【ピアノの名曲】聴きたい&弾きたい!あこがれのクラシック作品たち
「この曲を聴くと癒やされる」「いつかこの曲を弾いてみたい」そんな印象的なピアノ曲はありますか?
お気に入りの曲は、ストレスや不安でモヤモヤした心を落ち着かせてくれます。
本記事では、そんな癒やしの1曲の候補となり得るクラシックの名曲の中から、世界的に有名なピアノ作品を厳選してご紹介します。
クラシックにあまりなじみがないという方でも、必ずどこかで耳にしたことがあるであろう有名な作品ばかりをセレクトしていますので、ぜひ最後までお楽しみください!
もくじ
- 【ピアノの名曲】聴きたい&弾きたい!あこがれのクラシック作品たち
- 3つのロマンス 作品11-1Clara Schumann
- グノシエンヌ第3番Erik Satie
- メロディOp.4-2Fanny Mendelssohn
- 無言歌集 第5巻 Op62-5 第3曲「ヴェニスの舟歌」Felix Mendelssohn
- 白鳥の歌 『セレナーデ』Franz Schubert
- ソナチネ 嬰ヘ短調 M. 40 2楽章 メヌエットMaurice Ravel
- 夜のガスパール, M. 55: II. 絞首台Maurice Ravel
- 6つの小品 『ノクターン』Pyotr Tchaikovsky
- ドゥムカ ハ短調 作品59Pyotr Tchaikovsky
- 「四季」-12の性格的描写 Op.37bis 6月「舟歌」Pyotr Tchaikovsky
- ノクターン 第19番Op.72-1 ホ短調「遺作」Frederic Chopin
- 森にてAlbert Ketèlbey
- 夢Claude Debussy
- 小組曲:第1曲「小舟にて」Claude Debussy
- 夏の朝Heino Kasuki
- 組曲「鏡」より「洋上の小舟」Maurice Ravel
- 「フレースエーの花々」第3巻 Op.16:第2曲 夏の隠れ家に入居してWilhelm Peterson-Berger
- 夜想曲第2番 変ホ長調 作品9-2Frederic Chopin
- サマータイムGeorge Gershwin
- 夜の海辺にてHeino Kasuki
- フランス組曲 第1番 BWV 812 メヌエットⅠJ.S.Bach
- インヴェンション 第2番 ハ短調 BWV 773J.S.Bach
- 英雄ポロネーズ 変イ長調 Op.53Frederic Chopin
- 亡き王女のためのパヴァーヌ ト長調Maurice Ravel
- フランス組曲 第1番 BWV 812 サラバンドJ.S.Bach
- パガニーニ大練習曲集 第3曲「ラ・カンパネラ」Franz Liszt
- フランス組曲 第2番 BWV 813 メヌエットⅠJ.S.Bach
- フランス組曲 第2番 BWV 813 メヌエットⅡJ.S.Bach
- フランス組曲 第3番 BWV 814 メヌエットJ.S.Bach
- フランス組曲 第5番 BWV816 サラバンドJ.S.Bach
- フランス組曲 第6番 BWV817 サラバンドJ.S.Bach
- ポロネーズ ト短調(BWV Anh.119)J.S.Bach
- 無言歌集 第5巻 Op.62 第6曲 春の歌Felix Mendelssohn
- 2つのアラベスク 第1番 ホ長調Claude Debussy
- 幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66Frederic Chopin
- 無言歌集 第2巻 Op.30 第1曲 瞑想Felix Mendelssohn
- スクランブル交差点橋本晃一
- イタリア協奏曲 BWV 971J.S.Bach
- 無言歌集 第3巻 Op.38 第4曲 希望Felix Mendelssohn
- 無言歌集 第4巻 Op.53 第2曲 浮き雲Felix Mendelssohn
- 無言歌集 第4巻 Op.53 第4曲 心の悲しみFelix Mendelssohn
- 『蝶々』作品2 第12曲「終景と帰り行く兄弟たち」Robert Schumann
- 別れの曲Frederic Chopin
- 8つのユモレスク Op.101 第7曲Antonin Dvořák
- 3つのノクターン第3番「愛の夢」Franz Liszt
- ピアノソナタ第8番 ハ短調 作品13「悲愴」第2楽章Ludwig van Beethoven
- 子供の情景 作品15-7「トロイメライ」Robert Schumann
- ピアノソナタ 第11番 イ長調 Op.311 第3楽章「トルコ行進曲」Wolfgang Amadeus Mozart
