名作が勢ぞろい|春を感じさせるピアノ曲
ピアノ曲には春をテーマにした名曲がたくさん存在します。
メンデルスゾーンの『春の歌』からランゲの『花の歌』など、挙げればキリがありませんよね。
今回はそんな春のピアノ曲のなかでも、名作との呼び声が高い作品をピックアップしました。
作品の魅力や製作背景、さらには演奏難易度など、さまざまな観点から解説していますので、ピアノを弾く方もそうでない方も楽しんでいただけると思います。
それではごゆっくりとお楽しみください。
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名作が勢ぞろい|春を感じさせるピアノ曲(1〜20)
春の歌Antonín Dvořák

アントニン・ドヴォルザークの名曲『春の歌』。
本作は『詩的な音画 Op.85 B.161』に収録されています。
ドヴォルザークといえば、流れるような美しいメロディーが印象的ですが、『春の歌』もそういった作品と同じく、軽やかで流れるようなメロディーが特徴です。
演奏者にとっては右手も左手も激しい楽曲ですが、聴いている分にはそういった激しさを感じないと思います。
優雅な朝を迎えたい時のBGMにオススメです。
ぜひチェックしてみてください。
愛の夢Franz Liszt

ロマン派を代表する作曲家、フランツ・リストが手掛けたこの名曲。
もともとは3つの歌曲からなる作品集で、1850年にリスト本人によってピアノ独奏用に編曲されました。
本作の魅力は、技巧的な要素とロマンティックな音色が織りなす調和にあります。
聴く人の心を打つ美しいメロディーは、演奏者に豊かな表現の機会をもたらします。
リストの恋愛経験や当時の心情が反映されているとも言われ、愛の重要性と限界について考えさせられる内容となっています。
ピアノを愛する方々にぜひおすすめしたい一曲です。
春Frederic Chopin

ピアニストを悩ませる楽曲から聞き手に癒やしを与える楽曲まで、多くの名曲を残してきたフレデリック・ショパン。
多くあるショパンの作品のなかでも、特に春にピッタリな1曲としてオススメしたいのが、こちらの『春』。
ト短調にまとめられた本作は、やや物悲しい曲調に仕上げられているものの、春という季節の淡さを見事に表現しています。
特に日本は春と秋が短い国なので、この旋律はよりしっくりと来るのではないでしょうか?
朝からどんよりと雲がただよい、パラパラと雨が降ってくる。
そんな春のシチュエーションにピッタリな1曲です。
愛のワルツMoritz Moszkowski

モーリッツ・モシュコフスキの名作『春、5つの小品』の1つとして知られる名曲『愛のワルツ』。
春にまつわるタイトルではないものの、作品全体が春をテーマにしているため、本作には春をイメージさせるフレーズが多く登場します。
繊細なタッチが必要とされる楽曲のため、演奏家にとっては悩ましい作品ですが、聞き手にとっては春の穏やかで淡い雰囲気を感じさせるすばらしい作品です。
中盤からやや重厚なメロディーに転調する部分からは、別れなども多い春の悲しげな側面をイメージできますね。
花の歌Gustav Lange

華やかで軽快な旋律が魅力のグスタフ・ランゲ。
1830年生まれのランゲは、ベルリンを中心に活躍した作曲家です。
約500曲ものピアノ作品を残したランゲですが、中でも春の息吹を感じさせるこの楽曲は、多くのピアノ愛好家に愛されています。
優雅で軽やかな曲調は、聴く人の心を優しい気持ちにさせます。
演奏難易度はそれほど高くありませんが、細やかな表現力が求められる一曲。
ペダルワークにも工夫が必要で、演奏者の技術向上にぴったりです。
美しいメロディーと爽やかな雰囲気を楽しみたい方におすすめの作品ですよ。