【ピアノ】名作が勢ぞろい|春を感じさせるピアノ曲
春の訪れを感じると、ふと耳にしたくなるのがピアノの音色ではないでしょうか。
やわらかな旋律が、花がほころぶ景色や暖かな風をそっと思い出させてくれますよね。
ピアノのために書かれた曲の中には、多く春の情景を描いた名曲が残されています。
この記事では、春にぴったりのピアノ曲を幅広くご紹介していきます。
聴くだけで春という季節の空気をまとえるような珠玉の作品ばかりですので、ぜひお気に入りの一曲を見つけてみてください!
【ピアノ】名作が勢ぞろい|春を感じさせるピアノ曲(1〜10)
SpringNEW!久石譲

映画音楽の巨匠として世界的に知られる久石譲。
オーケストラによる壮大な楽曲が印象的ですが、生活に寄り添う親しみやすいピアノ作品にも定評があります。
なかでもオススメしたいのが、アルバム『FREEDOM PIANO STORIES 4』に収録されている本作。
Benesse「進研ゼミ」のCMソングに起用され2005年1月当時に発売された本作は、新しい生活が始まる春の期待と緊張感を見事に表現しています。
軽やかなピアノの音色が心地よく、これから何かが始まる予感に満ちた楽曲なので、勉強や仕事の前のBGMにはもってこいですね。
明るさのなかにほんのりとした切なさも感じられ、春という季節の二面性を描き出しているすばらしい作品です。
ライラック Op21-5NEW!Sergei Rachmaninov

ロシア後期ロマン派を代表する偉大な作曲家、セルゲイ・ラフマニノフさん。
彼の数ある名作のなかでも、春の季節にオススメしたいのが本作です。
もともとは1902年の4月ごろに歌曲として作曲された作品ですが、のちにラフマニノフ自身の手によってピアノ独奏版へと編曲されました。
ライラックの花むらに幸福を探すという原曲の歌詞の世界観が、ピアノの繊細なタッチで見事に表現されています。
朝露に濡れた花びらのようなキラキラとした高音部は、聴く人の心を春の喜びに誘うでしょう。
結婚を控えた幸福な時期に書かれた本作は、優美でロマンティックな春の情景に浸りたい方には、まさにうってつけの作品ですね。
ジュ・トゥ・ヴNEW!Erik Satie

フランスの異端児とも呼ばれる作曲家、エリック・サティさん。
『ジムノペディ』のような静かな楽曲が有名ですが、春の陽気に誘われるような愛らしい作品も残しています。
なかでも春にピッタリな1曲としてオススメしたいのが本作。
元々はシャンソンとして1902年11月ごろに登録された本作ですが、現在ではピアノソロとしても広く愛されています。
「あなたが欲しい」という情熱的な意味を持ちながらも、曲調は優雅で親しみやすいワルツです。
映画『Paris Can Wait』のサウンドトラックにも収録されるなど、映像作品との相性も抜群ですね。
心地よい3拍子のリズムは、春の午後のティータイムにいろどりを添えてくれることでしょう。
3つの演奏会用練習曲 第3曲 変ニ長調『ため息』NEW!Franz Liszt

穏やかな春の風を思わせる、流れるようなアルペジオが印象的な作品です。
フランツ・リストが手がけた『3つの演奏会用練習曲』の第3番にあたる本作は、1849年初頭に出版された本作品のなかでも、際立って美しい旋律を持っていることで知られています。
左右の手がなめらかに交差しながらメロディを歌い継ぐ奏法は、視覚的にも非常に優雅で、聴く人を夢見心地にさせてくれますね。
変ニ長調の持つ柔らかな響きは、冬から春へと移ろいゆく季節の暖かさを感じさせてくれるでしょう。
超絶技巧で知られるリストですが、本作は技術以上に詩的な表現力が求められます。
心に安らぎを求める方や、ロマンティックな曲想に浸りたい方にぜひ演奏していただきたい1曲です。
春の洪水 Op14-11NEW!Sergei Rachmaninov

ロシアを代表する作曲家、セルゲイ・ラフマニノフさんが1896年に出版した歌曲集『12 Romances』。
1896年に出版された、若き情熱あふれる作品です。
そのなかの第11曲として収録されているのが本作です。
もともとは歌曲ですが、非常に高度な技術を要する激しくうねるピアノパートが特徴で、まるで雪解け水がせきを切って押し寄せるような迫力があります。
穏やかな春というよりは、生命力にあふれた力強い春を感じたい方にオススメです。
冬から春へと変わる劇的な瞬間を味わいたい方は、ぜひチェックしてみてください。
カノンNEW!Johann Pachelbel

誰もが一度は耳にしたことがあるであろう、クラシック音楽のなかでも屈指の知名度を誇る名曲。
ヨハン・パッヘルベルによる本作は、バロック時代に書かれた室内楽作品ですが、今やピアノソロの定番として愛されています。
「カノン進行」と呼ばれる和声の流れは、J-POPなど多くの名曲の基礎にもなっていますよね。
繰り返される低音の上で優雅に絡み合うメロディは、春の穏やかな風を感じさせてくれます。
左手のペースを保ちながら、右手で旋律を歌い上げるのが演奏のコツ!
結婚式や卒業式など、人生の節目を彩るシーンにもピッタリなので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。
24の前奏曲 ト長調 作品28 – 3NEW!Frederic Chopin

非常に短い24の小品が集められたフレデリック・ショパンのアルバム『24の前奏曲』。
多くある収録作のなかでも、春のきらめきを感じさせる1曲として紹介したいのが、第3曲にあたるト長調の本作です。
1839年1月には曲集の完成を伝える手紙が書かれており、本作もその時期に仕上げられました。
わずか1分にも満たない短い演奏時間のなかには、雪解け水のように流れる左手の伴奏と、軽やかに舞う右手の旋律が見事に凝縮されています。
粒立ちのよいタッチが求められるため演奏家にとっては悩ましい作品ですが、聴き手にとっては春の穏やかで明るい雰囲気を感じさせるすばらしい作品です。



