名作が勢ぞろい|春を感じさせるピアノ曲
ピアノ曲には春をテーマにした名曲がたくさん存在します。
メンデルスゾーンの『春の歌』からランゲの『花の歌』など、挙げればキリがありませんよね。
今回はそんな春のピアノ曲のなかでも、名作との呼び声が高い作品をピックアップしました。
作品の魅力や製作背景、さらには演奏難易度など、さまざまな観点から解説していますので、ピアノを弾く方もそうでない方も楽しんでいただけると思います。
それではごゆっくりとお楽しみください。
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名作が勢ぞろい|春を感じさせるピアノ曲(11〜20)
春Frederic Chopin

ピアニストを悩ませる楽曲から聞き手に癒やしを与える楽曲まで、多くの名曲を残してきたフレデリック・ショパン。
多くあるショパンの作品のなかでも、特に春にピッタリな1曲としてオススメしたいのが、こちらの『春』。
ト短調にまとめられた本作は、やや物悲しい曲調に仕上げられているものの、春という季節の淡さを見事に表現しています。
特に日本は春と秋が短い国なので、この旋律はよりしっくりと来るのではないでしょうか?
朝からどんよりと雲がただよい、パラパラと雨が降ってくる。
そんな春のシチュエーションにピッタリな1曲です。
華麗なる大円舞曲Frederic Chopin

ポーランドが誇るピアノの詩人、フレデリック・ショパンのピアノ曲の中でも華麗で印象的な作品です。
舞踏音楽としての華やかさと深い芸術性が融合しており、聴く人を魅了します。
ウィーン風ワルツへの批判的態度を持ちつつ、商業的成功も意識した作品となっています。
1833年に発表され、後にロシアの作曲家イーゴリ・ストラヴィンスキーがバレエ用に編曲するなど、多くの音楽家に影響を与えました。
クラシック音楽に興味があり、華やかで技巧的な曲を楽しみたい方におすすめです。
ピアノの魅力を存分に味わえる一曲となっています。
花の歌Gustav Lange

華やかで軽快な旋律が魅力のグスタフ・ランゲ。
1830年生まれのランゲは、ベルリンを中心に活躍した作曲家です。
約500曲ものピアノ作品を残したランゲですが、中でも春の息吹を感じさせるこの楽曲は、多くのピアノ愛好家に愛されています。
優雅で軽やかな曲調は、聴く人の心を優しい気持ちにさせます。
演奏難易度はそれほど高くありませんが、細やかな表現力が求められる一曲。
ペダルワークにも工夫が必要で、演奏者の技術向上にぴったりです。
美しいメロディーと爽やかな雰囲気を楽しみたい方におすすめの作品ですよ。
愛の喜びFritz Kreisler

ウィーンの伝統的なワルツの要素を取り入れた軽やかな舞曲で、明るく陽気な旋律が特徴です。
聴く人に喜びや楽しさを伝える作品となっており、心の底から湧き上がる幸福感を表現しています。
1905年に発表された『3つの古いウィーンの舞曲』の一部として作曲され、当初は19世紀の作曲家の作品として紹介されていました。
ヴァイオリンとピアノのデュオとして演奏されることが多いですが、ピアノソロや他の楽器編成によるアレンジも存在します。
クラシック音楽の名曲として広く親しまれており、映画やテレビ番組、CMなどでも頻繁に使用されています。
明るく華やかな旋律が魅力的な本作は、クラシック音楽初心者の方にもおすすめです。
エチュード第13番変イ長調Op.25-1「エオリアンハープ」Frederic Chopin

春の息吹を感じさせるこの曲は、流麗なアルペジオの連続が特徴的です。
右手が奏でる絶え間ない音の流れは、まるで風に揺れるハープの音色のよう。
その中に左手で紡がれる繊細な旋律が織り込まれ、牧歌的な風景を思い起こさせます。
1836年から1837年にかけて作曲されたこの作品は、技術的な練習曲でありながら、深い音楽的表現を追求しています。
演奏時間は約2分30秒ですが、その短い時間に芸術性と技巧が凝縮されています。
ピアノ学習者はもちろん、美しい音楽に心を癒されたい方にもおすすめの1曲です。
愛のワルツMoritz Moszkowski

モーリッツ・モシュコフスキの名作『春、5つの小品』の1つとして知られる名曲『愛のワルツ』。
春にまつわるタイトルではないものの、作品全体が春をテーマにしているため、本作には春をイメージさせるフレーズが多く登場します。
繊細なタッチが必要とされる楽曲のため、演奏家にとっては悩ましい作品ですが、聞き手にとっては春の穏やかで淡い雰囲気を感じさせるすばらしい作品です。
中盤からやや重厚なメロディーに転調する部分からは、別れなども多い春の悲しげな側面をイメージできますね。
名作が勢ぞろい|春を感じさせるピアノ曲(21〜30)
美しき青きドナウJohann Strauss II

19世紀ウィーンを代表する作曲家、ヨハン・シュトラウス二世の名作。
春の訪れを喜ぶように美しく流れるメロディは、ドナウ川の豊かな恵みを連想させます。
一見華やかな楽曲ですが、実は社会への風刺が込められているんです。
当時のウィーンの人々の苦悩や政治への批判を巧みに織り込んでいるのですね。
しかし、そんな思いを軽やかなワルツに乗せることで、聴く人の心を前向きにさせる力を持っています。
春の訪れとともに、新しい希望を感じたい方にぴったりの一曲です。