- こどものための3つのソナタ 作品11 第2番「3.夕べの歌」 Op.118b-3Robert Schumann
- 『謝肉祭』Op.9 第12曲 ショパンRobert Schumann
- ピアノ・ソナタ第16番 ハ長調 K. 545 第2番Wolfgang Amadeus Mozart
- アルマンド イ長調 WoO 81Ludwig van Beethoven
- 舟歌 第12番 変ホ長調 Op.105-2Gabriel Fauré
- 水の戯れMaurice Ravel
- 24の前奏曲集より第15番「雨だれ」Frederic Chopin
- 8つの小品 Op.84 第1番 カプリッチョGabriel Fauré
- 8つの小品 Op.84 第3番 フーガGabriel Fauré
- ノクターン 第1番 変ホ短調 Op. 33Gabriel Fauré
- 組曲「ドリー」Op.56 第4 番 キティー・ヴァルスGabriel Fauré
- 舟歌 第4番 変ホ長調 Op. 36Gabriel Fauré
- 6つのエコセーズ 第1番Ludwig van Beethoven
- 6つのエコセーズ 第5番Ludwig van Beethoven
- ピアノのための11の新しいバガテル Op.119 第8曲 ハ長調Ludwig van Beethoven
- ピアノソナタ 第19番 Op. 49-1 第1楽章Ludwig van Beethoven
- ピアノソナタ 第20番 Op.49-2 第2楽章Ludwig van Beethoven
- ピアノソナタ 第25番 Op.79 第3楽章Ludwig van Beethoven
- ピアノソナタ第12番 ヘ長調 K. 332(K6. 300k) 第1番Wolfgang Amadeus Mozart
- ピアノソナタ第12番 ヘ長調 K. 332(K6. 300k) 第2番Wolfgang Amadeus Mozart
- ワルツ エチュードWilliam Gillock
- 子供の領分 第1曲「グラドゥス・アド・パルナッスム博士」Claude Debussy
- 4つのエチュード 第4番 Op.7-4 嬰ヘ長調Igor Stravinsky
- エリーゼのためにLudwig van Beethoven
- 愛の挨拶Edward Elgar
- ジムノペディ 第1番Erik Satie
- 乙女の祈りTekla Bądarzewska
- フランスの歌 「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲「きらきら星変奏曲」Wolfgang Amadeus Mozart
- 華やかなワルツGlenda Austin
- ピアノソナタ第8番「悲愴」第二楽章Ludwig van Beethoven
- ピアノ・ソナタ 第8番「悲愴」 第3楽章Ludwig van Beethoven
- ソナチネ 第1番 第1楽章 Op.20-1Friedrich Kuhlau
- 幸福 作品292-6Gustav Lange
- ハンガリー舞曲 第2番Johannes Brahms
- スケルツォ・フォコーソ 作品34Charles Valentin Alkan
- メフィスト・ワルツ 第1番 S.514 『村の居酒屋での踊り』Franz Liszt
- クープランの墓『トッカータ』Maurice Ravel
- 8つの演奏会用練習曲より 第5曲「冗談」Nikolai Kapustin
- 12の超絶技巧練習曲 作品11-10 『レズギンカ』Sergey Lyapunov,
- ソナチネ 第12番 第1楽章Muzio Clementi
- ソナチネ 第7番 第1楽章Muzio Clementi
- ソナチネ 第8番 第1楽章Muzio Clementi
- ソナチネ 第9番 第1楽章Muzio Clementi
- 風の即興曲中田喜直
- ソナチネ 第10番 第1楽章Muzio Clementi
- 映像 第1集「水の反映」Claude Debussy
- 15の熟達した練習曲 作品72 第2番Moritz Moszkowski
- 鱒(リスト編曲)Franz Schubert
- 歌の翼にのせてFelix Mendelssohn
- 8つの演奏会用練習曲 Op.40 第1曲「プレリュード」Nikolai Kapustin
- ノクターン第2番Frederic Chopin
- ラ・カンパネラFranz Liszt
- …続く
【ピアノの名曲】聴きたい&弾きたい!あこがれのクラシック作品たち(1〜20)
3つのロマンス 作品11-1NEW!Clara Schumann

