【ピアノの名曲】聴きたい&弾きたい!あこがれのクラシック作品たち
「この曲を聴くと癒やされる」「いつかこの曲を弾いてみたい」そんな印象的なピアノ曲はありますか?
お気に入りの曲は、ストレスや不安でモヤモヤした心を落ち着かせてくれます。
本記事では、そんな癒やしの1曲の候補となり得るクラシックの名曲の中から、世界的に有名なピアノ作品を厳選してご紹介します。
クラシックにあまりなじみがないという方でも、必ずどこかで耳にしたことがあるであろう有名な作品ばかりをセレクトしていますので、ぜひ最後までお楽しみください!
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【ピアノの名曲】聴きたい&弾きたい!あこがれのクラシック作品たち(11〜20)
24の前奏曲集より第15番「雨だれ」Frederic Chopin

フレデリック・ショパンの型にはまらない作風が印象的な曲集、『24の前奏曲集』。
この作品は形式にとらわれない自由なピアノの小品を集めた作品集で、ショパン作品の中でも高い人気を誇っています。
その中でも特に有名なのが、テレビCMなどでもたびたび使用され、クラシックファン以外からも広く親しまれている第15番『雨だれ』。
雨をイメージさせる淡い雰囲気が美しく、人気の高い作品です。
中間部で徐々におどろおどろしく変化していき、終盤で落ち着きを取り戻していく構成が、変化が予測のつかない雨だれを見事に表現しています。
エリーゼのためにLudwig van Beethoven

ピアノ学習者の誰もが一度は憧れる、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの名曲です!
ピアノ曲として有名なのはもちろん、さまざまなアーティストによって歌謡曲やポップスなどにアレンジされています。
左手と右手をなめらかにつないでいく穏やかな最初のフレーズや、中間の明るく華やかなフレーズ、その後の激しい怒りのようなフレーズなど、変化に富んでいるのも魅力の一つ。
演奏に挑戦する際は、曲の雰囲気の変化に注目しながら、たっぷりと抑揚をつけて弾いてみましょう!
愛の挨拶Edward Elgar

中級者の方にオススメしたい作品が、こちらの『愛の挨拶』。
言わずとしれた、エドワード・エルガーの名作ですね。
ピアノ発表会でも耳にする機会が非常に多い本作のポイントは、なんといっても優しく美しい主旋律。
右手をメインとした美しい作品なのですが、要所要所で左手のオクターブが登場するので、そこでミスタッチが発生してしまいがちです。
そこに注意しながら、右手のオクターブも繊細に演奏するように心がければ、美しい演奏になるので参考にしてみてください。
水の戯れMaurice Ravel

『水の戯れ』という邦題からも、とても涼やかな雰囲気が感じられる作品!
演奏に高度な技術が要求される難曲としても知られるこちらの『水の戯れ』は、フランスの作曲家であるモーリス・ラヴェルが1901年に作曲し、師匠のガブリエル・フォーレに献呈したピアノ曲です。
原題の『Jeux d’eau』は「噴水」を意味する言葉。
人工的に制御された規則正しい水の動きを表す音形の美しさを味わいながら、真夏の暑さを和らげてくれるような美しい水の音色をぜひお楽しみください。
白鳥の歌 『セレナーデ』Franz Schubert

フランツ・シューベルトが1828年8月以降に手掛けた歌曲集、名盤『Schwanengesang』に収められている一曲です。
夜の静寂のなか、愛する人に秘めた想いを囁きかけるような、甘くも切ない旋律がとても印象的です。
この楽曲の繊細なピアノ伴奏は、主人公の心の震えや夜風の気配までも描き出しており、聴く人を物語の世界へ引き込みます。
1933年の映画『Gently My Songs Entreat』で使われたことでも知られています。
本作に漂う哀愁は、どうしようもない悲しみに暮れたい夜にそっと寄り添ってくれるので、感傷に浸りたい時にぜひ聴いてほしい名曲です。
6つの小品 『ノクターン』Pyotr Tchaikovsky

アルバム『6つの小品 Op.19』に収録されている、夜の静寂にふさわしい内省的な一曲です。
本作はまるで作曲者の個人的な告白を聴いているかのような、感傷的でありながらも温かい雰囲気に包まれています。
1873年秋に完成した作品で、涙を誘う美しい旋律のなかに、バレエ音楽を彷彿とさせる鐘のような響きがアクセントとして加わっているのが印象的ですね。
後にチェロと小オーケストラのために編曲された版もあり、原曲とはまた違った深い情感を味わえます。
悲しみに静かに浸り、自分の心と対話したい夜にぴったりの名曲ですよ。
【ピアノの名曲】聴きたい&弾きたい!あこがれのクラシック作品たち(21〜30)
「四季」-12の性格的描写 Op.37bis 6月「舟歌」Pyotr Tchaikovsky

ロシアの作曲家によるピアノ独奏曲集『The Seasons』の中でも、叙情美をたたえて人気の高い一曲です。
本作は1876年6月に雑誌で公開されたもので、寄せては返す波のような物悲しい旋律で始まります。
水辺の情景を描いた詩が添えられているとされ、その切ない調べは聴く人の心に深く染み渡ります。
中間部で一転して長調になると、星のきらめきを思わせる華やかなアルペジオが展開されます。
あまりにも人気が高いため、1981年に振付されたバレエ『Piano Pieces』にも用いられました。
悲しみに沈む心に優しく寄り添う、言葉にならない感情が込み上げてくる名曲です。