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【ピアノの名曲】聴きたい&弾きたい!あこがれのクラシック作品たち

「この曲を聴くと癒やされる」「いつかこの曲を弾いてみたい」そんな印象的なピアノ曲はありますか?

お気に入りの曲は、ストレスや不安でモヤモヤした心を落ち着かせてくれます。

本記事では、そんな癒やしの1曲の候補となり得るクラシックの名曲の中から、世界的に有名なピアノ作品を厳選してご紹介します。

クラシックにあまりなじみがないという方でも、必ずどこかで耳にしたことがあるであろう有名な作品ばかりをセレクトしていますので、ぜひ最後までお楽しみください!

もくじ

【ピアノの名曲】聴きたい&弾きたい!あこがれのクラシック作品たち(21〜40)

フランス組曲 第6番 BWV817 サラバンドNEW!J.S.Bach

Bach French Suite No.6 “Sarabande” P. Barton, FEURICH 218 piano
フランス組曲 第6番 BWV817 サラバンドNEW!J.S.Bach

フランス舞曲の厳格な形式に、バッハ特有の深い精神性を込めた珠玉の楽章です。

1722年から1725年頃に作曲されたこの楽曲は、もともとスペイン起源の荘重な三拍子舞曲として構成され、装飾音と和声進行が織りなす静謐で内省的な世界観が魅力となっています。

本作はゆったりとしたテンポで進行するため、バロック音楽に初めて挑戦する方でも取り組みやすく、音色や表現力を磨きながら演奏の基礎を身につけられます。

複雑な技巧よりも情感が豊かな表現が重視されるので、じっくりと練習に向き合いたい方におすすめです。

ポロネーズ ト短調(BWV Anh.119)NEW!J.S.Bach

アンナ・マグダレーナ・バッハのための音楽帳に収められたこの楽曲は、ポーランドの民族舞曲ポロネーズの形式を採用した短くも魅力的な作品です。

ト短調の調性が生み出す哀愁が漂う雰囲気と、3拍子の荘重なリズムが印象的で、シンプルながらも深い感情表現が込められています。

1725年に妻のために作られた音楽帳の一曲として、家庭的な温かさと教育的配慮が感じられる内容となっています。

典型的なA-A-B-Bの二部形式で構成され、演奏時間は約1分程度と取り組みやすく、技術的な練習だけでなく表現力を養いたい方にもぴったりです。

バロック音楽特有のポリフォニーに挑戦してみたい方や、品格がある舞曲を学びたい方におすすめの一曲でしょう。

無言歌集 第5巻 Op.62 第6曲 春の歌Felix Mendelssohn

春の歌(メンデルスゾーン)Mendelssohn – Lieder ohne Worte Op. 62 – No. 6 in A major – Spring Song
無言歌集 第5巻 Op.62 第6曲 春の歌Felix Mendelssohn

フェリックス・メンデルスゾーンの名作『無言歌集 第5巻 Op.62 第6曲 春の歌』。

メンデルスゾーンといえば『結婚行進曲』が有名ですが、今回はあえて『春の歌』を紹介したいと思います。

この作品の魅力は、非常に洗練された美しいメロディー。

難易度としては初心者でもギリギリ取り組める程度で、ツェルニー30番と同じ程度です。

ただし、美しい演奏という意味でなら、中級者のなかでも上位に位置する作品なので、感性や表現力を鍛えたい方は、ぜひ取り組んでみてください。

2つのアラベスク 第1番 ホ長調Claude Debussy

ドビュッシー/2つのアラベスク 1.ホ長調/演奏:中井正子
2つのアラベスク 第1番 ホ長調Claude Debussy

クロード・ドビュッシーの作品のなかでも、特に有名な名作『2つのアラベスク 第1番 ホ長調』。

ピアノ発表会などで最も耳にする機会の多いドビュッシーの作品ですね。

難易度は中級のなかでも上位に近いくらいです。

そんなこの作品のポイントは、力の入れ方。

アラベスクとは模様という意味です。

そのため、無機質な演奏を強調しているのですが、そのためには一定の強さで引き続けるテクニックが必要です。

『鬼火』のように手の体力が必要とされる楽曲と言えるでしょう。

幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66Frederic Chopin

ショパン/幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66/演奏:山岸 ルツ子
幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66Frederic Chopin

フレデリック・ショパンの名作『幻想即興曲』。

今回はその中でも『幻想即興曲 嬰ハ短調 Op.66』を紹介したいと思います。

この作品は『幻想即興曲』のなかでも特に有名で、難易度としては上級に相当します。

Aパートでは右手と左手がバラバラな速いパッセージ。

Bパートでは美しい旋律が展開される楽曲で、Aパートに関しては高い難易度をほこります。

難易度が高い分、聴き映えのする楽曲なので、この楽曲を目標にピアノ練習に励んでみてはいかがでしょうか?