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【ピアノの名曲】聴きたい&弾きたい!あこがれのクラシック作品たち

「この曲を聴くと癒やされる」「いつかこの曲を弾いてみたい」そんな印象的なピアノ曲はありますか?

お気に入りの曲は、ストレスや不安でモヤモヤした心を落ち着かせてくれます。

本記事では、そんな癒やしの1曲の候補となり得るクラシックの名曲の中から、世界的に有名なピアノ作品を厳選してご紹介します。

クラシックにあまりなじみがないという方でも、必ずどこかで耳にしたことがあるであろう有名な作品ばかりをセレクトしていますので、ぜひ最後までお楽しみください!

もくじ

【ピアノの名曲】聴きたい&弾きたい!あこがれのクラシック作品たち(41〜60)

無言歌集 第4巻 Op.53 第4曲 心の悲しみFelix Mendelssohn

繊細で内省的な旋律が心に染み入るピアノ小品集『無言歌集』から、アダージョの静かな美しさが印象的な作品です。

ゆったりと流れる旋律には、深い悲しみや憂いが込められており、1841年に出版された本作は穏やかでありながら強い感情表現を内包しています。

右手で奏でられる優美な旋律に合わせ、左手が心臓の鼓動のように穏やかに寄り添っていきます。

落ち着いた雰囲気で演奏できる本作は、ロマン派音楽の魅力を存分に味わいたい方や、感情表現を大切にしたい方におすすめです。

シンプルな構成でありながら、豊かな音楽性を持つ一曲となっています。

『蝶々』作品2 第12曲「終景と帰り行く兄弟たち」Robert Schumann

ロベルト・シューマンの作品2『蝶々』のフィナーレである第12曲は、仮面舞踏会の終わりを描いた優美な小品です。

1831年に出版されたこの曲は、舞踏会の終焉と参加者たちの帰路を繊細に表現しています。

軽やかでありながらも感傷的な雰囲気を持ち、伝統的な「祖父の舞曲」の旋律が引用されているのが特徴です。

音が徐々に静まっていく終盤は、まるで舞踏会の灯が一つずつ消えていくような情景が目に浮かびます。

ピアノ演奏の基礎を身につけた方で、ロマン派の情感が豊かな表現に挑戦したい方におすすめです。

物語性を大切にしながら、シューマンの詩的な世界観を味わってみましょう。

別れの曲Frederic Chopin

別れの曲 エチュード Op.10-3/ショパン/Chopin Etude Op.10 No.3/ピアノ/クラシック/Piano/classic/CANACANA
別れの曲Frederic Chopin

世界で最も美しい作品の一つ、フレデリック・ショパンの『別れの曲』。

誰しも一度はこの作品の耳にしたことがあると思います。

そんなこの作品のポイントは、故郷を懐かしむ絶妙に切ないメロディー。

ショパンの楽曲にありがちな、高い表現力を求められる作品で、和音の連打に関しては高度なテクニックが要求されます。

そういったテクニックを維持しながら、表現力を養うことはピアノを上達する上で非常に重要です。

難しい作品ではないので、ぜひ中級者以上の方は取り組んでみてください。

8つのユモレスク Op.101 第7曲Antonin Dvořák

ゆったりとした優しいメロディーが印象的なアントニン・ドヴォルザークの名作『8つのユモレスク』。

今回はその中でも、こちらの『8つのユモレスク Op.101 第7曲』を紹介したいと思います。

この作品のポイントは譜読みと転調パートにあります。

譜読みに関しては、初心者にとってはなかなかの難易度をほこります。

そして、転調パート。

いきなりオクターブが登場するので、しっかりと指の体操をして取り組んでみてください。

3つのノクターン第3番「愛の夢」Franz Liszt

新ドイツ楽派や交響詩を作り出した、偉大なハンガリーの作曲家、フランツ・リスト。

クラシック界のターニング・ポイントを作った作曲家で、いくつものオリジナリティにあふれる名曲を残してきました。

なかでも、こちらの『愛の夢』は特に美しい作品として、長年にわたって愛されています。

癒やしのピアノ曲として人気が高い作品ですが、実はもともとは歌曲として作られた楽曲!

リスト自身の手によって編曲されたピアノバージョンでは、ピアノの音色だからこそ生み出せる繊細な表現が見事に演出されています。