭を飾るのが、明るく親しみやすい旋律が印象的な『マーチ』です。

ショスタコーヴィチ自身の子供への愛情も感じられる1曲は、ポジティブな感情があふれており、聴く人を元気づけ、勇気づけてくれます。

トルコ行進曲ジャズFazil Say

Fazil Say – Mozart: Turkish March Improvisation
トルコ行進曲ジャズFazil Say

トルコ生まれのピアニスト兼作曲家で、クラシック音楽からジャズまで幅広いジャンルを手掛けるファジル・サイさん。

日本でも「鬼才!天才!ファジル・サイ!」のキャッチコピーで知られる彼が、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの名曲『ピアノソナタ第11番』の第3楽章『トルコ行進曲』をジャズ風にアレンジした作品が『トルコ行進曲ジャズ』です。

おなじみのメロディが始まったと思いきや、徐々にジャズ風のファジル・サイワールドに一変!

西洋クラシック音楽とトルコの地方色や音楽的要素を巧みに融合させた、難易度の高い意欲作となっています。

一味違った『トルコ行進曲』に興味のある上級者の方は、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

ピアノソナタ 第2番 変ロ短調 Op.35 第3楽章「葬送行進曲」Frederic Chopin

ショパン/ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調「葬送」 第3楽章,Op.35,CT202
ピアノソナタ 第2番 変ロ短調 Op.35 第3楽章「葬送行進曲」Frederic Chopin

フレデリック・ショパンが作曲したピアノソナタ第2番変ロ短調作品35。

中でもとりわけ有名なのが、『葬送行進曲』の愛称で親しまれる第3楽章です。

重々しい旋律とリズムが、聴く者の心に深い感銘を与える名曲中の名曲。

1837年に作曲され、1839年に楽曲全体が完成しました。

作曲当時、ショパンはジョルジュ・サンドのマノワールに滞在しており、ここで仕上げの作業が行われたようです。

本作はグレイブからプレストまでの4楽章で構成されており、各楽章で作曲者の音楽的才能が余すところなく発揮されています。

ショパンの葬儀では、この楽章が弦楽合奏版で演奏されたとも伝えられているんですよ!

【マーチ】ピアノで奏でる行進曲の名作をピックアップ!(11〜20)

トルコ行進曲Ludwig van Beethoven

トルコ行進曲(ベートーヴェン)ピアニスト 近藤由貴/ Beethoven: Turkish March, Yuki Kondo
トルコ行進曲Ludwig van Beethoven

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンは、古典派から新しい音楽の時代への転換点に立った作曲家です。

1811年から1812年にかけて作曲された『アテネの廃墟』からの一部である『トルコ行進曲』は、オスマン帝国の軍楽隊メフテルに影響を受け、西洋音楽にトルコ風の要素を取り入れた作品の代表例として知られています。

『トルコ行進曲』は、オーケストラ版の他、ピアノソロ用にも編曲され、アントン・ルビンシテインやフランツ・リストによる編曲で親しまれてきました。

この曲は、明るく元気な曲調が特徴で、ピアノ発表会でよく演奏される定番曲!

左手でリズムをしっかりキープしながら、右手で勇ましい行進のメロディを奏でると、聴く人も演奏する人も思わず笑顔になれる1曲です。

マーチ BWV Anh.122Carl Philipp Emanuel Bach

B級 C.Ph.E バッハ:マーチ BWV Anh.122(2021ピティナコンペ課題曲)pf.久保山 菜摘:kuboyama, Natsumi
マーチ BWV Anh.122Carl Philipp Emanuel Bach

カール・フィリップ・エマヌエル・バッハは、ヨハン・セバスチャン・バッハの次男として生まれ、古典派への橋渡し的存在としての重要な役割を果たしました。

『マーチ BWV Anh.122』は、妻アンナ・マグダレーナ・バッハのために編さんされた『音楽帳』に収められた作品。

もとはJ.S.バッハに帰属されていましたが、現在ではC.P.E.バッハの作とされています。

簡単な構成ながら、行進曲特有の明るく快活な雰囲気が感じられる1曲です。

彼の作品からは、バロック音楽の伝統を受け継ぎつつ、新しい時代の息吹を感じ取ることができるでしょう。

ピアノの演奏に慣れ始めた方にオススメの作品です!

マーチJeremiah Clarke

【A1級 バロック】クラーク:マーチ(2024ピティナコンペ課題曲) pf.濵田 眞子:Hamada, Mako
マーチJeremiah Clarke

ジェレマイア・クラークは、1674年頃にロンドンで生まれたバロック時代のイングランドの作曲家兼オルガニスト。

1699年頃に作曲された『トランペット・ボランタリー』、通称『プリンス・オブ・デンマークのマーチ』で知られる作曲家です。

こちらの『マーチ』はピアノ初級者から親しまれている作品で、コンクールの課題曲としてもたびたび取り上げられています。

バロック時代の作品らしい、気品あふれる行進曲の雰囲気を楽しんでみてはいかがでしょうか?

18の練習曲 Op.103 第17番「マーチ」Johann Burgmüller

ヨハン・ブルクミュラーは、ドイツのロマン派時代に活躍したピアニスト兼作曲家。

アルバム『18の練習曲』Op.109に収められている第17番『マーチ』は、行進曲のリズムと気質を模倣しており、強いリズム感と動的なアクセントを用いることで、聴く者に行進する兵士のイメージを想起させます。

本作は技術的な訓練を目的としつつも、演奏者が音楽的な表現を追求できる教材となっています。

ピアノ学習者がリズム感を養いながら、正確さと表現力を兼ね備えた演奏を目指すのに最適な1曲です。

ブルクミュラーの練習曲は、発表会などで取り上げられる機会も多く、幅広い年代のピアノ愛好家にオススメできる作品といえるでしょう。