抑制された表現の中に、深い叙情性を秘めたピアノ作品です。
全3曲からなるロマンティックな小品集の冒頭を飾るこの楽曲は、1839年に作曲家が19歳の頃、婚約者ロベルト・シューマンへの想いを込めて書かれました。
長く続くアルペッジョに支えられて歌われる主題は、内に秘めた愛情や切なさを繊細に映し出すかのようです。
本作は、映画『Geliebte Clara』でもクララ・シューマンの内面を描写する重要な鍵として登場します。
静かに物思いにふけりたい夜、ピアノの歌うような音色に耳を傾けながら、じっくりと自分の心と向き合いたいときにぴったりの一曲です。
グノシエンヌ第3番NEW!Erik Satie

この楽曲は、1893年に音楽誌で初めて紹介された作品で、楽譜に小節線がないのが大きな特徴です。
左手は古代の儀式を思わせるような静かなリズムを繰り返し、その上で右手がどこか掴みどころのない旋律を奏でます。
「Avec étonnement」(驚きとともに)といったユニークな指示が奏者の解釈に委ねられ、聴くたびに異なる表情を見せてくれますよ。
映画『ユマ・フォア』でも効果的に使われました。
本作が持つ瞑想的な響きは、心の奥に沈んだ感情と静かに向き合いたい夜にぴったりです。
メロディOp.4-2NEW!Fanny Mendelssohn

まるで歌曲のように歌う旋律が印象的な、嬰ハ短調の小品です。
この楽曲は、兄フェリックスとは異なる独自のピアノ様式を模索していたファニー・メンデルスゾーンのピアノ曲集『6 Melodies Op.4』に収録されています。
繊細な旋律に重なる濃密な和声は、ファニー・メンデルスゾーンならではの表現力。
感情の機微をただように描き出しており、少しでも表現を誤ると曲の持つ内省的な魅力が損なわれかねません。
1846年に自らの名で作品を出版したファニー・メンデルスゾーンの、静かながらも確固たる意志を感じさせます。
悲しみに深く沈みたい夜、一人でじっくりと味わいたい方にこそ聴いてほしいものです。
本作を弾く際は、旋律をどう歌わせるかが最大のカギとなるでしょう。
無言歌集 第5巻 Op62-5 第3曲「ヴェニスの舟歌」NEW!Felix Mendelssohn

フェリックス・メンデルスゾーンが残したピアノ小品集、名盤『Lieder ohne Worte』Op. 62に含まれる一曲です。
この楽曲の左手で奏でられる6/8拍子の伴奏は、ヴェネツィアの運河をゴンドラが進む様子を巧みに表しており、右手で歌われるメロディは水面に響く物悲しい歌のようです。
ただ暗いだけでなく、悲しみの中に凛とした気品や優雅さを感じさせるところが本作の魅力です。
1844年に刊行されたこの作品集はクララ・シューマンに献呈されています。
無理に元気を出したくない時、この美しい旋律に身を委ねて、心の深いところまで静かに沈んでいく感覚を味わいたい方におすすめです。
白鳥の歌 『セレナーデ』NEW!Franz Schubert

フランツ・シューベルトが1828年8月以降に手掛けた歌曲集、名盤『Schwanengesang』に収められている一曲です。
夜の静寂のなか、愛する人に秘めた想いを囁きかけるような、甘くも切ない旋律がとても印象的です。
この楽曲の繊細なピアノ伴奏は、主人公の心の震えや夜風の気配までも描き出しており、聴く人を物語の世界へ引き込みます。
1933年の映画『Gently My Songs Entreat』で使われたことでも知られています。
本作に漂う哀愁は、どうしようもない悲しみに暮れたい夜にそっと寄り添ってくれるので、感傷に浸りたい時にぜひ聴いてほしい名曲です。