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【ピアノの名曲】聴きたい&弾きたい!あこがれのクラシック作品たち

「この曲を聴くと癒やされる」「いつかこの曲を弾いてみたい」そんな印象的なピアノ曲はありますか?

お気に入りの曲は、ストレスや不安でモヤモヤした心を落ち着かせてくれます。

本記事では、そんな癒やしの1曲の候補となり得るクラシックの名曲の中から、世界的に有名なピアノ作品を厳選してご紹介します。

クラシックにあまりなじみがないという方でも、必ずどこかで耳にしたことがあるであろう有名な作品ばかりをセレクトしていますので、ぜひ最後までお楽しみください!

【ピアノの名曲】聴きたい&弾きたい!あこがれのクラシック作品たち(41〜50)

フランス組曲 第2番 BWV 813 メヌエットⅡJ.S.Bach

J.S. Bach: French Suite No. 2 in C Minor, BWV 813: VI. Menuet II (BWV 813a)
フランス組曲 第2番 BWV 813 メヌエットⅡJ.S.Bach

バロック音楽の美しさが詰まったフランス組曲の中の優雅な舞曲です。

1722年頃に作曲されたハ短調の調性が持つ厳粛さとメヌエット特有の品格があるリズムが見事に融合していて、バッハが築き上げたポリフォニーの世界を存分に味わえます。

技術的な難易度が比較的控えめなため、バロック音楽に挑戦してみたい方や装飾音の表現を学びたい方には絶好の教材となるでしょう。

本作はABA形式で構成されていて、演奏者の解釈やフレージングの工夫によって多彩な表情を見せてくれます。

チェンバロで書かれた原曲をピアノで弾く際の音色の探求も楽しめますよ!

フランス組曲 第3番 BWV 814 メヌエットJ.S.Bach

『バッハ:フランス組曲 第3番 メヌエット』(Bach, French Suite No.3 Menuet, BWV 814)(ピアノ楽譜)
フランス組曲 第3番 BWV 814 メヌエットJ.S.Bach

優雅で洗練された舞曲の魅力が詰まったこの楽曲は、1722年から1725年の間に作曲された組曲の一部として親しまれています。

三部形式で構成され、流れるような美しい旋律と内省的で繊細な表現が絶妙に対比されており、演奏者は多彩な音楽性を発揮できます。

バロック時代の装飾音やアーティキュレーションの理解が求められるものの、技巧的な難易度は比較的抑えられているため、音楽的な表現力や感性を重視して演奏に取り組みたい方におすすめです。

教育現場でも広く取り上げられており、演奏技術と音楽性の両面を養う重要なレパートリーとして活用されています。

フランス組曲 第5番 BWV816 サラバンドJ.S.Bach

クラシック音楽に挑戦したい方や優雅な舞曲を弾いてみたい方にはバロック時代の組曲から抜粋された美しいサラバンドはいかがでしょうか。

『フランス組曲第5番 ト長調 BWV816』の第3楽章は、1722年から1725年の間に作曲された6つの組曲の中でも特に親しみやすい作品です。

本作は緩やかな3拍子で書かれており、右手の装飾された旋律と左手の伴奏が美しく絡み合う構成となっています。

もともとスペイン起源の舞曲でありながら、バロック時代にフランスやドイツで洗練された形式として定着したサラバンドの特徴をよく表しています。

深い情感と静謐な美しさを持つこの楽章は、装飾音の解釈やフレージングの工夫が求められるため、表現力を磨きたい方におすすめです。

フランス組曲 第6番 BWV817 サラバンドJ.S.Bach

Bach French Suite No.6 “Sarabande” P. Barton, FEURICH 218 piano
フランス組曲 第6番 BWV817 サラバンドJ.S.Bach

フランス舞曲の厳格な形式に、バッハ特有の深い精神性を込めた珠玉の楽章です。

1722年から1725年頃に作曲されたこの楽曲は、もともとスペイン起源の荘重な三拍子舞曲として構成され、装飾音と和声進行が織りなす静謐で内省的な世界観が魅力となっています。

本作はゆったりとしたテンポで進行するため、バロック音楽に初めて挑戦する方でも取り組みやすく、音色や表現力を磨きながら演奏の基礎を身につけられます。

複雑な技巧よりも情感が豊かな表現が重視されるので、じっくりと練習に向き合いたい方におすすめです。

24の前奏曲集より第15番「雨だれ」Frederic Chopin

前奏曲 作品28の15「雨だれ」 ショパン
24の前奏曲集より第15番「雨だれ」Frederic Chopin

フレデリック・ショパンの型にはまらない作風が印象的な曲集、『24の前奏曲集』。

この作品は形式にとらわれない自由なピアノの小品を集めた作品集で、ショパン作品の中でも高い人気を誇っています。

その中でも特に有名なのが、テレビCMなどでもたびたび使用され、クラシックファン以外からも広く親しまれている第15番『雨だれ』。

雨をイメージさせる淡い雰囲気が美しく、人気の高い作品です。

中間部で徐々におどろおどろしく変化していき、終盤で落ち着きを取り戻していく構成が、変化が予測のつかない雨だれを見事に表現しています。

エリーゼのためにLudwig van Beethoven

【初心者向け/ピアノ練習】ベートーヴェン – 「エリーゼのために」-フル演奏Ver-(Piano/Beethoven/FürElise)
エリーゼのためにLudwig van Beethoven

ピアノ学習者の誰もが一度は憧れる、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの名曲です!

ピアノ曲として有名なのはもちろん、さまざまなアーティストによって歌謡曲やポップスなどにアレンジされています。

左手と右手をなめらかにつないでいく穏やかな最初のフレーズや、中間の明るく華やかなフレーズ、その後の激しい怒りのようなフレーズなど、変化に富んでいるのも魅力の一つ。

演奏に挑戦する際は、曲の雰囲気の変化に注目しながら、たっぷりと抑揚をつけて弾いてみましょう!

愛の挨拶Edward Elgar

エルガー 愛の挨拶/Elgar Salut d’Amour 近藤由貴 Yuki Kondo
愛の挨拶Edward Elgar

中級者の方にオススメしたい作品が、こちらの『愛の挨拶』。

言わずとしれた、エドワード・エルガーの名作ですね。

ピアノ発表会でも耳にする機会が非常に多い本作のポイントは、なんといっても優しく美しい主旋律。

右手をメインとした美しい作品なのですが、要所要所で左手のオクターブが登場するので、そこでミスタッチが発生してしまいがちです。

そこに注意しながら、右手のオクターブも繊細に演奏するように心がければ、美しい演奏になるので参考にしてみてください。